方南
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方南(ほうなん)とは、東京都杉並区にある地名。現在の住居表示では、方南1丁目と方南2丁目が存在する。この2つの町の人口は、11,751人(2006年7月1日現在、住民基本台帳による。杉並区調べ) 現行の住居表示では方南であるが、地域名に関しては同地域にある駅名や旧町名を踏襲して方南町と表現されることも多い。
[編集] 概要
杉並区の南東部に位置する。地域の北部は善福寺川と接し、これを境に杉並区和田になる。西部は環七通りに接し、これを境に杉並区和泉になる。南部は渋谷区笹塚に接する。南端は甲州街道に接し、一部世田谷区大原とも接している。東部は中野区南台に接する。地域内を方南通りが通っている。また、1丁目と2丁目の境目に神田川が流れている。
駅周辺は商店が見られるが、地域内は、多くは閑静な住宅街からなる。マンションは多くないものの、古い木造アパートは非常に多い。
[編集] 交通
幹線道路は、環七通りへのアクセスが優れる。地域南部は甲州街道へのアクセスも良い。
方南通りの下に東京メトロ丸の内分岐線・方南町駅がある。また、地域南部は京王線・笹塚駅も利用可能な範囲にある。
環七通りや方南通りにバスの便もあり、これを利用するものもいる。
[編集] 地名の由来
方南を含むこの地域一帯は、和田村といい、字として方南、向方南などが江戸期より見られた。かつて和田村(または杉並村)から南に向かった方という説やかつての江戸幕府の鷹場の野方領の南端という説などが見られるが詳細は不明。杉並区発足時には、字方南と周辺の字を併せて方南町となった。この町名も、昭和40年代に実施された住居表示の原則に従い、「町」を除去した町名が新しい町名となった。
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