石井紘基
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石井紘基(いしい こうき、1940年11月6日 - 2002年10月25日)は、元民主党所属の衆議院議員。
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[編集] 経歴
東京都世田谷区に生まれる。世田谷区立池之上小学校、成城学園中学校・高等学校、中央大学法学部卒業。早稲田大学大学院を経て、モスクワ大学大学院修了。社会民主連合事務局長で、衆議院議員選挙での同党公認が決定していたが、1992年秋に突如日本新党へ移籍。1993年、衆議院議員選挙で日本新党から立候補し、初当選。以来、当選を重ねる。1996年、民主党の結党に参加。議員活動としては、主に日本の政府支出の無駄使いに関して、フィールドワークを持っていた。2000年、映画「バトル・ロワイアル」に関しては、青少年に悪影響を与えるとして、上映に反対し規制を働きかけようとした。
2002年10月25日、世田谷区の自宅駐車場で自称右翼団体守皇塾代表(構成員は本人一人のみ)在日韓国人の伊藤白水を自称する尹白水(ユン・ペクス)に柳刃包丁で左胸を刺されて死亡。享年62。
尹の所属する右翼団体は活動実績もなく構成員も本人一人のみで実態は無い。だが、ほぼ全てのマスコミは実名報道を行わず、通名の伊藤白水を用いて、「右翼団体構成員・伊藤白水」の犯行と報じている。
犯人の尹白水に対しては、2005年11月15日、最高裁で無期懲役の判決が確定。しかし、犯行動機など事件の真実は明らかにされなかった。
[編集] その他
[編集] 著作
- 『つながればパワー:政治改革への私の直言』(創樹社、1988年12月)
- 『官僚天国日本破産』(道出版、1996年4月)ISBN 4-7901-0130-4
- 『告発マンガ利権列島:援助交際政治の現場を斬る』(文藝春秋、1999年10月)ISBN 4-89036-090-5
- 『日本を喰いつくす寄生虫:特殊法人・公益法人を全廃せよ!』(道出版、2001年11月)ISBN 4-944154-40-2
- 『日本が自滅する日:「官制経済体制」が国民のお金を食い尽くす!』(PHP研究所、2002年1月)ISBN 4-569-61414-0
- 『だれも知らない日本国の裏帳簿 : 国を滅ぼす利権財政の実態!』(道出版、2002年2月)ISBN 4-944154-41-0
[編集] 参考文献
- 『政治家石井紘基その遺志を継ぐ』(明石書店、2003年10月)ISBN 4-7503-1804-3
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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