全国高等学校野球選手権大会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
全国高等学校野球選手権大会(ぜんこくこうとうがっこうやきゅうせんしゅけんたいかい)は、朝日新聞社と日本高等学校野球連盟の主催で、毎年8月に行われる日本の高校野球大会。兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で約2週間の日程で行われ、夏休み中に行われることもあり、子供からオールドファンまで、幅広い年齢層に根強い人気がある。5年に1度(下1桁が0と5の回)は記念大会として実施されている。優勝旗の色は深紅で、「深紅の大優勝旗」と呼ばれる。通称は「夏の(高校野球)大会」、「夏の甲子園」、「高校野球」、「夏の選手権」。
目次 |
[編集] 概要
- 代表校は各府県1校ずつ、北海道は南北海道・北北海道で2つに分けた2校、東京都は東東京・西東京で2つに分けた2校、合計49校。6月中旬から7月下旬にかけて行う地方大会で勝ちあがった学校が出場できる。大会は地方大会、全国大会ともにトーナメント方式で開催される。1977年まで、学校数の少ない府県は2つで1つの代表を選出していた。詳しくは全国高等学校野球選手権地方大会・消滅した全国高等学校野球選手権地方大会の一覧の項を参照。
- 前述の様に負けたら終わりのトーナメント方式の予選は厳しく、全国の参加校は現在で4000校以上である。参加校数だけで言えば、250校以上出場の北海道と東京都は2校、それ以外は50校未満(例:福井県、鳥取県)の小地区でも、150校以上(例:埼玉県)の大地区でも1校だけで、特に大阪府・神奈川県・愛知県・兵庫県の地方大会は非常に狭き門である。また1998年の80回記念大会では、埼玉県、千葉県、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県が2校に拡大された(大阪府は南北、他の5県は東西に分けて予選を行った)。現在では大都市圏から地方の高校へ野球留学も多いため、「人口が多い神奈川県・大阪府・愛知県・埼玉県・兵庫県・千葉県・福岡県は出場枠を2校にすべき」の声は多い。
- 大会の基本的なルールは選抜高等学校野球大会と同じ。地方大会では得点差によるコールドゲーム制度が実施されている。但し決勝戦については適用されない。
- 組み合わせ抽選は、大会直前に行われる組み合わせ抽選会でまず1-3回戦の組み合わせを決定(合わせて選手宣誓者も決定される)し、その後準々決勝と準決勝以降はその都度甲子園球場で決定される。シード制もなく、初戦で注目校同士の対戦になる事が多い(1994年度までは初戦=1回戦、2回戦の一部=が大会直前に決定し、その後の組みあわせは随時甲子園で抽選して決定していたが、阪神・淡路大震災による交通障害、あるいは選手の健康管理上試合スケジュールの均一化を図ることから1995年度からこの方式に変更された)。
- 準々決勝は2002年度までは1日4試合を一括開催したが、2003年度から選手の健康管理を考えて1日2試合ずつの2日間開催に変更した。但し雨天中止による日程遅延が3日間以上続いた場合は日程消化の関係で4試合を一括開催する。この関係で長年8月8日にほぼ固定されていた開幕日が1-2日程度前倒しして行われるようになった。
- 3年生部員にとって、この大会で負けることを高校野球生活の終わりという意味をこめて夏が終わると表現する(ただしベスト8に残った場合は国体出場がほぼ確実となるため、高校野球生活の終わりという意味では不適当である)。また、負けたチームが甲子園の土を持ち帰ることはもはや恒例であり、伝統である(優勝したチームも土を持ち帰る事が多い)
- 大会歌は第29回までは山田耕筰作曲、陸軍戸山学校合唱団が歌いポリドールより発売された「全国中等学校優勝野球大会の歌」。「いさおし、撃ちてし止まん」等、文語体で詩が統一されている。いわゆる「春の選抜」(全国選抜中等学校野球大会。現在の選抜高等学校野球大会)の大会歌は「全国選抜中等学校野球大会の歌」であって作曲者、歌唱者さらにレコードレーベルが同じだったが、曲調と詩は、合間に手拍子が挿入されているなど、先の「夏の大会歌」とは全く異なっていた。
