鉄拳の登場人物
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鉄拳の登場人物は、鉄拳シリーズに登場する架空の人物を列挙する。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
『鉄拳』には独自の世界観と人物構成があり、全シリーズ一貫した設定と物語がある。 それは三島一族の確執と闘争である。三島家の男は鉄拳トーナメントを舞台に、祖父・父・息子などが親族同士で争いをくり返している。『鉄拳』はこの三島家を中心に、その関係者・知り合い・友人・部下・弟子・そのまた知り合いや商売敵という複雑な人物相関図をなしている。
そうした個々のキャラクターにまつわるエピソードは、家庭用版には必ずムービーとして収録されていて、ユーザーの楽しみのひとつとなっている。
[編集] あ行
[編集] アーマー・キング[Armor King]
- 格闘スタイル - プロレスリング
鉄拳(中ボス)、2、TT、5DRで登場。ただし鉄拳4の時点で死亡しているため、5DRは2代目。初代との関係は不明だが、DRのストーリーバトルでマードックに勝った際の行動から、初代を殺したマードックを恨んでいたことがうかがえる。プロレスラー。初代キングと同門であったが、練習中キングにより左目を負傷。以来キングを憎み大会に参加(鉄拳)。落ちぶれた宿敵キングに自分を取り戻させるために彼とともに大会に参加(鉄拳2)。それ以降は大会に参加せず、2代目キングの師となり裏方にまわる。持病とクレイグ・マードックによる暴行が元で死亡(初代)。最初はキングのコンパチキャラだったがシリーズが進むにつれほぼ別キャラとなる。ちなみに2、3、のエンディングで毎回彼の死を暗示するような描写をしていたが死んだのは鉄拳4時。ちゃんと先を考えて設定されたキャラではなかったようだ。マッスルドライバーは漫画『キン肉マン』の「キン肉ドライバー」から。趣味は道場破りで、鉄拳2時代に道場の用心棒のバイトをしていたポールと手合わせしたことがある。
[編集] アレックス[Alex]
鉄拳2・TTに登場。恐竜のキャラクター。ロジャーにカーソルを合わせキックボタンで決定するとアレックスになる。一八が私設軍隊を作るにあたり、化石の中から発見された恐竜のDNAにロジャーのDNAを混ぜて復活させた凶暴な生命体。格闘大会から自分のテリトリーに迷い込んだものを抹殺すべく待ち続けている(鉄拳2)。2の時点では幼生態であり、成体となれば最強の生物になるはずだったが今現在ではどうなっているのかは全く不明。
[編集] アンナ・ウィリアムズ[Anna Williams]
- 格闘スタイル - 暗殺格闘術
鉄拳4以外の作品に登場。ただし鉄拳3ではアーケード版ではニーナの3Pカラーとして(見た目アンナでも技はニーナのもの)、プレイステーション版ではオリジナルのキャラとして登場(これは開発期間の問題でアーケード版でアンナを作る暇がなかったため)。ニーナ・ウィリアムズの妹。一流の暗殺者である父より姉と共に幼少の頃より暗殺術を学び、自身も一流の暗殺者となる。父親は出来のよい姉ニーナに愛情を注ぎ、そのため父親と姉を憎むようになる。姉妹喧嘩は日常茶飯事となり、お互い殺し合うほどのものとなる。三島一八の暗殺任務で大会に参加したニーナをねらって大会に参加(鉄拳)。
決着はつかず、お互いの仲は悪くなるばかり。病床の父親が2人を仲直りをさせようと試みるが、失敗。その後、姉妹喧嘩はますますすさまじい物となっていく。決着をつけるため大会に参加(鉄拳2)。
大会後、姉ニーナが三島一八に捕らえられコールドスリープの実験台とされてしまう。自分だけが年を取っていく事に我慢の行かないアンナは自らもコールドスリープの実験台となり、ニーナが目覚めると共に自分も目覚めるようにする。それから約20年、闘神オーガの影響により、ニーナと共にアンナは目覚める。が、ニーナはコールドスリープの後遺症として記憶を失っていた。これでは喧嘩もできないため、ニーナの記憶を戻すため、Dr.ボスコノビッチ に接触するため大会に参加(鉄拳3)。
大会後、様々な術でニーナの記憶を取り戻させようとするが失敗。ニーナは姿を消す。それから数年後、物足りない日々を送っていたアンナの元にニーナから電話が来る。数年ぶりに姉と再会する。ニーナはアンナの顔を見るやアンナに襲いかかる(ニーナの記憶が戻ったため)。アンナも応戦。数日間死闘が続いたが、決着はつかづじまい。決着はThe king of iron fist tournament5で付けることとなった(鉄拳5)。
