栃木県警察
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栃木県警察(とちぎけんけいさつ)は栃木県が設置した警察組織であり、栃木県内を管轄区域とし、栃木県警と略称する。栃木県公安委員会の管理を受けるが、給与支払権者は栃木県知事である。警察庁関東管区警察局の監督を受ける。県警本部は宇都宮市塙田1-1-20。
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[編集] 沿革
[編集] 本部組織
- 警務部
- 総務課
- 広報広聴課
- 会計課
- 情報管理課
- 留置管理課
- 警務課
- 厚生課
- 監察課
- 教養課
[編集] 警察署
栃木県警察には20の警察署が所属している。
- 宇都宮中央警察署
- 宇都宮東警察署
- 宇都宮南警察署
- 栃木警察署
- 足利警察署
- 小山警察署
- 鹿沼警察署
- 真岡警察署
- 佐野警察署
- 大田原警察署
- 那須塩原警察署
- 今市警察署
- 日光警察署
- 下野警察署
- 矢板警察署
- さくら警察署
- 那須烏山警察署
- 茂木警察署
- 那珂川警察署
- 藤岡警察署
[編集] 不祥事
1999年に栃木県上三川町の当時19歳の会社員男性が少年3人に拉致され凄惨なリンチを受けて殺害された「栃木リンチ殺人事件」で、その遺族が「栃木県警の捜査怠慢とミスが殺害につながった」として栃木県(県警)や加害者らに計約1億5300万円の損害賠償を求めた訴訟を起こした。
2006年4月12日に宇都宮地裁は「栃木県警の捜査怠慢と被害者死亡との因果関係」を明確に認め、県や加害者に計約1億1270万円の支払いを命じた。賠償額のうち約9630万円について県に連帯責任があるとした。栃木県警石橋署(現・下野署)は被害者の両親から再三捜査を求められたにもかかわらず放置し、さらに警察の動きを犯人側に察知されそれが殺害の引き金になってしまった。また「殺害のきっかけは被害者の母親の発言であり、また被害者が自ら捜索願を取り下げるように連絡した」と主張していたが、これらは全て虚偽であった。
[編集] その他
東北自動車道が開通した当時、高速取締用車両として、フォード・マスタング (地元有史による寄贈といわれている) を導入した。そのクルマは現在、鹿沼市にある運転免許センターに展示されてある。また、1990年代には栃木県に研究所があるホンダからの寄贈でNSXを導入したこともある。(ただし、初代は事故で廃車になり、現存車両は二代目のもの)