- 今日の『栄冠は君に輝く』は山田耕筰に心酔していた古関裕而作曲によるもので、「全国高等学校野球大会の歌」の副題が添えられ、伊藤久男とコロムビア男声合唱団によって歌われて、1949年に日本コロムビアからレコードを発売。第30回から大会歌となった。「春の選抜」でも流されていることは既に衆知であろう。
- 日本の電力供給は全国高等学校野球選手権大会をピークに調整を行っている。
- 高校野球は色々な感動的なドラマを生み出し、思いもよらない結末を迎えることから「甲子園には魔物が住む」という言葉がある。決勝戦は例年、視聴率が非常に高い。
[編集] 割り当てる試合数
- 1日に割り当てられる試合数は現在最大4試合だが、試合日によってその試合数は変動する。前述のように、2003年から原則として準々決勝は選手の健康管理(大会後半の連戦による疲労予防のため)を考慮し2日間(各2試合ずつ)に変更している。但し、雨天中止などによる日程消化の過密化で3日間以上の延期があった場合、準々決勝の試合を1日4試合一括して開くこととする。2003年も実際雨天中止が多かったため準々決勝は4試合一括となったため、2日間分催は実質上2004年が最初だった。
- 1日の通常の試合数
- 4試合開催日(第1試合開始8:30、かつては8:00開始の時もあった) 2日目-4日目(1回戦)、6日目-8日目(2回戦)、10-11日目(3回戦)
- 3試合開催日(※1第1試合開始9:30) 初日(1回戦 ※2)、5日目(1、2回戦)、9日目(2回戦) ※2
- ※2初日は開会式があるため、終了後の10:20試合開始。 ※1・・2007年の選抜大会より3試合開催日の第1試合開始が9:00になった為変更になる可能性有り
- 2試合開催日(第1試合開始11:00) 準々決勝、準決勝開催日(通常12-14日目)
- 1試合開催日(試合開始13:00) 決勝開催日(通常15日目)
- 第2試合以後はグラウンド整備、試合前の事前練習の関係もあるため、原則として前の試合終了後30分の間隔を置いてから試合を行う。
[編集] 歴史

- 1915年 第1回 全国中等学校優勝野球大会が豊中球場で行われる。
- 1916年 第2回 敗者復活制度が施行される(1917年の第3回まで)。
- 1917年 第3回 会場が鳴尾球場に変更される。
- 1918年 第4回 米騒動の影響で出場校は出揃ったものの中止。
- 1924年 第10回 会場が甲子園球場に変更される。
- 1933年 第19回 準決勝の中京商対明石中の試合が延長25回で決着(中京商が勝利)。中京商は第17回大会から大会史上唯一の3連覇。
- 1940年 第26回 全日本中等学校体育競技総力大会の一部門として開催。この大会を最後に外地の地区予選が消滅。
- 1941年 第27回 太平洋戦争の影響で地区予選の途中で中止 (-1945年)。
- 1946年 第28回 全国中等学校野球連盟結成。西宮球場で大会を再開。
- 1947年 第29回 会場を甲子園球場に戻す。
- 1948年 第30回 学制改革により全国高等学校野球選手権大会に名称を変更。
- 1956年 第38回 初のナイター試合(伊那北対静岡)。
- 1957年 第39回 この大会から勝利校の校歌演奏と校旗掲揚が開始される。
- 1958年 第40回 40回記念大会として、全国各都道府県とアメリカ施政下にあった沖縄の代表を含めた47校で開催。このため西宮球場と2会場に分かれて開催された。準々決勝の徳島商対魚津が春夏通じて初の引き分け再試合(魚津対徳島商延長18回引き分け再試合)。また、この大会から新優勝旗(現在の優勝旗)となり、柳井が初の現優勝旗での優勝校となる。
- 1959年 第41回 この年から北海道代表が南北2代表に分かれる。
- 1960年 第42回 打者用ヘルメットの着用が義務化。
- 1962年 第44回 作新学院高等学校が初の春夏連覇達成。
- 1963年 第45回 45回記念大会として、全国各都道府県(北海道は2代表)とアメリカ施政下にあった沖縄の代表を含めた48校で開催。このため西宮球場と2会場に分かれて開催された。
- 1965年 第47回 走者に対してもヘルメットの着用が義務化。
