現代用語
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現代用語(げんだいようご)とは、新語の中で、とりわけ現代社会に欠かせない言葉で、様々な世相・風俗を表わしたもの。また、現代社会を知る上でのキーワード。
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[編集] 概要
毎年発行されている「現代用語の基礎知識」や「イミダス」では、莫大な現代用語を掲載し、年鑑としての役割も果たしている。
新語・流行語大賞で受賞した言葉の多くは、極端に言えば次の年には既に使われなくなる言葉が多い。
バブル経済の終焉で、いわゆるエリート層が洗脳集団に魂を売り飛ばしたかのような一連のオウム真理教関連の事件や、非行歴のない「普通の子」が衝動的な行動に走り、殺傷事件を起こすなど、人々の心に余裕がなくなっていた1990年代は、日本国内及び世界各地で自然災害も相次いだこともあり、ここで採り上げる言葉も暗い話題が少なくない。しかし、そうした中、とりわけ日本ではかつてない少子高齢化時代が訪れようとしているし、女性の社会進出、障害者の社会参加など、あらゆる人が社会で活躍できるにはどうすればいいか、また深刻化する環境汚染や資源の枯渇といった、20世紀に我々人類が犯してきた過ちを省み、「やさしさの時代」へと転換しようという試みが出てきている。2000年代に入るとこうした方向性が見られるようになった。
[編集] 現代用語の事例集
[編集] 1990年代
- PTSD(心的外傷後ストレス障害)
[編集] 2000年以降
- オレオレ詐欺
- 電話で「オレ、オレ」と言って金を振り込ませる詐欺が多発し、社会問題となった。その後、振り込め詐欺と呼称が変更される。
- 食育
- 食を通して、食事の礼儀作法だけでなく、食べ物の大切さなど食にまつわる様々な事柄を教育すること。
- 地産地消
- 主に農産物を輸入や地域外から持ってくるのではなく、なるべく地元で生産したものを地元で消費しようという考え方。
- 二極化
- 世の中のあらゆる局面において格差が拡大すること。→勝ち組・負け組・格差社会
- バイト敬語
- 敬語にあって敬語にあらざる、若者を中心に使われる敬語表現で、日本語の乱れがクローズアップされるにつれて取り沙汰されるようになった。
- ノーマライゼーション
- バリアフリー
- バリア(barrier)とは障害となり得るもの、障壁の意で、これをフリー(free)にすることで障害を持つ人の利用に差し支えのない状態とすること。「外来語」言い換え提案では「障壁なし」と言い換え語を提案しているが、これはバリアフリーの思想を正しく言い当てているとは言えず、また高齢者の間でも少しずつではあるが認知されている。しかしながら、バリアフリーも先述したノーマライゼーションもあくまで社会的弱者が対象であり、逆に健常者と言う言葉が障害を持たない人に対する差別につながるのではという指摘があるのも事実で、これに代わる概念が、後述のユニバーサルデザインである。
- ユニバーサルデザイン