尾松駅
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尾松駅(おまつえき)は、宮城県栗原市栗駒稲屋敷にあったくりはら田園鉄道くりはら田園鉄道線の駅である。2007年、路線の廃止に伴い廃駅となった。
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[編集] 駅構造
単式ホーム1面1線を有する地上駅。ホーム上に小さな待合室があった。改札口、切符売り場、公衆便所はなかった。乗客は踏切横の細い道を歩き、低い坂をのぼってホームに上がった。無人駅であった。
[編集] 駅周辺
平野の中の独立丘陵の谷間にあった。丘は杉林で、周りの平野は水田農村地帯である。駅のまわりに商店や住宅地はない。 軽便鉄道だった栗原鉄道時代はこの丘陵をトンネル(赤坂山トンネル)によって通過していたが、昭和30年の改軌時に切り通しにより越える方法に変更し、廃止を迎えた。駅ホームの山側の雑木の中にトンネル坑口跡を望むことができる。