湘南鷹取
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湘南鷹取(しょうなんたかとり)は神奈川県横須賀市の最北部に位置する住宅街である。
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[編集] 概要
西武不動産が鷹取山を切り開いて造成した住宅団地で、住宅の多くは高台に存在する。現在区画は1丁目~6丁目に分けられている。横須賀市内における高所得層が住む地区として知られる。近隣の「鷹取」は湘南鷹取とは別の古い住宅街である。
三浦半島の東京湾側に位置し、本来湘南と呼ばれる地域ではないが、そのイメージのよさから地名に採用された。
[編集] 特色
域内を通過する幹線道路はなく、自動車で住宅街へ出入りできる箇所も非常に少ない。西友以外に大規模な商業施設も存在せず、閑静な住宅街となっている。横須賀市立の鷹取小学校と鷹取中学校が存在するが、ともに市内では最小規模の学校である。
東京や横浜へ通勤する住民が多く、ベッドタウンの様相を呈する。市内に存在する他の住宅街に比べ広壮な住宅が多いこと、定住者が多いこと、整った景観なども湘南鷹取の特徴とされ、比較的富裕な家庭が集まっている。
5丁目にはマンション(A棟~V棟)が立ち並ぶ。建築からやや年数が経過しているが、住民による手入れはしっかりと行われている。近年新たなマンションの建設も計画されたが、安全性や景観を損ねるとして住民の反対運動が起こり中止に追い込まれた。
[編集] 交通
最寄駅は京急本線の追浜駅・京急田浦駅、京急逗子線六浦駅のいずれかとなる。この中では団地へ乗り入れる路線バス「湘南たかとり循環」が発着し、駅前に商業施設等が集まる追浜駅の利用が多い。