硫酸マグネシウム
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硫酸マグネシウム | |
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IUPAC名 | |
別名 | エプソム塩 |
組成式 | MgO4S |
式量 | 120.37 g/mol |
形状 | 白色結晶または粉末 |
結晶構造 | |
CAS登録番号 | 7487-88-9(無水物) 10034-99-8(七水和物) |
密度と相 | 2.65 g/cm3, 固体 |
水への溶解度 | g/100 mL ( ℃) |
融点 | 1124 ℃(分解) |
沸点 | ℃ |
出典 | ICSC |
硫酸マグネシウム(りゅうさんマグネシウム、magnesium sulfate)は化学式 MgSO4 で表される硫酸とマグネシウムの塩。天然には7水和物として存在する。七水和物は無色粉末で、70 ℃ で1水和物、200 ℃ で無水物となり、1124 ℃ で分解する。水に易溶、エタノールに微溶。エプソム塩とも呼ばれる。無水物は吸湿性のある白色結晶性粉末で、水分と反応し発熱する。融点1185℃。
硫酸マグネシウムは、医薬品として便秘、低マグネシウム血症、子癇その他の治療薬等として使用される。農業の分野でも、溶解度の高さのために硫酸マグネシウムが肥料としてじゃがいも、トマト、バラ等の作物に使用されている。また、有機合成の分野では、無水物が乾燥剤として非常に汎用されている。
また、市販されている多くの入浴剤の有効成分は硫酸マグネシウムと炭酸水素ナトリウムである。硫酸マグネシウムには体を温める温浴効果があるので、冬用のものに特に多く配合されている。
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