俗にいう『お色気キャラ』。初登場時はニーナのコンパーチブルキャラだったがシリーズが進むにつれ別キャラとなる。1Pカラー・2Pカラーで服装の違うのがウリの鉄拳シリーズでめずらしく3まで1P、2Pで色違いのチャイナドレスだった。そのためか鉄拳3以降は永野護デザインの3Pカラーができた。なお、鉄拳5では1P、2Pで違う服装。ニーナに靴を隠されたり、ナンパされている最中にニーナによって水着を脱がされたりとニーナにろくな目に遭わされていない。逆に、その美貌とは裏腹に腰が低く、ニーナが記憶を失ってからはニーナのためにいろいろ面倒をみてやる、といった健気な姿を見せており、姉妹仲の悪さの原因はほとんどニーナにあるようにも思われる。しかし、5では今までの鬱憤を晴らすかのように高飛車な性格になり、ニーナにも勝気な態度をとるようになった。
ちなみにOVAではニーナと戦っている最中に恐竜に食い殺されてしまうという衝撃的なシーンがあった。
[編集] アンノウン[Unknown]
- 格闘スタイル - TTのキャラクターからランダム
TTの最終ステージキャラクター。狼の霊に取り憑かれている。相手の技をコピーする戦法で戦い、必ず最初は風間準となる。当初は風間仁の従妹の設定だったがボツになった。オーガとの因縁、仁を心配する様な所、最初は風間準の技で、準の後の姿とも予想できる。なおアンノウンのムービーは賞を受賞している。
[編集] ヴァイオレット[Violet]
- 格闘スタイル - マーシャルアーツ
リー・チャオランが素性を隠し偽名を使って出場した姿。
[編集] エディ・ゴルド[Eddy Gordo]
- 格闘スタイル - カポエイラ
カポエイラを本格的に格闘ゲームに持ち込んだキャラクター。鉄拳3で初登場。麻薬組織を追っていた父親が何者かに殺され、一時的に身を隠すため自ら刑務所へ。その刑務所内で暴動が起こり、そこである老人が持つカポエイラに魅せられる。カポエイラを手に入れたエディは復讐のために大会へ参加(鉄拳3)。エンディングで黒幕が一八と判明。4では一八を追うために参加。5ではカポエイラを伝授してくれた老人を病から救うためには三島財閥の医療技術が必要と聞かされ、クリスティと共に大会へ参加。
[編集] エンジェル[Angel]
- 格闘スタイル - 不明(三島流喧嘩空手に近い)
デビルと同一人物のように書かれるが、TTでは準とも想像できる。当初は一八の(死んだ)母親という設定だった。アレックスらと同じように、2以降はその存在は不明。しかし、仁の4のエンディングでエンジェルを思わせる描写がある。
[編集] オーガ[Ogre]
- 格闘スタイル - 不明(各種キャラクターから少しづつコピー)
鉄拳3に登場。またの名を闘神。マヤ・アステカ文明風のピラミッドの中に潜む、マヤ文明の英雄の格好をした緑色の巨人。変身後はトゥルー・オーガとなる。
設定では「インディオの伝説に伝わる、古代に宇宙人が置き去りにしていった生物戦闘兵器」。 生物(強者)の魂を吸収し、その強さを奪うと言われており、固有技に過去の鉄拳キャラの技があるのもその設定のためだと思われる。設定的には『強殖装甲ガイバー』のアルカンフェル、『ジョジョの奇妙な冒険』の柱の男が元だと思われる。尚、オーガの勝利時等のセリフは「交通安全」など、四字熟語を逆回転で再生させたものである。
[編集] か行
[編集] 風間飛鳥(かざま あすか)[Asuka Kazama]
鉄拳5より登場。鉄拳2で登場した風間準の姪である。関西出身。風間流古武術を幼き頃から父に教えられていた。同じく鉄拳5より登場のフェン・ウェイに父親が倒され、フェンを追うために大会に参加する。仁とは従妹同士に当たるが、お互いにその事は知らない模様。
[編集] 風間準(かざま じゅん)[Jun Kazama]
- 格闘スタイル - 風間流古武術
- 声 - 菊池志穂
