月はどっちに出ている
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月はどっちに出ている | |
監督 | 崔洋一 |
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製作 | 李鳳宇 青木勝彦 |
脚本 | 崔洋一 鄭義信 |
出演者 | 岸谷五朗 ルビー・モレノ 絵沢萌子 小木茂光 遠藤憲一 |
音楽 | 石川光 佐久間正英 |
撮影 | 藤澤順一 |
編集 | 奥原好幸 |
配給 | シネカノン |
公開 | 1993年11月6日 |
上映時間 | 95分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
allcinema | |
キネマ旬報DB | |
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IMDb | |
『月はどっちに出ている』は、1993年公開の日本映画。製作会社はシネカノンで、監督は崔洋一。梁石日の小説『タクシー狂操曲』を崔と鄭義信が脚色。主演は岸谷五朗、ルビー・モレノ。タクシーの運転手を務める在日コリアンの男と日本で逞しく生きるフィリピン人女性との恋愛模様を軸に、在日外国人やヤクザなど様々な人々の人生を描くヒューマンドラマ。
これまで主に弱者として描かれてきた在日コリアンを、生の赴くままに行動する人種として描いたことで高い評価を得た。近年『GO』『血と骨』『パッチギ!』など在日コリアンを題材にした映画が多数製作されているがその系譜となった作品であるとの見方も多い。また、過激な性描写も特徴である。
崔によれば、後に製作された『血と骨』の主人公が大人になったのが『月はどっちに出ている』の主人公であるとのことである。
[編集] キャスト
- 岸谷五朗
- ルビー・モレノ
- 絵沢萠子
- 小木茂光
- 金世一(金田世一)
- 遠藤憲一
- 朴光洙(新井光洙)
- 有薗芳記
- 麿赤児
- 國村隼
- 芹沢正和
- 金田明夫
- 内藤陳
- 木村栄
- 瀬山修
- 萩原聖人
- 金守珍
- 金久美子
- 城春樹
- 吉江芳成
- 木下雅之
- 大西正昭(スタント)
- 古尾谷雅人
[編集] 受賞
- 第67回 キネマ旬報ベストテン 委員選出日本映画第1位/監督賞/脚本賞/主演女優賞
- 第44回 ブルーリボン賞 作品賞/主演女優賞
- 第18回 報知映画賞 作品賞/監督賞/主演女優賞
- 第48回 毎日映画コンクール 日本映画大賞/男優主演賞/女優主演賞
- 第16回 日刊スポーツ映画大賞 監督賞
- 第15回 ヨコハマ映画祭 作品賞/監督賞/助演女優賞/新人男優賞/撮影賞
- 第17回 日本アカデミー賞 優秀作品賞/優秀監督賞/優秀主演女優賞/優秀脚本賞/優秀編集賞/新人賞
- 第3回 東京スポーツ映画大賞 監督賞/主演女優賞
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