- 1968年 第50回 50回記念大会として、全国各都道府県(北海道は2代表)とアメリカ施政下にあった沖縄の代表を含めた48校で開催(全試合を甲子園で開催し、西宮は使用せず。以後は全て甲子園開催)。
- 1969年 第51回 松山商対三沢の試合が、春夏通じて初の決勝戦引き分け再試合。翌日の再試合は松山商が勝利し優勝(三沢対松山商決勝延長18回引き分け再試合)。
- 1972年 第54回 耳付きヘルメットの着用が義務化。
- 1974年 第56回 金属バットを採用。また、この大会から東京代表が東西2代表に分かれる。
- 1978年 第60回 60回記念大会として、全国各都道府県(北海道、東京は2代表)代表の49校で開催。この大会から初戦が東西対決になる。
- 1979年 第61回 この大会より、正式に現行の49代表制で開催。箕島が公立高校で唯一の春夏連覇を達成。
- 1992年 第74回 高知県代表の明徳義塾が石川県代表の星稜・松井秀喜(現N.Y.ヤンキース)に5打席連続敬遠を行い、大きな問題に発展(松井秀喜5打席連続敬遠事件)。
- 1998年 第80回 記念大会。埼玉、千葉、神奈川、愛知、大阪、兵庫の各地区を2分割し、55代表校で実施。横浜高校が春夏連覇を達成。決勝で松坂大輔が決勝では59年ぶりのノーヒットノーランを達成。
- 2004年 第86回 南北海道代表の駒大苫小牧が東北・北海道勢として初優勝。
- 2005年 第87回 明徳義塾が、発覚した不祥事を理由に出場を辞退し、高知が代替出場。駒大苫小牧が史上6校目(学制改革後では初)の2連覇を達成。
- 2006年 第88回 駒大苫小牧対早稲田実業の試合が大会史上2度目(延長15回引き分け再試合制度になってからは初)の決勝戦引き分け再試合。翌日の再試合は早稲田実が4-3で勝利し優勝。
- 2008年 第90回 開催日が当初8月8日開幕となっていたが、第29回北京オリンピックの開催期間に重なる事から会期を史上最速の8月2日開催にする事、出場校も従来の49校から6校増しの史上最多タイの55校とする事が決定した。スケジュールの都合上、出場55校が大阪に集結した抽選会は省略され地方代表決定戦終了後に組み合わせ抽選を行う予定。
[編集] 夏の高校野球に関する様々なエピソード
[編集] 各種記録
高校野球全国大会の記録一覧を参照。
[編集] テレビ・ラジオ中継
[編集] NHKでの中継
- 1954年からNHK(日本放送協会)が総合テレビと教育テレビのリレー方式で完全生中継を行っている(総合テレビはニュースや12時台の定時放送枠、全国戦没者追悼式、国会中継=開催時=による中断があるため)。地上デジタル放送でも同様にリレー方式をとるため、マルチ編成は行わない。衛星第2テレビでは以前はほぼ完全に近い形で放送していたが、現在は開会式、準々決勝、準決勝、決勝、閉会式のみの放送となる(小笠原諸島、沖縄県大東島地方の地上波テレビの衛星再送信中継局ができるまでは、東・西東京代表と沖縄県代表出場校の試合も放送されていた)。また海外向けのNHKワールド・プレミアム(準決勝、決勝・閉会式 2006年度の準決勝、決勝・閉会式は録画による時差放送)やNHKワールド・ラジオ日本(決勝・閉会式のみ ラジオ第1放送と同時放送)でも放送される(海外向けの放送は春の選抜大会と同様である)。
- 基本的な放送時間帯(4試合日の場合、2006年現在)
- 総合テレビ
- 平日 8:35-11:45、13:05-18:00
- 土曜日 9:15-11:54、13:50-18:00
- 日曜日 10:05-11:54、13:05-18:00
- 教育テレビ
- 平日 11:45-13:05、18:00-最終試合終了まで
- 土曜日 8:30-9:15、11:54-13:50、18:00-最終試合終了まで
- 日曜日 8:35-10:05、11:54-13:05、18:00-最終試合終了まで
- ラジオ第1放送 8:25-11:50(当該試合に地元校が出場する地域のみ12:00まで延長する場合があり、交通情報・気象情報はFMのみ放送される)、12:15-最終試合終了まで(18:50以降も試合が続いている場合、18:50よりニュースを挟んで19:30より試合終了まで中継)テレビ中継と同様に、アナウンサーとゲスト解説者により放送されるが、1985年までは決勝戦以外はアナウンサー一人で実況中継をおこなっていた。試合進行を淡々と余談をあまり挟まずに実況するため、オールドファンにはアナウンサー単独のラジオ中継を懐かしむ声がある。
