大笑点
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大笑点(だいしょうてん)は、日テレ系列(TOS・UMKを除く)で2006年1月1日(元旦、日曜日)に『笑点』の放送開始40周年と放送回数2,000回突破記念として早朝5:55から夜20:00まで生放送されたお正月(新春)の特別・単発番組。
2007年1月1日にも「大笑点2007」として朝8:30から夜20:30まで放送された。
[編集] 概要
[編集] 2006年
- 例年元日に日本テレビで放送されてきた『新春!ズームイン!!SUPER』と『平成あっぱれ開運祭!!チョー縁起いいTV!』の実質的な後継番組。14時間5分にもわたる長時間の放送で、通常の『笑点』の放送時間を810分も拡大するものであった。なお、放送曜日は『笑点』と同じ日曜日。
- 総合司会を桂歌丸、メインパーソナリティーをTOKIOがそれぞれ務めた。また、TOKIOの国分太一が開始時から15時まで生放送部分の大喜利の司会を担当した。なお、メインの大喜利(寿大喜利、TOKIOと笑点メンバーによる大喜利など)の司会は、歌丸が務めた。
- 番組テーマは「ニッポンを元気に!!」。オープニングで番組テーマを考えた国分から発表された。
- 番組後半で、脳梗塞で入院していた三遊亭圓楽が登場し、注目を集めた。
- 山田隆夫が50kmマラソンに挑戦し、見事に完走した。
- 裏番組の『初詣!爆笑ヒットパレード』(フジテレビ系)と似た内容であるため、両番組を掛け持ちで出演する芸人も多かった。
- 実質的な『笑点スペシャル』は17時15分頃から放送された。このパートは事前に収録されたもので、笑点メンバーによる新年の挨拶や「振袖大喜利」「寿大喜利(レギュラー大喜利)」「行列のできる法律相談所大喜利」「東西大喜利」、マギー司郎・マギー審司師弟によるマジックやケーシー高峰の医療漫談が放送された。大喜利の問題数は「寿大喜利」は3問、他は2問、座布団運びは三遊亭愛楽が担当した。
- 国分が林家木久蔵の水戸黄門コントに参加し、ペナルティ・ワッキーのネタ「芝刈り機の物真似」を無音で披露した。
- オープニングが2回あり、1回目は番組開始時、2回目は6:50頃に放送された。なお、この日のために新たに作られたオープニングアニメは2回目で放送された。内容は、前半は笑点メンバー(療養中の圓楽、こん平はもちろん、レギュラー放送では紹介されないたい平も含む)、後半はTOKIOのメンバーだった。また、「製作著作・日本テレビ」の右下に表示される「(なんだろうマーク)日テレ」のロゴが、通常は赤で表示されるところが緑で表示され、さらに2006年の干支である犬の似顔絵からなんだろうマークに変わるというものだった。
- 19時台のクライマックスでは、生放送で勝ち抜き制の大喜利やクイズを勝ち抜いた長州小力と笑点メンバーの夢の大喜利(小力は木久蔵と楽太郎の間に座った。問題は1問のみ)があった。さらに19:35頃に山田が50kmマラソンを完走、スタジオにゴールインした。そしてその後に番組最後の大喜利であるTOKIOと大喜利メンバーによる大喜利(問題は2問)を放送した。この大喜利ではマラソンを完走した山田が笑点チームの座布団運びを担当された(50kmマラソンの疲労もあって、山田は椅子に座り、アシスタントの噺家に指示を出している光景が見られた)。
- 最高視聴率は、第4部(19:00~20:00)の13.7%だった。
- テレビ雑誌「月刊ザテレビジョン」に「長瀬・松岡とオリエンタルラジオのコラボレーションによる『武勇伝2006』を予定している」と書いていたが、長瀬も松岡も多忙なため中止になった。
- テレビ大分とテレビ宮崎はこの番組は放送せず、テレビ大分は2005年まで「新春!ズームイン!!SUPER」を放送していたが、この年は「第39回初詣!爆笑ヒットパレード・一部」を同時ネットしていた。また、両局はフジテレビの「最強運芸能人決定戦。」の後、後番組である「行列のできる法律相談所」スペシャル開始までの時間は「ザ!鉄腕!DASH!!」スペシャルを放送した。
[編集] 2007年
- 2007年は『新春!ズームイン!!SUPER』が2年ぶりに放送されたため、放送時間は短縮され、8:30~20:30の12時間となった。
- この回は前年の様々な大喜利を展開したが、荒行大喜利とサバイバル大喜利は視聴者などから不評で、大幅にテコ入れされ、星座別対抗で勝者予想とゲームをしたり、大阪の中継を継いで東西対抗戦などを展開したりするなど、ほぼ『平成あっぱれテレビ』を踏襲した内容だった。
- 前回好評だった「最強横綱決定戦」に加え、この回は「スケートGP」と「フードファイター東西対抗大喰いバトル」を実施。「スケート~」には山口が出演している『おネエ★MANS』に出演しているメンバーが応援に駆けつけ、「フードファイター~」には「ラジかるッ」(関東地区のみ)に出演している大食いチャンピオン・ギャル曽根などの大食いチャンピオンが登場した。
