道央圏連絡道路
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道央圏連絡道路(どうおうけんれんらくどうろ)は、北海道千歳市平和から小樽市銭函を結ぶ、地域高規格道路である。供用部分は国道337号として知られている。また通過市町村や道によって道央新道(どうおうしんどう)として都市計画道路に定められている。
国道337号のバイパスとして開通している区間もあるが、千歳市~石狩市間には各市街地区間を通る旧来の路線(道央国道)も並行して存在する。
目次 |
[編集] 概要
- 陸上距離:約80km
- 起点:千歳市平和
- 終点:小樽市銭函
- 指定区間:全線
- 幅員:21.0m
- 規格:3種1級
- 設計速度:80Km/h
- 車線:3.5m×4車線
[編集] 新千歳空港関連
千歳市平和の新千歳空港ICから泉郷中央の道東自動車道千歳東ICに至る、延長9.2kmの区間である。2003年3月までに新千歳空港ICから寿ICに至る2.5kmを部分供用している。全区間が立体交差、2~4車線で供用されている。
日の出ICまでが先行開通していたため、日の出バイパスと呼ばれることがある。
現在は、用地補償、埋蔵文化財調査、改良工事が行われている。
[編集] 泉郷道路
千歳市泉郷中央の道東自動車道 千歳東ICから夕張郡長沼町幌内東の国道274号に至る、延長8.2kmの区間である。現在はまだ設計協議を行っている段階であり、2005年度現在、開通している区間はない。
[編集] 長沼南幌道路
夕張郡長沼町幌内東の国道274号から空知郡南幌町南15線に至る、延長22kmの区間である。現在はまだ計画段階であり、2005年度現在、開通している区間はない。
[編集] 中樹林道路
空知郡南幌町南15線から江別市江別太の道央自動車道江別東ICに至る、延長7.3kmの区間である。現在はまだ環境影響評価の手続きを行っている段階であり、2005年度現在、開通している区間はない。
[編集] 美原バイパス
江別市江別太の道央自動車道 江別東ICから、斜張橋の美原大橋(みはらおおはし)で石狩川を渡り、江別市の中心部の対岸を迂回して、同市美原に至る、延長3.9kmの区間。2005年3月26日に開通した。全区間が暫定2車線、一部連続立体交差となっている。
[編集] 美原道路
江別市美原から石狩郡当別町蕨岱の当別バイパスに至る、延長8.0kmの区間である。現在はまだ橋梁工事等を行っている段階であり、2005年度現在、開通している区間はない。
[編集] 当別バイパス
石狩郡当別町蕨岱の国道275号から、札幌大橋(さっぽろおおはし)で石狩川を渡り、札幌市を北側に迂回して、石狩市生振の生振ICに至る、延長15.4kmの区間。全区間が暫定2車線平面交差、一部4車線連続立体交差となっている。現在は、用地買収及び改良工事が行われている。
生振バイパスと呼ばれることがあるが、当別バイパスが正式名称である。
[編集] 石狩市生振~小樽市銭函
この区間は古くから開通・整備されているため、事業路線としての名称がない。生振ICから花畔大橋(ばんなぐろおおはし)で茨戸川を渡り、石狩市の中心部を北側に迂回して、国道5号に至る、延長約17kmの区間。全区間が4車線、一部連続立体交差となっている。
[編集] 開通区間
- 千歳市平和(新千歳空港IC)~同市流通3丁目・祝梅(寿IC)
- 美原バイパス(江別市江別太~同市美原)
- 石狩郡当別町蕨岱~小樽市銭函(国道5号交点)