早稲田
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早稲田(わせだ)は以下の意味を持つ。
- 最初に刈り取りが行われる田、最初に田植えが行われる田を意味する。転じて、早く収穫する品種の稲が植えられた田のことをいうこともある。早田と書くこともあり、この場合、はやたと読むこともある。
- 元々は普通名詞だが、転じて、地名となったところもある。地名のとおり、元々田が多かった場所が多い。わずかだが人名としても存在する。
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- 青森県青森市鶴ケ坂字早稲田
- 福島県石川郡古殿町論田字早稲田
- 新潟県岩船郡朝日村板屋越字早稲田
- 長野県下伊那郡阿南町西条早稲田 - 早稲田神社がある。
- 埼玉県三郷市早稲田1~8丁目(旧・北葛飾郡早稲田村)
- 東京都新宿区早稲田町。同町だけでなく、周辺には早稲田がつく地名が複数あり、総称して早稲田と呼ばれることが多い。(後述)
- 同区戸塚町に本部をおく早稲田大学は、略して早稲田と呼ばれることが多い
目次 |
[編集] 概要
東京都新宿区における早稲田とは主に以下の地域を指す。
- 西早稲田
- 早稲田町
- 早稲田南町
- 早稲田鶴巻町
- 戸塚町
- 馬場下町
- 戸山町
- 喜久井町
- 原町
- 弁天町
昔は水田が大部分を占める農村だったが、東京専門学校(後の早稲田大学)が開学したことにより、日本を代表する学生街・文教地区に発展した。
現在、早稲田大学の本部キャンパス(西早稲田キャンパス)・文学部キャンパス(戸山キャンパス)・喜久井町キャンパス、明治通りを挟んで理工学部キャンパス(大久保キャンパス)、その途中には学習院女子大学、豊島区に向かうと日本女子大学、やや離れるものの東京女子医科大学、他に各種専門学校が点在し、同地を訪れる学生数は多い。それを目当てに下宿や飲食店・古本屋も多い。なお、学生間では広義に高田馬場も一帯とみなしているようである。
その代わり、これといった産業はない。学生がいる時期といない時期では人通りが全く変わり、大学の授業期間中だけ営業する飲食店が存在する。
穴八幡神社は、江戸時代から流鏑馬が行われていた。現在は、10月10日に近くの戸山公園で行われている。なお、戸山公園には東京都区内の山手線内にて一番高い山である、箱根山がある。また、毎年冬至から節分にかけて『一陽来復のお守り』を求める人で混雑する。
明治通り沿いに現在建設中の東京地下鉄副都心線が完成すると、所沢から大久保までの早稲田大学の各キャンパスは一つの路線で結ばれることになる(※厳密に定義すると、東京都中央区日本橋、福岡県北九州市、及び埼玉県本庄市(国際情報通信科)に大学院キャンパスがあるので、“各学部キャンパス”が一つの路線で結ばれることになる)。
[編集] 沿革
- 1882年 東京専門学校(後の早稲田大学)創設。
- 1932年 都電荒川線早稲田駅開業
- 1964年 営団地下鉄(現:東京メトロ)東西線早稲田駅開業。
[編集] 交通
- 鉄道
- 道路
[編集] 河川
[編集] 主な建物・施設
- 早稲田大学(西早稲田キャンパス・戸山キャンパス・喜久井町キャンパス)
- 早稲田中学校・高等学校
- リーガロイヤルホテル東京
- 穴八幡神社
- 戸山公園
- 国立感染症研究所
- 甘泉園公園
- 大隈庭園
- 三朝庵 - カレーうどん・カツ丼発祥の店といわれている
- 解放社本社
- 早稲田奉仕園
- アバコブライダルホール
- エジプト考古学ビル
[編集] 外部リンク
- 早稲田エリアガイド - 総合情報ウェブサイト。早稲田のレストランやショップ情報、アルバイト、クーポンなどをまとめたオンラインエリアガイド。
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