平成あっぱれテレビ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
『平成あっぱれテレビ』(へいせいあっぱれてれび)は、1990年から2001年まで日本テレビ系列で元日に放送された単発特別番組である。
目次 |
[編集] 番組概要
開始前年の1989年まで続いた「豪華!スター家族対抗初春ジャンボクイズ!」(9:30~11:35)と「輝け人気スターチーム対抗大合戦!」(12:00~13:55)など、元日の朝9:30~16:30に放送されていた番組を廃止・統合した形で始まった番組である。これらの番組は最後に放送された年の1989年が昭和64年だった。
主体は日本テレビ本社・Gスタジオ(現在の麹町分室・Gスタジオ)から生放送した。
番組開始当初は同スタジオから歌やゲームを行うものだったが、1995年からは東京ドーム(1999年は神宮球場)で行うお年玉争奪ホームラン対決や、東京サマーランドから行ったお年玉争奪水泳大会の中継があった。
番組開始当初は『平成あっぱれテレビ博』だったが、その後この番組に変わり、そして21世紀最初の2001年は『新世紀あっぱれテレビ』として放送された。
放送時間は主に9:30~16:30の時が多かったが、当初一部地域では14:00で途中終了する事もあった。
1995年の放送は『2年越し!超超興奮!仰天"生"テレビ!!』枠内に放送された。
[編集] エピソード
- 1992年からは司会者席もメインテーブルになり、司会者は基本的には立ち進行(VTRの際は座りながら観る)となり、ゲストとトークしたり出入りする様になっている。この様な形は毎年8月の「24時間テレビ」とこの番組の後継であるウンナンとハロプロメンバーが中心の「平成あっぱれ開運祭」、そしてTOKIOと笑点メンバーが中心の「大笑点」の2番組へと受け継がれている。
- 1992年~1994年までは2チームの対抗戦で、最初は2チームのキャプテンが「Gスタジオに来てくれないか?」と電話で交渉し、仕事のブッキングがなければ交渉は成功で、電話した人のチームの一員になった。クイズに正解すればウィーン金貨1オンスがもらえ、総得点の多いチームが優勝となり、チーム全員がスポンサーの日産の車を賭けてジャンケン対決を行った。また、峰竜太にも電話を掛けたが、裏番組の出演でNGだったため、芸能界を引退したばかりの海老名美どりが登場した一幕があった。
- 1993年に当時司会の逸見政孝が「テレビの前の有名人の皆さん、よろしかったら放送時間内に番組に参加の方をお願いします。」と呼び掛けて「有名人じゃなくても参加できる」と勘違いした一般視聴者が紛れ込んで途中からクイズに参加したハプニングがあった。余談だが、逸見自身はその年の年末に癌で他界したため、最後の司会となり、翌1994年に当時逸見が司会を務めた「クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!」と同じクイズプロジェクトの第2弾「マジカル頭脳パワー!!」の司会を務めていた板東英二に交代した。
- 1994年はゲームに負けた人が私物を1点視聴者プレゼントとなりスタジオに一番速く電話した人がもらえた。チームのキャプテンだった渡辺正行は前日夜(大晦日)の日本テレビの番組に続き全裸になった事があった。また、松村邦洋と久本雅美がはとバスすごろくを行い、Gスタジオに辿り着けば400点が加算された(結果、久本はGスタジオに辿り着いたものの、松村は辿り着かなかった。)。
- 1995年は東京ドームと東京サマーランドに加え、全国各地の温泉地からお年玉争奪のゲームを行い、番組の最後にMVPを決め、東京ドームのホームラン合戦で多くホームランを出したポップコーンが日産の車を手にした。また、視聴者には1994年のお年玉着き年賀はがきのハズレはがきの番号でお年玉が当たるコーナーもあった(同様の事はテレビ朝日の裏特別番組でも行われた)。
- 1996年はスーパージョッキーの熱湯コマーシャルを連想させた企画で、全国からのそれぞれのミスに特設の露天風呂に入ってもらう企画で、テレゴングで決定し、特設露天風呂に入る体裁だった。シルエットで生着替えの模様も流したが、やはり乳首が見えてしまったりのハプニングもあったのか、視聴者からの苦情もあり、その年限りで姿を消した。
- 番組で行われた電話交渉は、1992年と1993年の「24時間テレビ「愛の歌声は地球を救う」でも行われた。
[編集] 司会者
[編集] メイン司会者
- 逸見政孝(1990年~1993年)
- 徳光和夫(1990年のみ)
- 沢口靖子(同上)
- 板東英二(1994年~1998年)
- 山田邦子(1990年~2001年)
- ウッチャンナンチャン(1999年~「平成あっぱれ開運祭!!チョー縁起いいTV!」に続く)
- 永井美奈子
- KinKi Kids
- 松本志のぶ
- 柴田倫世(日本テレビアナウンサー・1999年のみ)
- 今田耕司(1999年~2001年)
- 東野幸治(1999年~2001年)
[編集] サブ司会者
[編集] スタッフ
- 構成:豊村剛
- コーナー担当構成:沢口義明、今村良樹他
- 歴代ディレクター:五味一男、雨宮秀彦、磯野太、中村英明、藤井淳、財津功、安藤正臣ほか
- 歴代プロデューサー:篠崎安雄、小杉善信、渡辺弘、桜田和之、佐野譲顕、吉田真、神蔵克、面髙直子、藤川和彦ほか
- 歴代チーフプロデューサー:渡辺弘、吉岡正敏、佐野譲顕
- 制作協力:日企、NCV、Zippy、オン・エアー、ユニオン映画他
[編集] 関連項目
- クイズ世界はSHOWbyショーバイ!!
- マジカル頭脳パワー!!
- 平成あっぱれ開運祭!!チョー縁起いいTV!(後継番組)
- 大笑点(現在元日の同時間帯で放送している番組)
- あッ!晴れテレビ(ミヤギテレビ)