康定級フリゲート
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
康定級フリゲート | ||
---|---|---|
性能諸元 | ||
排水量 | 満載排水量:3,600t | |
全長 | 125m | |
全幅 | 15.4m | |
吃水 | 4.0m | |
機関 | ディーゼルエンジン4基 2軸推進 | 21,000hp |
速力 | 最大25ノット | |
乗員 | 134名(中華民国海軍の定員:176名) | |
武装 | 76ミリ単装砲 | 1門 |
40ミリ単装機関砲 | 2基 | |
シーチャパラル短SAM 4連装発射機 | 1基 | |
雄風II型SSM4連装発射機 | 2基 | |
ファランクスCIWS | 1基 | |
3連装短魚雷発射管 | 2基 | |
搭載機 | S-70C | 1機 |
言語 | 表記 | |
日本語 | 康定級フリゲート | |
英語 | Kang Ding class Frigate | |
中国語 | 康定級巡防艦 |
康定級フリゲート(康定級巡防艦、Kang Ding class Frigate)は、フランス海軍が建造した中華民国海軍のフリゲート。
原級であるラファイエット級フリゲートと同時期に建造された汎用型であり、対潜任務の追加とフランス海軍の装備から中華民国海軍の装備への変更が行われている。それに伴い一部の装備を甲板上に設置したため、ラファイエット級の特徴であるステルス性は損なわれることとなった。
艦対空ミサイルとして、射程3kmのシーチャパラルしか装備していないことから、原級以上に防空能力が不足しており、改修計画が進行している。
目次 |
[編集] 同型艦
- 1202 康定
- 1203 西寧
- 1205 昆明
- 1206 迪化
- 1207 武昌
- 1208 承德
[編集] ラファイエット事件
ラファイエット事件とは、1993年に発覚した、康定級フリゲートの調達に関連した国際的な汚職事件である。2007年現在も捜査が続けられているが、この事件では少なくとも5億ドルという金額がフランス・中華民国(以下台湾)、さらには中華人民共和国(以下中国)、の政府高官にばらまかれたとされている[1]。
康定級フリゲートの調達価格が1989年当初に提示された6隻で70億フラン(約1700億円)から、1991年の契約時には160億フランと倍以上に膨れ上がり、装備一式は含まれないものとなってしまったのは、ほとんどがこの一連の汚職の結果だと見られている。 さらに、この取り外された装備一式についても、調達に対する中国政府の反発を抑えるためという理由で、「台湾側から代金を受け取った上で」対立関係にあるはずの中国に横流しされ、旅滬型駆逐艦に搭載されたと言われる[2]。
[編集] 脚注
- ^ アンディ・チャン、「「台湾の声」【論説】ラファイエット事件」、台湾の声、2005年12月11日。
- ^ アンディ・チャン、「「台湾の声」【論説】ラファイエット事件 (5)」、台湾の声、2005年12月30日。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 書きかけの節のある項目 | 軍艦スタブ | フリゲート | 中華民国の軍事