新江ノ島水族館
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新江ノ島水族館(しんえのしますいぞくかん)は神奈川県藤沢市片瀬海岸の湘南海岸公園にある水族館。
1952年7月19日、日活の元社長・堀久作によって(株)江の島水族館が設立され、1954年7月1日、江の島水族館がオープンした。 現館長兼代表取締役会長である堀由紀子は久作の義娘。 1957年に江ノ島水族館マリンランドオープン、1964年に江の島海獣動物園オープン。
長い間、江の島近辺の観光名所の1つとして親しまれたが、2004年4月16日、PFI方式で『新江ノ島水族館』と名称を変えてリニューアルオープンした。オリックスが運営に関わっている。
ハンドウイルカの繁殖に積極的に取り組んでおり、1988年には展示飼育下にあるハンドウイルカの繁殖に日本で初めて成功している。 その後も、2002年7月15日には世界初となる展示飼育下における4世(4世の定義は、曽祖父母世代が捕獲された野生のハンドウイルカであり、その後の祖父母世代および親世代は、少なくとも父母のうちの片方が水族館生まれ)が誕生するなど、顕著な業績を上げている。 初の水族館飼育下4世であるハンドウイルカは雌のMARIN(マリン)。父親は水族館飼育下3世のパル(1988年8月3日生まれ)、母親は野生ハンドウイルカのシリアス(捕獲された後、1996年10月21日に静岡県伊東市富戸より搬入)。パルの父親は水族館飼育下2世のパク。
クラゲの展示飼育にも定評がある。
昭和天皇、今上天皇(明仁)秋篠宮文仁親王の海洋生物研究の展示コーナーもある。
1995年3月11日から、国内で飼育されている唯一のオスのミナミゾウアザラシ「みなぞう」(美男象)が来館し、巨体にも拘らず愛嬌のある顔、バケツを前肢で抱えた姿や、「アッカンベー」などの芸などで人気を博したが、2005年10月4日、肺気腫により急逝し、日本中のみなぞうファンを悲しませた。享年11。体長約4.5m、体重約2175kg。死後日本大学生物資源科学部の博物館で骨格標本として展示されている。
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