東根市
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村山地方の北部の北村山に位置し、北は村山市、南は天童市と接し、東の奥羽山脈を越えると宮城県仙台市である。
サクランボやりんごをはじめとする果樹の栽培が盛んで、果樹王国として全国的に知られ、サクランボの生産量は日本一である。なお、サクランボの主要品種である「佐藤錦(さとうにしき)」は東根市で生まれている。
目次 |
[編集] 地理
東根市は、山形盆地の北部に位置し、山形盆地で最大の乱川扇状地の扇端に市街地がある。 市の東部は奥羽山脈があり、市の東半分ほどが山地となっている。とくに北東部には黒伏山、御所山があり、御所山県立自然公園が置かれる。
しかし、関山峠に至る国道48号線付近では、大掛かりな砕石事業所が多く点在し、国道から見えない山間部も含めて山林が伐採され土壌が流出し、自然破壊がかなり進んでいる。これによる影響か、近年は関山付近を源流とする乱川の増水が多発している。 西部は最上川の河川付近を市境とし、大小の河川が東から西へと流れる平地がある。羽入地区にある湧水の小見川は、環境庁の選定した名水百選に選ばれている。
市街地は平地部を南北に貫く奥羽本線に沿って分散する。市中央部に、山形新幹線の延伸にともなって作られた新駅(さくらんぼ東根駅)と周辺の新市街地が、市の新たな中枢として開発され、大型ショッピングセンターが近接する。山形空港および山形臨空工業団地、大森工業団地、陸上自衛隊神町駐屯地などもあり、商業集積とあわせて労働力を集めており、東根都市圏が形成されている。
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[編集] 行政
[編集] 行政機構
2006年4月1日現在の市職員数(短期契約職員を除く)は396人である。
- 市長
- 副市長
- 市民生活部-市民課・生活環境課
- 健康福祉部-福祉課・子育て環境課
- 経済部-農林課・商工観光課
- 建設部-建設課・都市整備課・区画整理課
- 総務部-総合政策課・庶務課・財政課・プロジェクト推進課
[編集] 現職市長プロフィール
- 氏名:土田 正剛(つちだ せいごう)
- 生年月日:昭和18年10月25日
- 趣味:ゴルフ、スポーツ観戦、映画鑑賞、読書
- 経歴
- 1967年(昭和42年) 3月 慶応大学法学部卒業
- 1969年(昭和44年) 5月 衆議院議員松沢雄蔵代議士秘書
- 1974年(昭和49年) 12月 国務大臣(松沢雄蔵代議士)秘書官
- 1979年(昭和54年) 4月 山形県議会議員初当選(連続4回当選)
- 1982年(昭和57年) 3月 山形県議会文教公安常任委員長
- 1985年(昭和60年) 3月 山形県議会総務常任委員長
- 1987年(昭和62年) 5月 山形県議会建設常任委員長
- 1992年(平成 4年) 3月 山形県議会議会運営委員長
- 1992年(平成 5年) 山形県知事選立候補(落選)
- 1998年(平成10年) 9月 東根市長就任(以降、無投票連続3回当選)
[編集] 行政機関
[編集] 国・県の施設
[編集] 警察
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- 東根・村山両市内を管轄する「村山警察署」は村山市にある。
[編集] 消防
- 山形空港には山形県消防防災航空隊の基地がある。そのためか市内上空を低空で飛行していたり、市内東部地域で消火訓練をしていたりする。
- 東根市を管轄する、東根市消防署・消防本部庁舎は、2007年4月1日に一本木地区に新築移転オープンした。
- 平成18年の出動は、火災15件 救急1,233件であった。
- その他の情報は、[2]を参照。
[編集] 郵便(日本郵政公社)
[編集] 集配局
- 東根郵便局
[編集] 無集配局
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[編集] 歴史
- 1954年(昭和29年)8月1日 - 北村山郡東根町、東郷村、高崎村、大富村、小田島村、長瀞村が合併し、東根町となる。
- 1958年(昭和33年)11月3日 - 北村山郡東根町が、東根市となる。
- 2001年(平成13年)10月17日-国際環境規格ISO14001の認証を山形県内の市町村で初めて取得。
[編集] 市名の由来
大昔、村山盆地の真ん中に「藻が湖(もがうみ)」という大きな湖があり、この湖の東に連なる奥羽山脈の麓に最も早く拓けたところを東根と呼び、この地名が付けられたといわれている。ちなみに、寒河江市には西根という地名もある。
[編集] 自治体交流
[編集] 都市宣言
- 交通安全都市東根の宣言
- 東根市非核平和都市宣言
- 暴力のない明るい都市宣言
- 東根市健康づくり都市宣言
- 果樹王国ひがしね宣言
[編集] 市民憲章
- 自然を愛し 環境をととのえ美しいまちをつくります。
- 奉仕と感謝の輪を広げあたたかいまちをつくります。
- からだをきたえ 楽しく働き豊かなまちをつくります。
