装甲回収車
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装甲回収車(そうこうかいしゅうしゃ、Armoured Recovery Vehicle, ARV)とは、戦場で破損した戦車などの軍用車両を牽引するなどして回収するための車両である。戦車回収車(せんしゃかいしゅうしゃ、Tank Recovery Vehicle, TRV)あるいは装甲戦車回収車(そうこうせんしゃかいしゅうしゃ、Armoured Tank Recovery Vehicle, ATRV)ともいう。戦車は頑丈であり、爆発炎上でもしないかぎり現地で修理・再生が可能であるため、早急な再戦力化のために回収車は重要な存在であった。第二次大戦以前には、主にトラックやハーフトラックがこの任に当たっていたが、戦車の重量の増大と、防御力の不足のために、専用の装甲回収車が開発されることとなった。
また戦車のエンジン交換など整備を行えるものもあるが、その場合は装甲修理回収車(そうこうしゅうりかいしゅうしゃ、Armoured Repair & Recovery Vehicle, ARRV)と呼ぶことがある。
装甲回収車として一から設計されることは少なく、基本的にその国の主力戦車の車体や機関系などを流用したものが多い。第二次大戦中に生産された物には、主力戦車や自走砲の砲塔や武装を撤去しただけの簡易戦車回収車もある。
[編集] 主な装甲回収車
[編集] 関連項目
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