鉄拳2、TTで登場。屋久島の出身で自然保護団体W.W.W.C.の密輸動物監視官。風間家は神秘的な力をもっており、動物の密輸を行う三島一八の逮捕を目的に大会に参加するが、彼を取り巻く邪悪な力の存在に気づき、解放しようと試みる(鉄拳2)。大会後、一八の神秘的な力に吸い込まれ、彼との間に子を身ごもってしまう。その子供を狙ったデビルを撃退後、屋久島で息子「仁」と静かに暮らす。15年後、闘神オーガの出現により世界中で事件が多発。準は胸騒ぎを感じ、仁に全てを打ち明ける。その後、闘神オーガにより殺害される。風間家に代々伝わる風間流古武術を使う。風間飛鳥とは叔母と姪の関係。鉄拳2当時、鉄拳アンソロジーコミックに多く登場し、OVAでも主役を務めた人気キャラ。年齢は不参加の1で20、2で22、享年37。
[編集] 風間仁(かざま じん)[Jin Kazama]
- 格闘スタイル - 三島流喧嘩空手と母から教わった風間流護身術と自己流(鉄拳3、鉄拳TT)空手(鉄拳4以降)
- 声 - 千葉一伸
鉄拳3より登場。三島一八と風間準の間に生まれた。母を殺害した「闘神」を倒すため平八に師事し、大会に参加。風間流も母から教わっていて使えるが、「風間流古武術」ではなく「風間流護身術」を使う(鉄拳3)。見事「闘神」を倒すものの平八に裏切られ、命を狙われることになりその後行方をくらます。自らに眠るデビルの血も、三島家の格闘スタイルも、全てを憎悪する仁は、オーストラリア・ブリズベーンで正統派空手の修行を重ね、三島家の悪しき血を滅ぼすため大会に参加。しかし何故か三島流だけではなく、風間流護身術も使えなくなっている(鉄拳4)。大会後、デビル化して本丸を去ったが、もう正気でいられる時間は長くないと悟り全ての元凶を絶つため再び大会に参加した(鉄拳5)。風間飛鳥とは親戚同士だが面識はない模様。
鉄拳3、TTでは父一八の技プラスα、というキャラクターだったが、鉄拳4より正統派空手にファイトスタイルが変更。なお鉄拳5、5DRでは鉄拳TTをベースとしたデビル仁というキャラクターもいる。
[編集] ガンジャック[Gun Jack]
- 格闘スタイル - 力任せ
3・TTに登場。The king of iron fist tournament2後、Dr.アベルにより大破したJack-2。それから19年後、彼が救った少女ジェーンは成人し、物理学者となっていた。それは彼女の命の恩人であるあの優しきロボットJack-2を修理するためであった。ほぼ修復することはできたが、肝心の意想、記憶の部分がうまくいかない。さらなる研究の結果、Jack-2を制御しているプログラムのほとんどが三島財閥の関連会社である「三島重工」制作であることが判明。三島財閥に近づくため、修復したJack-2改めGunJackをThe king of iron fist tournament3に送り込むのだった(鉄拳3)。大破したJack-2を修復したものである。その容姿は完全にロボットである。また技は修復の際にプロトタイプジャックの部品でも使ったのか、空を飛ぶなどのプロトタイプジャックの技が追加されている。なお、TTではJack-2、プロトタイプジャック、GunJackと3体もJackが出てくるうえ、GunJack自体が前の2体を合わせたキャラクターだったのでややこしいことになった。鉄拳3以降はこのGunJackをもとにJack-4、Jack-5と開発は進んでいくことになっていく。力任せで戦う。
[編集] 巌竜(がんりゅう)[Ganryu]
- 格闘スタイル - 相撲
- 声 - 宇垣秀成
1,2,TT,5に登場。力士で最年少の大関となるが、火を吹くなどの奇行を繰り返し大関の名を剥奪され(なお、この事から漫画『ああ播磨灘』の播磨灘がモデルと思われる)、裏の世界へ進む。ある時吉光の行動に目をつけ、直接対決をしようと大会に参加する(鉄拳)。前回の大会で対決したわけでもないのに、ミシェールに恋をしてしまう。告白をするために大会に参加する(鉄拳2)。その後、ハワイで相撲教室を開く。ミシェールにふられたことも、今となってはいい思い出となった。あるときThe King of iron fist tournament4のビデオを見て、若かりし頃のミシェールにそっくりのジュリアに恋をしてしまう。そんな時、The King of iron fist tournament5の開催を知る。「おおっ、なんという偶然!ワシが森林再生プログラムを取り返してあげれば、ジュリアちゃんはワシにベタ惚れでごわす!」(鉄拳5)初登場時はJACKのコンパチキャラだったが、相撲技の追加やモーションの変更でほぼ別キャラとなる。今ではシリーズでのお笑い担当キャラ。鉄拳TTでのエンディングでめでたくミシェールに振られた。1で32、2で34、参加してない3で53歳、4と5で55歳。ファイトスタイルはもちろん相撲。
