涙の乗車券
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涙の乗車券 (Ticket To Ride) | ||
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ビートルズ の シングル | ||
リリース | 1965年4月9日(イギリス) 1965年4月19日(アメリカ) |
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録音 | アビー・ロード・スタジオ 1965年2月14日,2月18日 |
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ジャンル | ロック | |
時間 | 3分10秒 | |
レーベル | Parlophone, EMI | |
プロデュース | ジョージ・マーティン | |
チャート順位 | ||
ビートルズ 年表 | ||
アイ・フィール・ファイン (1964年) |
涙の乗車券 (1965年) |
ヘルプ! (1965年) |
涙の乗車券 (なみだのじょうしゃけん、Ticket To Ride) は、ビートルズが発表した曲である。シングルとしてもリリースされた。アルバム『HELP!4人はアイドル』に収録。メインリードボーカルはジョン・レノンでサビの個所はポール・マッカートニーとのツインリードボーカル構成。
リードギターはポール・マッカートニーで、リードボーカルの上のラインでのハーモニーボーカルも担当(ただしイントロからのギターリフはジョージ・ハリスンの12弦ギターによるもの)。蛇足ではあるが、この曲のライヴ演奏時は、ベーシストのポールが同時演奏することが不可能なため、ジョージ・ハリスンがほぼ忠実に再現していた。
当時としては、ドラム、ギターのイントロ共に、ヘビーなナンバー。2拍3連符を含むユニークなドラムパターンはポール・マッカートニーのアイデアと云われている(同時期のセッションで録音されたポール作の未発表曲「That Means A Lot」でも同様のドラムパターンが試されている)。ジョン・レノン曰く、「元祖ヘヴィメタル」。
後にカーペンターズが(デビュー初期に)カヴァーしたバージョンもよく知られている。ビートルズのオリジナルに比べると大幅にテンポを遅くしており、カレン・カーペンターがバラード風に歌っていた。
タモリ倶楽部内のコーナー、「空耳アワー」でも紹介された。
目次 |
[編集] シングル
アルバムの先行シングルとして、1965年4月9日発売。イギリス、メロディーメイカーで5週1位、アメリカ、ビルボードで1週1位。
B面曲の「イエス・イット・イズ」は、ジョージ・ハリスンのボリューム・ペダル、リンゴ・スターを除く3人のハーモニーとが印象的である。この曲はジョンのお気に入りでもあった「こいつ(ジス・ボーイ)」をジョンなりに改作したものであるといわれている。
[編集] 題名の由来
イギリス・ワイト島にライド(Ryde)というフェリー港がある。原題の"Ticket to Ride"は、そのフェリー港までの切符"Ticket to Ryde"にかけた洒落である。
[編集] 収録アルバム
[編集] カバー収録アルバム
- カーペンターズ / 涙の乗車券
[編集] 関連項目
カテゴリ: ビートルズの曲 | カーペンターズの曲 | 1965年のシングル | 1969年のシングル