特急はぼろ号
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特急はぼろ号(とっきゅうはぼろごう)は、沿岸バスが運行する都市間バス。道央自動車道・深川留萌自動車道を経由する直行便と国道231号を経由する雄冬経由便がある。1日6往復を運行。
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[編集] 経路
- 直行便
- 札幌市 - (札幌IC) - (道央自動車道) - (深川JCT) - (深川留萌自動車道) - (留萌幌糠IC) - 留萌市 - 留萌郡小平町 - 苫前郡苫前町 - 苫前郡羽幌町 - 苫前郡初山別村 - 天塩郡遠別町 - 天塩郡天塩町 - 天塩郡幌延町 - 天塩郡豊富町
- 増毛経由
- 札幌市 - 石狩市 - 増毛郡増毛町 - 留萌市 - 留萌郡小平町 - 苫前郡苫前町 - 苫前郡羽幌町
[編集] 概要
- 留萌支庁内を国道232号経由で縦断し、札幌市と結ぶ都市間路線である。
- 途中停留所は原則として羽幌・豊富行は降車のみ、札幌行は乗車のみとなっているが、交通機関空白地帯にあたる石狩市の厚田支所・柏木・浜益は乗降とも取り扱っている。
- 平成18年4月1日より直行便が深川留萌自動車道経由となり所要時間を大幅に短縮。また直行便に「深地層研究センター」を、増毛経由便に「北15条東1丁目」・「浜益」・「谷地町」を新設した。また、一部停留所の名称を並行する高速るもい号・日本海るもい号(北海道中央バス)と統一した。
- 深川留萌自動車道の延伸に伴い、直行便は平成18年11月26日より留萌幌糠IC経由で運行。
[編集] 車輌装備
長距離用の車輌が主に使用されている。以前はスーパーハイデッカーが主流だったが、現在はハイデッカーが主流となっている。全車にテレビ・ラジオ・トイレを装備、一部車輌にBS放送やフットレストを備える。日本初と謳われた自動車電話は携帯電話の普及により廃止となっている。
[編集] 運行経路
2006年4月現在 全停留所掲載
- 特急はぼろ号直行便(羽幌発着)、特急はぼろ号 増毛経由便
- 各1往復運行。所要時間は約3時間15分(直行)、約3時間50分(増毛経由)。
●:降車のみ ◎:乗降可能 -:停車せず |
幌 市 |
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平 町 |
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幌 町 |
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札幌駅前ターミナル | 北15条東1丁目 | 厚田支所 | 柏木 | 浜益 | 雄冬 | 大別苅 | 谷地町 | 増毛ターミナル | 舎熊駅前 | 阿分小学校 | 礼受 | 寿町 | 留萌十字街 | 錦町 | 開運町2丁目 | 留萌駅前 | 東橋 | 元川町 | 元川町第2 | 春日町 | 小平中央 | 鬼鹿3区 | 力昼 | 上平 | 苫前上町 | 羽幌ターミナル | 本社ターミナル | ||
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直行便 |
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札幌←羽幌 |
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増毛経由便 |
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札幌←羽幌 |
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- 特急はぼろ号直行便(豊富発着)
- 4往復運行。所要時間は約5時間10分。
●:降車のみ ◎:乗降可能 -:停車せず |
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山 別 村 |
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札幌駅前ターミナル | 東橋 | 元川町 | 元川町第2 | 春日町 | 小平中央 | 鬼鹿3区 | 力昼 | 上平 | 苫前上町 | 羽幌ターミナル | 本社ターミナル | 初山別役場前 | 豊岬 | 遠別営業所 | 天塩 | 幌延十字街 | 深地層研究センター | 豊富温泉 | 豊富営業所 | ||
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直行便 |
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札幌←豊富 |
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[編集] その他
- 座席指定制の予約制である。乗車券は札幌駅前ターミナル(ジェイ・アール北海道バスに委託)・羽幌ターミナル・本社ターミナル・遠別営業所・豊富営業所で販売する。途中停留所から乗車の場合は増毛ターミナル(札幌行き21便のみ)、砂川サービスエリア(乗務員による車内販売)にて販売する。なお、道内の昼行都市間路線としては比較的早い時期から座席指定制を採用している。
- 原則予約制だが、東橋については札幌行きの最終停留所のため、空席がある場合は予約なしでも乗車できるよう便宜を図っている。
- 直行便は砂川サービスエリア(道央自動車道)と本社ターミナル、増毛経由便は増毛ターミナルにて休憩時間を設ける。
- 過去にはバスガイドが乗車して車内販売や雑誌のサービスを実施していたが、ワンマン化により廃止となっている。
- かつての高速経由便は貸切バスとして運行していたが、道北観光バス(銀嶺バスの前身)の都市間バス問題の煽りを受けて乗合路線の認可を受けた。なお、増毛経由便は当初から乗合認可を受けて運行している。
- 留萌市内は北海道中央バスの高速るもい号が乗り入れているため、増毛経由を除いて市内に乗り入れず、郊外で乗降を取り扱うにとどまる。なお、何度か相互の停留所開放を実施しており、沿岸バスは直行便の「春日町」・「五十嵐町1丁目」(のちに「元川町」に変更)・「東橋」と増毛経由便の留萌市内「留萌駅前」・「開運町2丁目」・「錦町」・「留萌十字街」・「寿町」・「浜益」・「柏木」・「厚田」を、北海道中央バスは高速るもい号の「東橋」・「五十嵐町1丁目」(のちに「合同庁舎前」に変更)と日本海るもい号の「増毛ターミナル」、さらに雄冬~増毛~留萌間の乗降取り扱いを得ている。
- 羽幌ターミナル・上平バスターミナル・増毛ターミナルはそれぞれ公共の無料駐車場が隣接しており、パークアンドライドが可能。
- 年末やゴールデンウィークなど繁忙期は増発便が運行される。予約客は行き先別に宛がわれることが多く、1号車は豊富行き、2号車以降は途中停留所止まりで運行される。そのため普段は使用されない「遠別」や「天塩」の行先方向幕が用いられることもある。
- 羽幌・豊富から札幌到着後その日のうちに折り返す便(6往復のうち4往復)は、ジェイ・アール北海道バス札幌営業所を待機場所として利用している。(札幌に夜に着く2本は、自社の札幌営業所に夜間滞泊する。)
- 豊富行下り便は全停留所降車のみの取り扱いのため、幌延十字街~豊富温泉で降車客がいない場合は国道40号経由で豊富まで直行する(特急わっかない号と同じ経路)。
[編集] 外部リンク
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