遙かなる時空の中でシリーズ
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遙かなる時空の中でシリーズ(はるかなるときのなかでしりーず)は、コーエーから発売されているネオロマンスシリーズの第2作目。
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[編集] 概要
平安時代によく似た異世界「京」に、龍神の神子として召喚された現代の女子高生が、龍神の神子を守る役目を持った男性と共に、京に平和をもたらすことが目的の和風ファンタジー。
1と2はシミュレーション色が強いシステムだが、最新作の3ではノベルゲーム的要素が濃くなり、シナリオ性が1・2よりも強くなった反面、自由度は減少した。
メインキャラクターの声優を次回作でも引き継ぐ方式を取っているが、同じ声をしてるからといって生まれ変わり、子孫というようなことはない。
[編集] ゲームリスト
- 1関連
- 遙かなる時空の中で :2000年4月6日発売。プレイステーション用ソフト。
- 遙かなる時空の中で :2002年8月23日発売。ゲームボーイアドバンス用ソフト。
- 遙かなる時空の中で~盤上遊戯~ :2003年6月26日発売。プレイステーション用ソフト。
- 遙かなる時空の中で~八葉抄~:2005年4月1日発売。プレイステーション2用ソフト。
- 遙かなる時空の中で 彩絵手箱:2005年4月1日発売。PSP用ソフト。
- 遙かなる時空の中で~舞一夜~:2006年9月21日発売。プレイステーション2用ソフト。
- ポケットシナリオシリーズ 遙かなる時空の中で 舞一夜:2006年11月30日発売。ニンテンドーDS用ソフト。
- 2関連
- 遙かなる時空の中で2 :2001年9月28日発売。Windows95/98/Me用ソフト。
- 遙かなる時空の中で2 :2002年2月28日発売。プレイステーション2用ソフト。
- 遙かなる時空の中で2 :2005年6月30日発売。PSP用ソフト。
- 3関連
- 遙かなる時空の中で3 :2004年12月22日発売。プレイステーション2用ソフト。
- 遙かなる時空の中で3 十六夜記 :2005年9月22日発売。プレイステーション2用ソフト。
- 遙かなる時空の中で3 運命の迷宮(ラビリンス) :2006年3月23日発売。プレイステーション2用ソフト。
[編集] レギュラーキャスト
- 川上とも子…主人公(白龍の神子)
- 三木眞一郎…天の青龍:源頼久、源頼忠、有川将臣
- 関智一…地の青龍:森村天真、平勝真、源九郎義経
- 高橋直純…天の朱雀:イノリ、イサト、ヒノエ
- 宮田幸季…地の朱雀:流山詩紋、彰紋、武蔵坊弁慶
- 中原茂…天の白虎:藤原鷹通、藤原幸鷹、有川譲
- 井上和彦…地の白虎:橘友雅、翡翠、梶原景時
- 保志総一朗…天の玄武:永泉、源泉水、平敦盛
- 石田彰…地の玄武:安倍泰明、安倍泰継、リズヴァーン
- 大谷育江…藤姫、藤原紫、藤原深苑、白龍(成長前)
- 置鮎龍太郎…アクラム、白龍(成長後)
- 石井康嗣…イクティダール、源時朝、源頼朝
- 川村万梨阿…シリン、北条政子
- 浅川悠…セフル、和仁、平清盛、幻影
- 桑島法子…黒龍の神子:森村蘭、平千歳、梶原朔
[編集] スタッフ
- 総括:ルビー・パーティ(コーエー)
- キャラクターデザイン:水野十子
[編集] メディア展開
[編集] 漫画
白泉社・月刊LaLaにて連載中の1の漫画版。2000年にスタートし、コミックスが13巻まで発売中。作者はゲームのキャラクターデザインも担当している水野十子。現在はLaLa DXにて連載中。
[編集] TVアニメ
タイトルは「遙かなる時空の中で~八葉抄~」。 2004年10月からテレビ東京系列で半年間放送された。全26話。月刊LaLaで連載中の漫画をベースにした内容だが、後半はオリジナル展開。のちに発売されたDVD版ではマルチEDを取り入れている。
[編集] 映画
2006年夏に公開。監督は篠原俊哉
[編集] 用語
- 京
- このゲームの舞台となる、平安時代によく似た異世界の国のひとつ。歴史の流れや人間などが現実世界と同じため誤解されやすいが、主人公は実在した過去の世界(平安時代)にタイムスリップしたわけではない。(あくまで異世界へ召喚された設定)
- 龍神
- 京の守り神。白龍と黒龍が合わさった完全体を「応龍」という。
- 2の神子の祈りにより、3では京以外の範囲も見守るようになる。
- 龍神の神子
- 龍神の声を聞くことのできる唯一の存在。京に危機が訪れると、龍神によって選定される。「白龍の神子」のことだけ指すことも多い。歴代の両神子とも、非常に容姿端麗である(龍神の好みか?)