- ※なお全国戦没者追悼式、国会中継、その他重要な事件などにより、総合テレビ、ラジオ第1放送、衛星第2テレビで中継が出来ない場合は、それぞれ教育テレビ、FM放送(全国戦没者追悼式を除く)、衛星第1テレビ(全国戦没者追悼式を除く)で振り替えて中継する(FM放送については、原則関西地方と当該試合に地元校が出場する地域のみ)。但し震度6以上の地震の発生や、津波予報が発表された場合は、NHKの全メディアが臨時ニュースに切り替わる為、その間中継は中断される。
- 地方大会の中継
総合テレビでは、各地方大会の決勝戦(一部地域では準々決勝・準決勝も含む)を放送している。特殊な例は以下の通り。
- 関東・東海・近畿広域圏ではVHFチャンネル(総合、教育)で地域を分担して決勝戦の中継を行っている。
- 北海道内では、南北海道大会・北北海道大会を準決勝から生中継。両大会とも準決勝・決勝戦は原則全道放送するが、同日に重なった場合はローカル放送(今後行われる地上デジタル放送ではマルチ編成となる可能性もある)となり、札幌・函館・室蘭放送局では南大会を、旭川・帯広・釧路・北見放送局では北大会を中継する。なお、旭川・帯広・釧路・北見放送局では南大会、札幌・函館・室蘭放送局では北大会の試合経過速報も随時伝えている。
ラジオ第1では、地方大会も1回戦から中継している。
- 本州各地区の場合、1回戦などは複数の球場で同時に行われることが多いため、中継は1球場のみ、その他の球場からは随時試合結果・経過速報を伝える形をとっている場合が多い。
- 関東地区は、東西東京代表はラジオ第1放送で決勝戦のみ、その他の県代表はFM放送を使い、準決勝・決勝が放送される。
- 北海道内では、各地の支部予選は支部代表決定戦のみ道内各局別に放送し、南・北北海道大会は1回戦から全試合を中継。すべてローカル放送であり、札幌・函館・室蘭放送局では南大会を、旭川・帯広・釧路・北見放送局では北大会を中継する。
- 沖縄大会では準々決勝からラジオ中継している(準々決勝は2球場で開催している為、決勝戦が行われる球場での試合が中継される)。
- その他
- 地方大会・全国大会ともに、教育テレビで放送されている場合は、現在NHKテレビで唯一となった12時の時報が放送されないため、テレビやビデオなどに内蔵されているジャストクロック(自動時刻調整)が機能しないことが多い。
- 北海道では駒大苫小牧の活躍を受けて、2005年・2006年に決勝戦を生中継とは別に、録画で深夜に再放送している。
[編集] 民放での中継
- ABC(朝日放送)は、ラジオは開局翌年の1952年(第34回大会)から、テレビは前身の大阪テレビ放送時代の1957年(第39回大会)から1回戦から決勝まで、生中継を実施している。サンテレビジョンと提携した1985年以降は、土曜日と準々決勝以降を除き、昼の時間帯は近畿圏の独立UHF局とのリレーネットも実施している(CMも通常の全画面ではなく画面隅に追いやって放送)。
- また2001年からは、BS朝日でも朝日放送との同時放送を行っている(ハイビジョン中継、双方向データ放送あり。ただしCMは4:3の標準形式画像で全画面放送し、提供クレジットはCM終了後の後クレのみ表示となり、1本のCMを放送するたびにおこなう)。また、CS放送「スカイ・A」でも生中継終了後、録画で放送される。
- なお、朝日放送による中継については「全国高校野球選手権大会中継」の項も参照。
- テレビ朝日は準決勝も一部中継(14,15時台)するが、放送時間の延長はしない(2004年と2006年は放送無し)。メ~テレと九州朝日放送(2006年度)は開会式と決勝戦のみ放送。
- 関西地方以外の地域で地元代表校出場試合が放送される場合(決勝は除く)、映像はABCテレビからのネットワークを受けるが、実況は地元の放送局が派遣したアナウンサーによる「地元校応援実況」となる。
- その他の地域は以下の通り。
- 北海道はANN系列局の北海道テレビ放送(HTB)で中継されるが、地方大会は南北海道大会(決勝)のみ、全国大会は南北海道代表・北北海道代表の出場試合がともに中継される。