[編集] キング(初代)[King (1st)]
- 格闘スタイル - プロレスリング
ジャガーの覆面を被るプロレスラー。孤児院を経営しており、自身も孤児である。プロレスのファイトマネーだけではやっていけず、優勝賞金目当てで大会に参加(鉄拳1)。挫折し、酒浸りになっていたところを宿敵アーマーキングにより励まされ、自分を取り戻すため大会に参加(鉄拳2)。その後、闘神に殺される。一般的にモデルは単純にタイガーマスクだと言われているがメキシコに似たような経歴のレスラーフライ・トルメンタが居る(初代・2代目共にプロレスラーで賞金を得、孤児院経費にしている、神父の初代はキングと違い、引退という形でリングを降りている。二人とも覆面レスラーであるが、虎のマスクではない)年齢は1で30、2で32。
[編集] キング(2代目)[King (2nd)]
- 格闘スタイル - プロレスリング
初代キングの孤児院で育ったある青年がアーマーキングを師として2代目キングとなる。初代を殺した闘神への復讐のため大会に参加(鉄拳3)。師であるアーマーキングを殺したマードックに復讐するため、ファイトマネーで彼を保釈させ、大会に参加させる(鉄拳4)。マードックを倒すが復讐の愚かさを悟り、止めを刺すのを止める。その後、マードックがブラックジャガーのマスクを被り、自分にリベンジマッチを挑むのを知り大会に参加(鉄拳5)。マッスルバスターは漫画『キン肉マン』の「キン肉バスター」から。モーションはプロレスラーの鈴木みのる。年齢は3で28、4と5は30歳、不参加の1で7、2で9。
[編集] 州光(くにみつ)[Kunimitsu]
- 格闘スタイル - 卍流柔術
- 声 - 菊池志穂
鉄拳・2・TTに登場。元卍党党員で吉光の元部下のくノ一。私利私欲のために窃盗を行い、党から破門される。三島平八が強奪したネイティブアメリカンの財宝を狙って大会に参加(鉄拳)。刀鍛冶である祖父のために吉光の持つ「妖刀吉光」を狙って大会に参加(鉄拳2)。鉄拳3以降は消息不明。狐のお面をかぶっているがこれは卍党の中でも相当の実力者しか着用を許されないらしい。吉光と同じ卍流柔術を使う。が、特に鉄拳1では吉光の技を削った劣化コピーであり、その後忍者らしいオリジナルの技が追加されたがあまり強いキャラとは言えない。また吉光と同じように武器(くない)を持っている。出の早いガード不能技を多数持つが、それでもやはり隙は大きく、上級者相手同士の対戦では使いづらい。さらに本家の吉光のものと比べ威力が低く間合いも狭いため、インパクトにも欠ける面がある。鉄拳では容姿から男性か女性かは分からなかったが鉄拳2で女性と判明。鉄拳5以降ほぼシリーズのキャラクターが復活しているため彼女の復活を望む声も多い。
[編集] クマ(初代)[Kuma (1st)]
- 格闘スタイル - 平八流熊真拳改
鉄拳(中ボス)、鉄拳2で登場。名前の通り動物のクマである。三島平八のペットだが、非常に凶暴であり、大会の余興としてポール・フェニックスの対戦相手となる(鉄拳)。この運命的な出会い(?)によりポールの人生は変わっていく。大会でポールに敗北。打倒ポールを掲げて平八と一緒に山ごもりを敢行。平八とともに大会に参加(鉄拳2)。頭は良く、人間の言うことを理解できる。Jackのコンパチキャラであるが2からはファイトスタイルが平八流熊真拳ということになっている。結局、ポールに勝利することはできず、その後老衰死。打倒ポールの夢は息子に託されることとなる。なお、2Pカラーであるシロクマはクマとは別(?)であり、鉄拳2以降は行方不明となっている。余談として海外版鉄拳でも名前は「KUMA」であり熊を意味する英語「BEAR」ではない。
[編集] クマ(2代目)[Kuma (2nd)]
- 格闘スタイル - 平八流熊真拳改
