道後温泉駅
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道後温泉駅(どうごおんせんえき)は、愛媛県松山市道後町にある伊予鉄道城南線の終着駅。
道後温泉への最寄駅であり、観光窓口の駅でもある。 また、坊っちゃん列車の終着駅であり、この駅の引き上げ線で坊っちゃん列車の機関車の方向転換が見られる。
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[編集] 駅構造
- 夜間駐機しており、ライトアップされる。また、昼間も運行の合間に入線することがあり、運がよければ見られる。
- 駅舎
- 1911年(明治44年)建築の旧駅舎そのものの、明治洋風建築の外観で復元されており、周辺の景観形成に寄与している。夜間ライトアップあり。
- 観光の拠点駅であり、職員が常駐している。
- 駅舎内に、「坊っちゃんインフォメーション」という観光案内所あるほか、「坊っちゃんショップ」というみやげ物店もある。二階は「坊っちゃん茶房」という飲食店になっている。その前はオープンカフェになっている。
- 駅前
- 伊予鉄道のバスターミナルがある。
- 道後温泉商店街(アーケードあり)の南入り口に隣接している。
- 駅前広場及び駅前の道路は、松山地方の秋祭りの一つである湯神社・伊佐爾波神社の祭礼の時には、未明から神輿の鉢合わせが行われる。やや見世物化しているが、見物客も大変多い、荒々しい祭りである。(通行止めになる)
[編集] 駅周辺
- 放生園(ほうじょうえん) からくり時計・足湯などのある小公園
- 道後温泉本館
- 道後温泉商店街 アーケードがある。
- 道後公園
- 湯築城跡
- 松山市立子規記念博物館
- 伊予銀行
- 愛媛銀行
- 愛媛信用金庫 いずれも道後支店
- 四国霊場第五十一番札所石手寺
[編集] 歴史
この場所には道後鉄道以来駅の設置・廃止が何度か行われているが、それらを順に記す。なお位置関係については下記のリンク先を参照(伊予鉄道ホームページ 路面ライダー第6話「廃線跡を探せ!」)。
- ※現在の上一万から道後まではほぼ現在の城南線と同じルート。
- 1911年8月8日 旧道後鉄道を762mm軌間から1067mmに改軌、電化。同年駅舎新築。
- 1921年4月1日 松山電気軌道が伊予鉄道に合併される。
- 1921年5月1日 旧松山電気軌道の道後駅廃止。
- 1926年5月2日 一番町(現在の大街道)~上一万~道後の現在の城南線開通。同時に旧道後鉄道の道後~御宝町(現在の勝山町)廃止。
- 1927年4月3日 旧道後鉄道の城北線道後~木屋町廃止
- 1960年4月1日 道後温泉駅に改称。
- 1986年 駅舎の老朽化に伴い、一部建材を再利用・旧駅舎を忠実に再現する形で駅舎新築。
[編集] 隣の駅
- 伊予鉄道
- 城南線
- 3市駅線・5JR線・6本町線
- 道後公園駅 - 道後温泉駅