- 白龍の神子
- 龍神の陽の部分、白龍によって選ばれた神子。五行の力を操り、怨霊を封印することが出来る。霊力が非常に高く、手を触れるだけで呪詛を祓えるが、穢れに弱い。歴代とも、慈しみの精神が非常に強い
- 黒龍の神子
- 龍神の陰の部分、黒龍によって選ばれた神子。怨霊を封印する力はないが、怨霊の声を聞き、鎮めることが出来る。
- 八葉
- 龍神の神子に仕え、神子の剣となり盾となる8人の男性のこと。龍神によって選定され、その証として体の一部に龍の宝玉が出現する。四神一体につき、天の理、地の理の二人が選ばれる。神子から与えられた力で、特殊な術を使うことができるようになる。
- 星の一族
- 龍神の神子に仕える役目を持った一族。神子が不在のときは、龍の宝玉を守っている。未来を占えたり、特殊な力を持っていることが多い。
- 龍の宝玉(りゅうのぎょく)
- 元はひとつの玉だが、八葉が選定される際に8つに分かれ、各八葉の体の一部に現れるもの。神子、星の一族、八葉など霊力が高いものにしか見えず、触っても感触はない。八葉の役目が終わると自然に消える。
- 八卦
- 自然界を構成する8つの気。八葉はそれぞれ各気を帯びており、キャラクターの性格付けの元にもなっている。
- 天青龍…巽(そん)
- 地青龍…震(しん)
- 天朱雀…離(り)
- 地朱雀…坤(こん)
- 天白虎…乾(けん)
- 地白虎…兌(だ)
- 天玄武…坎(かん)
- 地玄武…艮(ごん)
[編集] その他
- 2以降、追加された設定
- 1の時点では「白龍の神子」という設定は存在しておらず「龍神の神子」と破壊神である「黒龍」という名称しか出てこない。
- 2で「龍神」は二つの側面(白龍と黒龍)がありそれぞれひとりずつ神子を求め、白龍は「進む力」、黒龍は「留まる力」を司るという設定になった。また、先に選出された方の神子は強い力を手にするため、八葉はつかない。(1~3の主人公は3人とも後から選出された神子)但し、黒龍の神子の方が力が強いという設定は、2でしか使用されていない(というより、それが顕れるシーンが1、3には全くない)
- 八葉の刺青
- 歴代八葉のうち、森村天真(1の地青龍)、平勝真(2の地青龍)、梶原景時(3の地白虎)の3人だけ宝玉のまわりに刺青のような模様が現れているのは彼らが黒龍の神子と血縁関係にあることが関係している。ただ、詳しいことは公式側でも不明という扱いになっている。
- 天地の八葉の対立
- 1・2においては、同じ四神の八葉でも性格や立場の違いから衝突する場面が多く、主人公が彼らの絆を深めることがストーリー上の重要な鍵となっていた。3では八葉同士の対立はほとんど無く、むしろ同じ四神の八葉ほど気が合うようである。
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
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