3より登場。三島流熊真拳改を使う。平八との旅の途中で老衰死したクマの息子。親熊よりも物覚えはいい。テレビに出ているポールを見て、親熊譲りの打倒ポールの血に目覚め、大会に参加(鉄拳3)。結果、ポールに敗北。大会中にリン・シャオユウのペット兼ボディガードのパンダ(3以降、クマの2Pカラー)に一目惚れする。自分の中に野生が失われていることに気づき、単身北海道で山ごもりを慣行。しかしテレビへの執着は捨てきれず、ちょくちょく山を降りては近隣住民を驚かせていた。テレビでThe king of iron fist tournament4の開催を知り大会に参加(鉄拳4)。大会中ついにポールに勝利し親子2代にわたる夢は実現された。しかし大会後、三島平八が死亡(実際は生きていたが)、三島財閥を救うことが平八への弔いになると思い、三島財閥本部へと向かう。しかし、本部に着くとすでに三島財閥は何者かにより支配されており、クマは門前払いされる。仕方なく山に戻るクマ。数ヶ月後、The king of iron fist tournament5の開催を知ると三島財閥を救うべく大会に参加(鉄拳5)。ポールは迷惑しているようだが少なくともポールよりは明らかに賢い模様。パンダに惚れてはいるもののパンダの方は相手にしていない。シリーズでのお笑い担当キャラであり、シリーズが進むにつれ、熊鬼神拳、ベアぱちき(平八の技のコピー)、紅返し(おなら)、ベアバックキック(後ろ足バタバタキック)、熊三宝龍、熊鉄山靠(ポールを意識した技)など変な新技が追加されている。ステージ冒頭での名前コールは「クゥマー」となりウの音が強調されている。
[編集] クリスティ・モンテイロ[Christie Monteiro]
- 格闘スタイル - カポエイラ
4より登場。獄中でエディにカポエイラを伝授したカポエイラマスターの孫娘。鉄拳3大会後エディはクリスティを引き取り、カポエイラマスターに頼まれた通り、クリスティにカポエイラを伝授。2年後、エディが突然失踪。慕っていたエディの手がかりを求め大会に参加(鉄拳4)。祖父カポエイラマスターが出所しエディと共に迎えに行くクリスティ。しかし祖父はやせ細り、驚いた2人は病院に連れて行く。余命半年と診断された祖父を救うため大会に参加(鉄拳5)。鉄拳4で新キャラとして登場したが技自体はエディの技プラスαだったので厳密には新キャラではなかった。鉄拳4(PS2版のみ)、5では3Pカラーとしてエディが使用可能。5DRでは別キャラとなりエディのカスタマイズが可能になったが、技は共通。クリスティとエディは体の大きさが違うため微妙に間合いが違う。登場時よりファイトスタイルを「カポエラ」と表記されているが、これは「カポエイラ」の誤り。
[編集] クレイグ・マードック[Craig Marduk]
- 格闘スタイル - バーリトゥード
4より登場。凶悪なバーリトゥーダー。デビュー以来4年間無敗を誇ったが、素行の悪さ故にあるスキャンダルによって協会から追放されてしまう。ある日酒場で喧嘩をしていたところ、止めに入った男(初代アーマーキング)を殺してしまう。刑務所に収監されるが、何者(2代目キング)かが莫大な保釈金を支払い、釈放される。そして彼にThe king of iron fist tournament4の開催を載せた新聞記事が送り届けられる…。鉄拳5では前大会で敗れたキングにリターンマッチ。
元ネタはビル・ゴールドバーグだと思われるが5以降はボブ・サップの要素も入ってきているようだ。ちなみにバラエティー番組『「ぷっ」すま』にゲスト出演したボブ・サップは鉄拳4対戦コーナーで迷わずマードックを選択していた。対戦相手の草彅剛はリーを使った。
[編集] ゴン[Gon]
- 格闘スタイル - 不明
プレイステーション版鉄拳3のみに登場。出典は田中政志の同名のマンガから。他のキャラクターとの関係は不明。身長が他のキャラクターの半分以下と小さいため、ほとんどの上段技が当たらない。しかしながら、ゴンの手足はとても短くゴン側から攻撃を当てるのも一苦労であり、対戦でまともに使えるのかはなはだ疑問である。なお、ゴンの利点としてオーガ第2形態のガード不能技「ホロコーストナパーム」、「ブレイジングインフェルノ」(どちらも火を吐く)に対してダメージを被るものの、他のキャラクターと違いダウンせずその場で耐えることができる。
[編集] コンボット[Combot]
- 格闘スタイル - 不明
