根岸森林公園
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根岸森林公園(ねぎししんりんこうえん)は、神奈川県横浜市中区根岸台1-3にある総合公園である。面積は181,339m²。
横濱競馬場を前身とする公園で、山下公園、港の見える丘公園と並び、横浜を代表する公園の一つである。近隣には根岸住宅地区、松任谷由実の「海を見ていた午後」で歌われた、レストランのドルフィンなどがある。
公園は根岸住宅地区の施設を挟んで馬場内エリアとスタンドエリアに分かれており、馬場内エリアには広大な芝生エリアをはじめ、日本中央競馬会の施設である馬の博物館をはじめとして、遊歩道、桜並木などが整備されている。特に桜は県内でも有数の見所となっており、花見シーズンには人出が多い。駐車場と売店もこちらに用意されている。
また、スタンドエリアには、現在でも横濱競馬場の遺構である旧一等馬見所が現存しており、立ち入りはできないものの、横濱競馬場の説明文などが整備されている。高台にあるため、みなとみらいや、晴れた日には富士山なども望むことができる。
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[編集] 沿革
1866年、日本初の洋式競馬場として作られた横濱競馬場がこの公園の基礎となっている。戦前には現在の天皇賞や皐月賞が行われるなど、日本の洋式競馬の黎明期を代表する競馬場だったが、太平洋戦争が激化した1942年に競馬の開催を中止。翌年には日本海軍により接収される。敗戦後の1945年9月、他の軍事施設と同様にアメリカ軍により接収される。接収中、馬場内エリアは米軍専用のゴルフ場となっており、現在の芝生はその名残でもある。1969年に接収が解除され、横浜市による整備の上、1977年10月に根岸森林公園として開放された。
[編集] 公園内の施設
- 馬の博物館
- ポニーセンター
- 旧一等馬見所
[編集] 周辺
- 根岸住宅地区
- 根岸共同墓地
[編集] アクセス
[編集] 外部リンク
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