斉藤大介
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
|
斉藤大介(さいとう だいすけ、1980年8月29日-)は、大阪府出身のサッカー選手で、京都サンガF.C.に所属している。ポジションはMF(ボランチ)。
高校時代、大阪選抜で稲本潤一とダブルボランチを組んでいたことがある。
尚、同音の読みでジェフユナイテッド市原・千葉にも斎藤大輔選手がいる。
目次 |
[編集] プレイスタイル
展開力のあるロングフィードが武器。近年は積極的にミドルシュートを狙うなど、攻撃参加の意識も高まっている。
[編集] 経歴
[編集] 1999年-2002年
1年目(1999年)は出場機会はなし。2年目(2000年)はリーグ戦7試合・カップ戦2試合に出場。チームがJ2に降格した3年目(2001年)はリーグ戦、カップ戦ともに出場機会がなかった。
J1復帰した翌年(2002年)も序盤は途中出場の1試合のみ(その試合も本来はベンチ外で、当日に他の選手の負傷によって急遽ベンチ入りしたもの)と出場機会に恵まれなかったが、転機が訪れたのはリーグ戦中断中に行われたこの年のナビスコカップ予選リーグであった。当時、ボランチで不動のレギュラーであった朴智星が日韓ワールドカップで韓国代表に合流するためチームを離れたことによりレギュラーに抜擢され、大きな展開力と正確なロングパスで彼の穴を埋める活躍を見せる。また、このことによりワールドカップ終了後に朴が合流した後も彼をボランチではなく、黒部光昭、松井大輔らと組む3トップの一角として起用することが可能となり、京都のチーム力アップに大きな貢献を果たした。この年チームは過去最高の年間5位、そして天皇杯初制覇を達成する。
[編集] 2003年以降
背番号を16に変えて迎えた2003年であったが、移籍した朴智星の穴やケガ人の続出などで京都は低迷、再びJ2に降格した。このシーズンは、途中から監督に就任したピム・ファーベーク監督の下ではセンターバックで起用されることも多かった。2度目のJ2となった2004年、シーズン当初はレギュラーとして起用されていたが第2クール以降はポジションを失い、サブにすら入れないことも多かった。J1昇格も逃し苦いシーズンとなったが、シーズン終盤に調子を取り戻して素晴らしいプレーを見せたことで翌年への期待を感じさせた。
副キャプテンに就任し迎えた2005年は石井俊也、米田兼一郎らボランチの選手が新加入し、チーム内での争いも激しくなったが、開幕からまさに大黒柱といえる活躍で不動のレギュラーを獲得。この年、群を抜く成績でJ1昇格を達成した京都の躍進を支えた。2006年も攻守の要として奮闘したが、チームは1年で降格してしまった。この年はキャプテンマークを巻く事も多かった。
J2降格で去就が注目されたが2007年も京都でプレー。キャプテンにも任命された。
[編集] 逸話
- とにかく真面目な性格で、斉藤のことを扱った記事では必ずと言っていい程、「真面目」というフレーズが出る。インタビュー等でも、その真面目で朴訥な性格が窺える。
- 三浦知良がサンガ在籍時代に他の当時若手だった遠藤保仁や松井大輔がカズの部屋に遊びに出入りしていたのに対し、斉藤はカズが部屋に入れと言うまで直立不動で入り口で固まって待っているほどの真面目である。
- 自身のJリーグ初ゴールは京都のJ1通算200ゴールでもあった。
- 2007年にキャプテンに初めて抜擢され尊敬する三浦知良に報告の電話をいれている。そしてカズから「特別な事をするんじゃなくてお前なりに頑張ってやれ!!悩み事があればいつでも相談にこい」と励まされている。
[編集] 所属クラブ
- 高槻第六中学校
- 金光第一高校
- 京都パープルサンガ/京都サンガF.C. 1999-
[編集] 個人成績
年度 | チーム | リーグ | 背番号 | リーグ戦 | カップ戦 | 天皇杯 | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
J・J1 | J2 | ||||||||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
1999年 | 京都 | J1 | 25 | 0 | 0 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2000年 | 京都 | J1 | 25 | 7 | 0 | - | 2 | 0 | 0 | 0 | |
2001年 | 京都 | J2 | 22 | - | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | |
2002年 | 京都 | J1 | 22 | 22 | 1 | - | 5 | 0 | 4 | 0 | |
2003年 | 京都 | J1 | 16 | 27 | 1 | - | 4 | 0 | 1 | 0 | |
2004年 | 京都 | J2 | 16 | - | 21 | 0 | - | 2 | 0 | ||
2005年 | 京都 | J2 | 16 | - | 42 | 2 | - | 1 | 0 | ||
2006年 | 京都 | J1 | 16 | 33 | 1 | - | 5 | 0 | 1 | 0 | |
2007年 | 京都 | J2 | 16 | - | - | ||||||
通算 | 89 | 3 | 63 | 2 | 16 | 0 | 9 | 0 |
[編集] 記録
[編集] 参考・出典
- 京都サンガF.C. オフィシャルサイト、京都サンガF.C.
- 「2007 J1&J2 リーグ選手名鑑」、ベースボールマガジン社、2007年3月9日付
京都サンガF.C. - 2007 |
---|
1 平井直人 | 2 秋田豊 | 3 チアゴ | 4 安藤淳 | 5 手島和希 | 6 森岡隆三 | 7 徳重隆明 | 8 美尾敦 | 9 アンドレ | 10 パウリーニョ | 11 星大輔 | 13 三上卓哉 |14 中払大介 | 15 中山博貴 | 16 斉藤大介 | 17 石井俊也 | 18 米田兼一郎 | 19 登尾顕徳 | 20 倉貫一毅 | 21 橋田聡司 | 22 渡邉大剛 | 23 大久保裕樹 | 24 小原昇 | 25 西野泰正 | 26 西村弘司 | 27 加藤大志 | 28 姜鉉守 | 29 田村仁崇 | 30 隅田航 | 31 田原豊 | 32 三戸雄志 | 33 上野秀章 | 34 平島崇 | 35 角田誠 | 監督 美濃部直彦 | クラブ | |
カテゴリ: 日本のサッカー選手 | 京都パープルサンガの選手 | 京都サンガF.C.の選手 | 1980年生 | 大阪府出身の人物 | サッカー選手に関するスタブ項目