4のみに登場。リー・チャオランがPRを兼ねてThe king of iron fist tournament4に参加させた汎用型ヒューマノイド。コンボットは人の動きをセンサーで捉えただけで同じ動作ができる強力な学習機能を搭載している。この機能により様々な用途に利用できるように開発された。大会に出場したコンボットは対人格闘専用に急遽つくられたもので、記憶装置に若干の問題が残り再起動時に特定の人物の動きしか再現できない。鉄拳4のリーのエンディングでは開発が進み、三島平八に50連コンボをたたきこみノックアウトさせている。鉄拳3、TTでの木人同様ラウンド毎に他のキャラクターをコピーして闘うため、全キャラクターの技を一通り覚えておかないと対戦で勝つのはなかなか難しい(どのキャラクターをコピーしているのかは構えで判別可能)。鉄拳5以降は木人が復活したため、現在登場するのは鉄拳4のみ。モデルは中国で開発されたロボット、「先行者」。
[編集] さ行
[編集] ザフィーナ[Zafina]
鉄拳6で初登場。
[編集] ジャック[Jack]
- 格闘スタイル - 力任せ
ジャック1号機、ロシアが一八のクーテターを阻止するために送り込んだロボット、年齢は3歳で趣味は秋葉原の電気街に行くこと。モデルは映画「ターミネーター」のT-800(アーノルド・シュワルツェネッガー)。
[編集] JACK-2[Jack-2]
- 格闘スタイル - 力任せ
ジャック2号機だが量産型。思考回路が改良されている。細菌兵器戦に投入されるが、作戦は失敗。戦場の村から細菌に感染した少女を救いだし、逃走。自分を設計した科学者ボスコノビッチに会い、人間に改造してもらおうと、ボスコノビッチを誘拐した一八の主催する格闘大会に参加するが、その最中衛星兵器に撃ち抜かれ破壊されてしまう。それから19年の時を経てジェーンの手によりガンジャックとして復活したが、記憶は戻っていないようである。
前作のジャックに比べ体型が人間的になり、シリアスな設定も追加されかなりまともなキャラとなった。しかし細菌に汚染されたジェーンが助かった経緯や、そもそもボスコノビッチ博士に会えたのかどうかも明らかにされていない等、設定の粗が目立つキャラでもある。OVA版ではゲームでの扱いに比べ、かなり良い扱いをされている。
[編集] JACK-5[Jack-5]
- 格闘スタイル - 力任せ
鉄拳5より登場。The king of iron fist tournament 3終盤、三島重工への潜入に成功した物理学者ジェーンとガンジャック。しかし鉄拳衆に見つかり銃撃されてしまう。ジェーンは被弾。ガンジャックは盾となってジェーンを守り動かなくなってしまう…。翌日、G社の貨物運搬船で発見されたジェーンはG社に保護されそこでロボット研究を続ける。そこで完成したJack-4をさらに発展させたJack-5のテストとしてThe king of iron fist tournament 5に送り込む。あの心優しきJack-2を蘇らせるために…。
鉄拳4には登場しなかったJackが再登場。ビジュアル面では「鉄拳」、「鉄拳2」のJackにちかい感じになった。ボイスとヒット音がシリーズを通して変わっていないのはJackだけ。
また、同じくナムコの制作した、人気ガンシューティングゲーム:『タイムクライシス4』のステージ2-3に登場するボスキャラクター:ジャック・マザーズ中尉は、ここで紹介したJACKに似ているのではないかという意見が囁かされている(どうでもいい余談だが)。
[編集] ジュリア・チャン[Julia Chang]
- 格闘スタイル - 心意六合拳・八極拳を基本とした各種中国拳法
鉄拳3より登場。捨て子だったのをミシェール・チャンに拾われる。鉄拳3では平八に誘拐された母を救うため参加。鉄拳4、5では砂漠化する故郷の森林を救う術を見つけるため大会に参加。八極拳がベースの各種中国拳法を使う。母共々巌竜に惚れられるがまるで眼中になし。
[編集] スティーブ・フォックス[Steve Fox]
- 格闘スタイル - ボクシング
鉄拳4より登場。プロボクサー。幼い頃より今の養父母のもとで育てられる。ミドル級世界チャンピオンであり学問にも長けている。有名になれば本当の両親が名乗り出て自分の出生の秘密(と左腕の大きな傷跡の謎)を教えてくれるのでは、との思い故ボクシング界で活躍を続ける。ある時、試合でわざと負けるようプロモーターに強要される。それはマフィアの仕組んだ賭け試合だったが、スティーブは八百長を拒み逆に試合に勝ってしまい、マフィアに命を狙われることになる。故郷イギリスを離れ、逃亡生活を余儀なくされる。やがては捕まり人知れず殺されてしまうだろう。それでは本当の両親に会えなくなってしまう…。やがてThe king of iron fist tournament4開催を知る。