寿福院
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寿福院(じゅふくいん、元亀元年(1570年) - 寛永8年(1631年))は、加賀藩初代藩主前田利家の側室。朝倉氏家臣・上村新兵衛の三女。正室お松の方(芳春院)の侍女として前田家に入ったが、文禄・慶長の役において名護屋の陣中にあった利家に見初められ側室となり、3代藩主利常を生んだ。
本名は「千代」。前田家に仕えるにあたり、同家6女の「千世」と音が同じということで、「千代保」(ちょぼ、おちょぼとも)と改名させられた。
2代藩主・利長の死後、息子の利常が藩主だったため、芳春院と入れ替わりに江戸へ下向し、人質となる。
2007年1月より、北國新聞に利常~綱紀の前田3代を扱った小説『われに千里の思いあり』(中村彰彦作)が連載されているが、「おちょぼ」は前半の主役として登場している。
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