西村弘司
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西村弘司(にしむら こうじ、1984年7月7日 - )は三重県伊賀市(旧阿山郡阿山町)出身の京都サンガF.C.に所属するサッカー選手である。ポジションはGK。
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[編集] プレースタイル
反射神経の良さは、京都の第1GKである平井直人にもひけを取らない。ディフェンスへの声による指示も積極的で、2006年シーズンは平井の怪我もあり、出場数も増加。将来が有望な選手なのは間違い無い。惜しむらくは、GKとしては致命的な「ポカ」をかなり高い頻度で犯してしまうところか。ファンブルなどのキャッチミス、中途半端な飛び出し等でピンチ・失点につながったケースが数多くあり、中でも 2004年シーズンの試合で彼のミスで佐藤寿人に奪われたゴール(後述)はあまりにも衝撃的であった。
[編集] 佐藤寿人のゴール
2004年6月12日のベガルタ仙台戦。1対1の同点で迎えた後半13分、真後ろにいた佐藤に気付かず、自分が手にしたボールを前線へ大きく蹴りだそうとフィールドに転がした瞬間、ボールを奪われてそのままゴールに蹴り込まれてしまった。試合もこの失点が決勝点となり、1対2で敗れた。あまりにも軽率で致命的なミスによる失点であり、いまだに彼に対する悪い方のイメージとして纏わりついているのは否めない。
この年、開幕から不調の京都はこの試合後に西村昭宏監督が解任、木村文治総監督が辞任することとなり、柱谷幸一監督が誕生することとなった。この年の昇格は逃したが、翌年は柱谷体制で圧倒的な独走で優勝を飾ったことで、結果的に西村・木村体制にトドメを差した格好の西村を逆の意味で「救世主」と見るサポーターもいた。
本人曰くこの試合は今までで一番の思い出とのこと。(サンガ@LOVEにて)
ちなみに、2005年の11月26日・J2第43節のベガルタ仙台戦で先発した西村は再三のピンチに好セーブを連発し、仙台を完封。1対0の勝利に大きく貢献した。仙台はその後の最終節の結果、勝ち点1届かずに入替戦出場・J1昇格を逃した為、リベンジには成功したと言えるかもしれない。
[編集] 経歴
- 三重県立四日市中央工業高等学校
- 京都パープルサンガ/京都サンガF.C. 2003 -
[編集] 個人成績
年度 | チーム | リーグ | 背番号 | リーグ戦 | カップ戦 | 天皇杯 | |||||
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J・J1 | J2 | ||||||||||
出場 | 失点 | 出場 | 失点 | 出場 | 失点 | 出場 | 失点 | ||||
2003年 | 京都 | J1 | 26 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2004年 | 京都 | J2 | 26 | - | 19 | 22 | - | 1 | 2 | ||
2005年 | 京都 | J2 | 26 | - | 4 | 3 | - | 1 | 0 | ||
2006年 | 京都 | J1 | 26 | 16 | 31 | - | 2 | 3 | 1 | 1 | |
2007年 | 京都 | J1 | 26 | - | - | ||||||
通算 | 16 | 31 | 23 | 25 | 2 | 3 | 3 | 3 |
京都サンガF.C. - 2007 |
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1 平井直人 | 2 秋田豊 | 3 チアゴ | 4 安藤淳 | 5 手島和希 | 6 森岡隆三 | 7 徳重隆明 | 8 美尾敦 | 9 アンドレ | 10 パウリーニョ | 11 星大輔 | 13 三上卓哉 |14 中払大介 | 15 中山博貴 | 16 斉藤大介 | 17 石井俊也 | 18 米田兼一郎 | 19 登尾顕徳 | 20 倉貫一毅 | 21 橋田聡司 | 22 渡邉大剛 | 23 大久保裕樹 | 24 小原昇 | 25 西野泰正 | 26 西村弘司 | 27 加藤大志 | 28 姜鉉守 | 29 田村仁崇 | 30 隅田航 | 31 田原豊 | 32 三戸雄志 | 33 上野秀章 | 34 平島崇 | 35 角田誠 | 監督 美濃部直彦 | クラブ | |
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