危険だが世界が注目するこの大会に出れば、本当の両親も自分のことを見つけてくれるのでは…。彼は大会参加を決意する(鉄拳4)。大会中、レイ・ウーロンの助けをかりて自分がニーナ・ウィリアムズという女性の卵子を使い体外受精で作りだされた子供だと知る(また奇しくもニーナは暗殺者でマフィアの依頼を受け、スティーブの命を狙って大会に参加していた)。三島財閥に怒りを覚えるとともに自分のような人間を2度と作り出してはいけないと考える。そしてThe king of iron fist tournament5の開催を知ると三島財閥を潰すため大会に参加するのであった(鉄拳5)。ほとんどのキャラクターが不純な動機で大会に参加するのに対し、かなりまじめな理由で大会に参加。腕の傷や何のために彼が作り出されたのかは不明。漫画『はじめの一歩』に登場する技とそっくりな技を幾つか持っている(はじめの一歩自体も実際のボクシングの技を参考にしてはいるが)。開発当初の名前はディーン・アーリッカーだが、実在のボクサーと名前が似ているため名前を現在の形に変更したが、変更後は実在のミュージシャンと同じになった。ファイトスタイルはいうまでもなくボクシング。なおボクシングではキックは反則なのでキックボタンを押してもキック攻撃を行わず、ボクシングの動作であるウェービング等を行う(ただしダウン攻撃などで足を使った攻撃を行える)。
[編集] セルゲイ・ドラグノフ[Sergei Dragunov]
- 格闘スタイル - コマンドサンボ
鉄拳5DRより登場。軍特殊部隊(アイテムカスタマイズの中のマシンガンがAK-47の特殊部隊仕様であることから、GRUあたりのスペツナズだと思われる)に所属、数々の戦場で恐怖の象徴として恐れられる。脅威の戦闘能力から「白き死神」と呼ばれた男。名前の由来はロシアの軍用狙撃銃であるSVDドラグノフ狙撃銃だと思われる。顔は映画『シザーハンズ』のジョニー・デップ演ずるエドワードに酷似している。ファイトスタイルはコマンドサンボ。コマンドサンボのキャラが登場したのは軍人で格闘家のセルゲイ・ハリトーノフの影響が有るのかも知れない。
[編集] た行
[編集] タイガー・ジャクソン[Tiger Jackson]
- 格闘スタイル - カポエイラ
カポエイラを使うキャラクター。彗星のごとく現れたダンサーらしい。「3」のエディ3Pカラー
[編集] 鉄人(てつじん)[Tetsujin]
- 格闘スタイル - 鉄人拳
木人の2Pカラー。TTで登場。10連勝すると黄金の「金人」になれる。
[編集] デビル[Devil]
- 格闘スタイル - 不明(三島流喧嘩空手に近い)
鉄拳2(ラスボス)、TTで登場。三島一八を見守る神秘的な「意想」が具現化した姿、という説がある。人によってはそれは悪魔(デビル)に見えたり、天使(エンジェル)に見えたりする。技は三島一八プラスα(ビーム等)。デビルに変身するためにはデビル因子が必要とされ、三島一八、風間仁にはデビル因子がある(三島平八にはなし。三島仁八は鉄拳5で変身するのである模様)。プレイステーション版鉄拳でロード中のミニゲームをある条件でクリアしてすぐに一八を選択すると、体はキングで頭は一八、全身が紫色というデビルカズヤとなる。TTでは、一八と組むと交代の時に一八がその場でデビルに変身するシーンが見られる(デビル→一八も同じ)。
[編集] デビル仁( - じん)[Devil Jin]
- 格闘スタイル - 不明(三島流喧嘩空手に近い)
- 声 - 千葉一伸
鉄拳5、5DRに登場。CPU戦で最終ボス三島仁八の前に登場する中ボス的キャラクター。鉄拳4後、風間仁の精神が崩壊していまい完全にデビル化してしまった姿。技は鉄拳3、TT当時の風間仁+α。鉄拳4で格闘スタイルが変わりある意味別キャラクターとなった仁とは別に3,TT時の仁を復活させた形である。父親の三島一八と違い、自分の意志でデビル化してるわけではないので半ば暴走した状態といえる。風間飛鳥のエンディングにおいて、彼女の、というより風間家の力によりデビル化が収まっている。
[編集] トゥルー・オーガ[True Ogre]
- 格闘スタイル - 不明
鉄拳3に登場。オーガがデビル因子か何かを取り込んで変身した姿。羽を持ち、炎を吐く。ついでに右手は蛇で、文章として表現し難い異様な外見をしている。
[編集] Dr.ボスコノビッチ[Dr. Boskanovich]
- 格闘スタイル - 老人拳
