瓶詰
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
瓶詰(びんづめ)とは、野菜や果物などの食品を、塩水、酢、油、酒等による調味液とともにガラス等を材質とする容器に封入したもの。食品に限らず、単純に、何か、をガラス瓶等に封入したものを瓶詰ということもある(ドライフラワーの瓶詰、ボトルシップなど)。
基本的に形は円柱形で、瓶よりも高さが低い。形は四角柱など角柱の場合もある。また、中に液体を入れる瓶とは異なり食品を封入するため、封入しやすく、そして中身を取り出しやすいように口が大きい。容器の部分がどんな形をしていても、口の部分は円形である。
食品を密閉容器に保存することは古くから行われており、酸に強いガラス容器の使用も、16世紀のヨーロッパでは知られていた。
19世紀、アペールによって発明された瓶詰を湯煎し食品を長期保存する方法は、缶詰のルーツである。
現代においても家庭に必ず一つはあるほど普及しており、生活に欠かせないアイテムとなっている。
瓶詰が使われるようになった当時はコルク栓で、その上から蝋を垂らすことで密封していた。後にねじ巻式の蓋が開発され、瓶詰の蓋の主流となっている。そのような現在でも、コルク栓が使われている瓶詰は存在する。
[編集] 主な瓶詰製品
[編集] 関連項目
[編集] 参考文献
- スー・シェパード『保存食品開発物語』赤根洋子訳 ISBN 4167651157
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