果樹王国
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果樹王国(かじゅおうこく)とは特に果樹の栽培が盛んな地域に対して与えられる称号である。主に都道府県に冠される。特に山形県と和歌山県が果樹王国の代表格であり、全国的に有名である。和歌山県や山梨県は農作物作付面積、農業総生産に占める果樹の比率が50%を超えている。これは、水田や畑が比較的少ないことや、ブランド果樹に特化する傾向が強いためである。なお、山形県は稲作も盛んであるため、比率は比較的低い。一方、日本で一番果樹比率が低い自治体は滋賀県である(1%未満)。
[編集] 主な果樹王国
[編集] 山形県
山形県はさくらんぼの栽培が盛んである。さくらんぼの生産量は日本一であり、そのブランド力は他の追随を許さない。主な産地は東根市、寒河江市で、その他洋なしの栽培も盛んである。洋なしは天童市が多い。他にはスイカ(尾花沢市)、リンゴ(朝日町、白鷹町など)、ブドウ(南陽市)、和梨(鶴岡市)、桃(東根市)、メロン(酒田市、河北町など)などが特産地として知られ、種類が実に豊富である。
- 代表的なブランド
[編集] 和歌山県
和歌山県はみかんや柿をはじめ梅・はっさく・じゃばらなど生産量日本一を誇る果物が盛んに栽培されている。他にスモモ ・ネーブルオレンジ・キウイフルーツ(紀の川市打田町)・イチジク・桃(紀の川市桃山町)・ビワなども盛んに栽培されている。
- 代表的なブランド