日本「南京」学会
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日本「南京」学会(にほんなんきんがっかい)は、2000年10月28日に創立された「南京大虐殺」研究の団体。「学会」を名乗ってはいるが、政府の諮問機関である日本学術会議の登録学術研究団体ではない。いわゆる公的な意味で言うところの学会ではなく、ただの「任意団体」である。
会長は亜細亜大学教授の東中野修道。ただし代表の東中野を含め、歴史学の大学院で学位を取得した研究者はメンバーに含まれておらず歴史学者の集団とは言えない。東中野は吉田松陰の研究を主なテーマとする思想学者だが歴史学者ではない。またこの学会の理事の冨澤繁信は元サラリーマンであり、機関誌に執筆している秦郁彦、阿羅健一も、自身が歴史家と称しており大学や研究機関に所属する歴史研究者と称してはいない。日本政府と歴史学者のほぼ全員は、南京大虐殺が事実であることを認めており、この学会の主張が歴史学界に支持されているとは言えない。
概要
理事には、南京虐殺「否定派」(肯定派が蔑視的に呼ぶところでは「まぼろし派」)が多い。2000年より毎年、年報として『南京「虐殺」研究の最前線』を出版している。この団体に批判的な者は、鈴木明の著作「南京大虐殺のまぼろし」を捏造本とし、その上に論拠を構成しているとして、「捏造派」とも呼称している。会員数は不明。学会誌が合併号になるなど、定期的な活動をする通常の学会ではない。また学会誌掲載の文章は半分以上が東中野執筆の文章である。
参考文献
- 東中野修道編著、『南京「事件」研究の最前線 日本「南京」学会年報 平成19年版』、日本「南京」学会、2007年。ISBN 9784886562999
- 鈴木明編著、『新「南京大虐殺」のまぼろし』、飛鳥新社、1999年。ISBN 9784870313682
関連項目
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