- 教養を深め香り高い文化のまちをつくります。
- きまりを守り 進んで力をあわせ住みよいまちをつくります。
[編集] 産業
[編集] 農林漁業
[編集] 工業
[編集] 主な企業
[編集] 製造業
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[編集] コンビニ
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- ※かつては現在のファミリーマート東根神町店の場所に、セーブオンがあった。
[編集] 地域
[編集] 教育
[編集] 学校教育
[編集] 高等学校
[編集] 中学校
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[編集] 小学校
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- ※平成23年度に東根市立神町北小学校(仮称)が開校する予定である。
[編集] 社会教育
[編集] 図書館
- 東根市立さくらんぼ図書館(さくらんぼ東根駅内タント館1階2階部分)
[編集] 資料館
- 東の杜資料館
[編集] ホール・集会場
- さくらんぼタントクルセンター(東根市休日診療所も併設されている)
[編集] 公民館
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[編集] 体育施設(市立)
[編集] 屋内スポーツ施設
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[編集] 屋外スポーツ施設
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[編集] 交通
[編集] 空港
山形空港が、東根市神町にある。
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- 東京(羽田)から、55分
- 札幌(千歳)から、70分
- 大阪(伊丹)から、75分
- 名古屋から、65分
(開港当時は神町空港だったが、直後に山形空港に変更された。)
[編集] 道路
東根インターチェンジは、東北中央自動車道の開通区間の北端で、山形空港付近に接続する。しかし、周辺の市町村との連絡として最も使われているのは国道13号で、バイパスが整備され交通量も多い。なので、東北中央自動車道はあまり利用されず空いている。また、国道48号を使った仙台市との交流も多い。東根市からの買い物客・観光が多い。しかし、2車線なので休日等時々道が混むことがある。迂回路として高速道路も利用することができる。
[編集] 高速道路
[編集] 一般国道
[編集] 県道(主要地方道)
[編集] タクシー会社
- 東根交通
- 神町タクシー
以上2社が東根市に本社を置く会社で、市内の医療機関などにはタクシー会社直通の電話機が備えられているところもある。
[編集] バス路線
- 市内には、山交バスが運行している路線バス5路線と東根市民バス「さくらんぼ号」5路線、河北町路線バス1路線が走っている。
- 都市間バスは、山交バスが東京行TOKYOサンライズ号(東北急行バス共同運行)と仙台行特急48ライナー を運行している。
なお停留所は、TOKYOサンライズ号がさくらんぼ東根駅、特急48ライナー がさくらんぼ東根駅と北村山公立病院前に停車する。
- さくらんぼ号は乗車区間を問わず大人200円、小中高生100円、幼児無料で乗ることができる。休日も便数は少ないものの3路線が走っている。
[編集] 鉄道路線
山形新幹線のさくらんぼ東根駅は、果物の名前を冠した駅で、山形新幹線の山形~新庄間開通に合わせて、既存の蟹沢駅を廃止し、1999年(平成11年)12月4日に新設された。
- 中心となる駅:さくらんぼ東根駅
- 東京から、2時間40分
[編集] 観光
[編集] 自然
- 東根の大ケヤキ(国指定特別天然記念物、1957年9月11日指定)
- 東根の大滝(迫力のある大きな滝)
[編集] 歴史・文化
- 普光寺の鐘(平安時代と鎌倉時代の鐘の特徴が見られる。県指定文化財)
- 大森山の麿崖仏(大森山南麓にある、県内最古の磨崖仏。鎌倉時代末期の作と推定されている。)
- 仏心寺の大仏(沼沢にある、東根市の文化財として指定された大仏)
[編集] イベント
- ひがしね祭 (毎年8月10日11日市役所周辺その他で開催)
- ひがしね湯けむり映画祭(開催時期は毎年秋。場所「さくらんぼ東根温泉」)
- 東根市総合文化祭(毎年秋に開催。場所「さくらんぼタントクルセンター )
- 東根元旦マラソン(1月1日開催。8Km、3Km、歩いて3Kmコースがある。)
- さくらんぼマラソン大会(毎年6月上旬に陸上自衛隊神町駐屯地周辺その他で開催)
[編集] 出身有名人
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[編集] 外部リンク
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