- 茨城県、愛知県、大阪府を除く関東、東海、近畿の各地方大会は独立UHF局で中継されている(開幕戦から放送する地域と日程の途中=概ねベスト16以後の試合を流す地域がありまちまち)。
- 群馬県は、地方大会と本大会を群馬テレビが中継、独立UHF局として唯一地元校応援実況をしている。
- 東東京・西東京大会は、テレビ朝日と独立UHF局・東京メトロポリタンテレビジョン(TOKYO MX)の2局が中継している。テレビ朝日はダイジェスト版を放送し(2006年は放送無し)、TOKYO MXは生中継(以前は一回戦から決勝まで放送していたが、現在は神宮球場での準々決勝以降の試合のみ生中継放送)する。
- 山梨県は、地方大会は決勝のみNNN系列の山梨放送が、本大会はJNN系列のテレビ山梨が中継している(かつては本大会も山梨放送が中継した)。なお甲府市や周辺市町に限り、地方大会は山梨放送のほかに、ケーブルテレビ局日本ネットワークサービスが自主放送チャンネルを複数利用して、1回戦から決勝まで、全3会場のうち甲府市内2会場で行われる試合はすべて中継している(制作も同社で行っている)。
- 富山県は、地方大会はNNN系列の北日本放送が中継していたが、現在は生中継を行わず夕方にダイジェスト版を放送する。本大会は主催新聞社の朝日新聞社と資本関係があるFNN系列の富山テレビ放送が中継している(全国で唯一FNN系列での放送、かつては本大会も北日本放送が中継した)。
- 福井県はNNN・ANNクロスネット局の福井放送が中継している。本大会は地元代表校が出場する試合もABCの実況を流す。
- かつて静岡県では県予選をすべての民放で中継したことがあった。現在は静岡朝日放送(SATV)のみ
- 和歌山県はWTVテレビ和歌山とWBS和歌山放送が地方大会全試合を生中継。
- 鳥取県は、地方大会はNNN系列の日本海テレビジョン放送が、本大会はJNN系列の山陰放送が中継している。
- 島根県はJNN系列の山陰放送が中継している。
- 徳島県は、地方大会のみNNN系列の四国放送が中継している(かつては本大会も中継した)。
- 高知県はJNN系列のテレビ高知が中継している(かつてはNNN系列の高知放送が中継した)。
- 宮崎県はJNN系列の宮崎放送が中継している(かつてはANN系列でもあるテレビ宮崎が中継したこともある)。
- 岡山県と香川県が放送区域になっている瀬戸内海放送は、岡山・香川の両地方大会と両代表校の試合を生中継する。
- 茨城県と佐賀県では民放での中継は行っていない(スカイ・Aの地方大会決勝戦全試合放映の茨城県の試合については東京ケーブルネットワーク制作)。
- 民放ラジオによる地方大会の中継
- 県域民放テレビ局の無い茨城県ではAM局の茨城放送が中継を行っている。
- 県域民放AM局の無い群馬県ではFM局のFMぐんまが中継を行っている。
- かつてはテレビ朝日と関係を持っていた文化放送が東西東京・神奈川・千葉・埼玉県大会の決勝戦を中継していた時期がある。
なお、解説者については高校野球解説者一覧を参照のこと。
[編集] 夏の高校野球の球史に残る試合
- 中京商対明石中延長25回
- 魚津対徳島商延長18回引き分け再試合
- 掛川西対八代東延長18回引き分け再試合
- 三沢対松山商決勝延長18回引き分け再試合
- 高松商業対仙台育英延長17回
- 逆転のPL
- 箕島対星稜(第61回全国高等学校野球選手権大会3回戦)
- 松井秀喜5打席連続敬遠事件
- PL学園対横浜延長17回
- 駒大苫小牧対早稲田実業決勝延長15回引き分け再試合
[編集] 関連項目
- 高校野球
- 選抜高等学校野球大会(春の甲子園)
- 全国高等学校野球選手権歴代優勝校
- 全国高校野球選手権大会中継
- 団体専用列車
- 植草貞夫
- 甲子園への道
- 熱闘甲子園
- 全国高等学校野球選手権地方大会
- 消滅した全国高等学校野球選手権地方大会の一覧
- 死のロード
[編集] 外部リンク
高校野球 | ||
---|---|---|
選抜高等学校野球大会 | 全国高等学校野球選手権大会 | 選手権大会地方予選 |
1924 |
1915 | 1916 | 1917 | (1918)中止 | 1919 |
|
カテゴリ: 節現在進行 | 全国高等学校野球選手権大会 | 朝日新聞社のイベント