- 日テレのモバイルサイトでは「最強横綱決定戦」と「スケートGP」の優勝チームおよび優勝者を予想し、予想を的中させた参加者に抽選でお年玉をプレゼントする企画を実施した。
- 全時間帯でリアルタイム字幕放送を実施(NNNニュースのパートを含む)し、音声もステレオ放送に切り替えた(NNNニュースのパートを除く)。
- 4部中で各部での最高は3部(16:52~19:00)の12.8%(ビデオリサーチ・関東地区調べ)。その前の2部(11:41~16:52)の視聴率が10.1%を出しており、いずれもテレビ朝日の「志村&所の戦うお正月」に勝っている。(ほかの視聴率は1部(8:30~11:37)が10.6%、4部が(19:00~20:30)が9.6%だった)
- テレビ大分の編成についてはテレビ大分番組一覧#年末年始を参照。
[編集] 出演者
[編集] 笑点のメンバー
[編集] TOKIO
[編集] 進行役
- ※但し、小林は番組開始時間に裏番組・テレビ朝日の「小学生クラス対抗30人31脚」総集編に出演していたため、8:30のオープニングでは顔出ししたが、出演している番組が終了する10:00まで出演はなかった。
[編集] アシスタント・レポーター
[編集] 早朝ハツラツ大喜利・レポーター
[編集] 山田隆夫50kmマラソン・レポーター
[編集] サバイバル大喜利・笑点への道
[編集] 荒行大喜利
[編集] 中継大喜利
[編集] 解説・審査員
[編集] 中継大喜利審査員
- 他、いずれも2006年のみ
[編集] 相撲解説
- 武双山正士(藤島親方)
[編集] 相撲行司
- 30代木村庄之助(鵜池保介)
[編集] 荒行大喜利審査員
[編集] 実況
[編集] 大相撲汐留場所
[編集] 2006年、2007年に参加
[編集] 2006年のみ
[編集] 2007年のみ
[編集] 行列大喜利
[編集] 東西大喜利
東西大喜利は、上方落語協会(関西)と笑点メンバーが分かれて、座布団の獲得数を競うコーナーである。
近年の上方落語メンバー
[編集] サバイバル大喜利 笑点への道
芸人以外にグラビアアイドル3名(愛川、二宮、浜田)と俳優つるの剛士が参戦した。番組では出場者名が以下の順番で「オールスター感謝祭」(TBS系)風にロールテロップで流れた。内容が『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』に酷似している。
[編集] 荒行大喜利
[編集] ものまね大喜利
[編集] 世界チャンピオン大喜利
因みにこれはVTRの放送であり、司会はガダルカナル・タカと岩佐真悠子が務めた。生放送では輪島功一のみが出演した。
[編集] その他の大喜利
[編集] 女芸人晴れ着大喜利
[編集] セレブ女優大喜利
[編集] 振袖大喜利
[編集] 早朝ハツラツ芸人大喜利
[編集] マジック・漫談
[編集] 最強のネタ芸人LIVE BEST HIT6
大阪・なんばグランド花月から中継。3つのキーワードをネタにした漫才・落語を披露した。
[編集] 2006年
[編集] 2007年
- 進行
- 出演
- 大木こだま・ひびき
- 月亭八方
[編集] その他
- 石塚英彦(ホンジャマカ)【食いしん坊大喜利司会・正月料理企画】
- クロちゃん
- 松村邦洋【2006年:食いしん坊大喜利・ものまね大喜利・大相撲汐留場所の物まね解説、2007年:サバイバル大喜利 】
- ノブ&フッキー、ゆうぞう【山田隆夫50kmマラソンを『24時間テレビ』のパロディで応援】
※なお、出演者のうちお笑いタレントはほとんどがフジテレビで同日放送の『初詣!爆笑ヒットパレード』・『新春かくし芸大会』にも出演していたほか、2007年には続いて放送された『ビートたけしのお笑いウルトラクイズ』(2006年には『行列のできる法律相談所』)にも引き続き出演した。
[編集] スタッフ
- 制作:渡辺弘
- 大笑点協力:吉川圭三、土屋泰則、政橋雅人、菅賢治、黒岩直樹、松岡至、松崎聡男/城朋子、中山良夫
- プロデューサー:実成俊也、金田有浩、森實陽三、糸井聖一、中西健、上田識喜、東山将之
- 総合演出:三觜雅人
- 総合プロデューサー:鈴木雅人/中村英明
- チーフプロデューサー:梅原幹
※スタッフに関してはほとんどが笑点のスタッフだが、今回は日本テレビのチーフプロデューサーもプロデューサーや協力名義で制作に携わっている。
[編集] 関連項目
- 笑点
- ザ!鉄腕!DASH!!(オープニングアニメのTOKIOの乗った宝船の帆にはDASHの字が書かれてあった)
- 新春!ズームイン!!SUPER(2005年、中継班の一部)
- 平成あっぱれ開運祭!!チョー縁起いいTV!(2005年、スタッフの一部)
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 年末年始特番 | TOKIOのバラエティ番組 | 笑点