安部憲幸
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安部 憲幸(あべ のりゆき、1945年5月8日 - )は、元朝日放送(ABC)のアナウンサーで、フリーアナウンサーである。島根県安来市出身、國學院大学文学部日本文学科卒業。血液型はA型。愛称は「アベロク」。由来は、6チャンネル(朝日放送)の安部から来ているといわれている(大学に6年通ったからという説もある。また、ABCの後輩アナウンサーで、部下でもある苗字が同じ読みの阿部成寿との区別にもなっている)。
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[編集] 来歴・人物
1970年、朝日放送へ入社(同期に金木賢一らがいる。)。以来、プロ野球中継の実況やラジオのワイド番組パーソナリティーなどで活躍。2005年に定年を迎えたが、ラジオ局コメンテーターとしてしばらくは在籍したが2006年3月31日に36年間勤めたABCを退職。
1988年10月19日のロッテ対近鉄のダブルヘッダー(10.19)の中継を実況したことでも知られている。そのときの名言が「this is プロ野球」だった(ちなみに放送時間が押し、ニュースステーションの枠を使っての放送延長が行われていた最中に出た発言であったため、イニング終了と共にスタジオに画面が切り替わった際、久米宏が「this is ニュースステーションです」と機転を利かせた発言をした)。
1994年には、テレビゲーム実況パワフルプロ野球'94(スーパーファミコン、コナミ)で、スポーツゲームの実況という初の試みに挑戦。以来、長期に渡り同シリーズの実況を担当した。
プロ野球の中でも特に熱狂的な近鉄ファンとして知られ、自身がパーソナリティーをしていたラジオ番組内でも、「後100連勝すれば、(近鉄の)優勝ですから!」と言う様な発言は、もはや日常茶飯事的と言っても過言ではなかった。(極めつけは、1987年夏の甲子園でPL学園が群馬・中央高校に勝利した際に「7対2で近鉄が勝ちました!」とテレビ実況で叫んでしまったこと)また上司で大先輩の植草貞夫アナとは対照的に、実況中継での意味不明な駄洒落を用いた絶叫が人気を呼んだ。例えば「ぐりぐりぐりぐりオグリビー!」や、痛烈な打球が飛んだときの「つぅーれつっ!」。高校野球のラジオ中継での選手紹介の時には「タイガーにバンブーで『虎竹』です」と説明してみたりもしていた。酔った時の口癖は「迷惑やったら言うてや」。
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ABC時代