ロシアの天才科学者。PS版鉄拳3で使用可能。「JACK」製作者で永久機関の開発者。非戦闘員のため戦う時はすぐに腰砕けになるが気合い溜めをした後に20連コンボを出すことが可能。一見弱そうだが、20連コンボはもちろん、ほかのキャラの固有技や構え、投げコンボまで持っている。(完全には明らかにされておらず、攻略本に載ってない事もある)すべての技を把握すれば、最強キャラの一人。
[編集] な行
[編集] ニーナ・ウィリアムズ[Nina Williams]
- 格闘スタイル - 暗殺格闘術
シリーズを通して登場。一流の暗殺者である父より幼少の頃から暗殺術を学び、自身も一流の暗殺者となる。三島財閥頭首三島平八の暗殺の依頼を受け大会に参加する(鉄拳)。アンナという妹がおり、お互い殺し合うほどの喧嘩をするくらい仲が悪い。アンナも大会に参加しており、喧嘩に夢中になるあまり任務に失敗。またアンナとの決着もつかずじまい。妹との決着をつけるため(と一応三島一八暗殺の任務のため)大会に参加(鉄拳2)。一八暗殺に失敗。捕らえられてしまい、コールドスリープ試作機の実験台にされてしまう。それから約20年…。世界中では「闘神」による事件が多発。その「闘神」の影響を受け、コールドスリープより目覚める。しかし、実験の後遺症として記憶を失ってしまう。「闘神」に操られるまま風間仁を標的として大会に参加(鉄拳3)。大会後も記憶は戻らず、暗殺者として仕事を請け負い続ける。そんな時、あるマフィアより仕事の依頼が来る。標的はボクサーの「スティーブ・フォックス」。彼を追って大会に参加(鉄拳4)。大会中、スティーブが自分の息子だとわかるが、特別な感情をもつことはなかった。依頼主のマフィアも逮捕されてしまい、スティーブを狙う理由もなくなる。その後、自分の妹だと名乗るアンナと数年ぶりに再会する(アンナもニーナと共にコールドスリープ実験の被験者となっていたが記憶を失うような後遺症は無し)。アンナの顔を見たとたん記憶が蘇り、アンナに襲いかかる。アンナも応戦。数日間死闘が続いたが、決着はつかずじまい。決着はThe king of iron fist tournament5で付けることとなった。(鉄拳5の時点での)戸籍上ではすでに40代なのだが、20年間コールドスリープだったため肉体は20代のまま。なお、彼女を主人公としたアクションゲーム『DEATH BY DEGREES tekken:nina williams』がプレイステーション2で発売されている。元ネタは映画「ニキータ」のリメイク映画「アサシン」でブリジット・フォンダが演じた主人公ニーナだと言われている。ちなみに、好きなものは、トムとジェリーのトム。
[編集] は行
[編集] パンダ[Panda]
- 格闘スタイル - 平八流熊真拳改
シャオユウのペットで3から登場したクマの2Pカラー。格闘技はクマと同じ物を平八に仕込まれた。毎回シャオユウに付き合って大会に参加している。クマに惚れられているが全く相手にしていない。ステージ冒頭での名前のコールは「パンダァー」となり微妙に語尾が上がる。
[編集] 平野美晴(ひらの みはる)[Miharu Hirano]
Playstation2版鉄拳4でのリン・シャオユウのアナザーカラー。シャオユウのお友達。
[編集] 花郎(ファラン)[Hwoarang]
鉄拳3より登場。鉄拳2で登場したペク・トーサンの弟子。ストリートファイト詐欺団のリーダーで韓国に訪れていた日本の財団一行を相手にしようとしたところ、同年代の日本人に屈辱の引き分けを喫してしまう。その日本人こそが風間仁だった。仁に借りを返す(ついでに行方不明になったペクを探す)ため大会に参加(鉄拳3)。大会で仁と会うことはなく、母国韓国に帰って徴兵を受け軍隊で無為の日々を送るファラン。そんな中、The king of iron fist tournament4の開催を知る。仁が現れるかもしれない。軍を無断で抜け出し大会に参加するファランだった(鉄拳4)。大会終盤で韓国軍に拘束され仁との再戦は果たせなかった。韓国大使館で大使より一通の手紙を受け取る。送り主はなんと行方不明のはずの師ペクだった。帰国し、兵役をちゃんと終わらせたファランは今度こそ風間仁と再戦するため大会に参加する(鉄拳5)。ペクの弟子という設定だがペクと同じ技は数える程しかない。鉄拳TTや鉄拳5のエンディングを見る限り師匠のペクには頭が上がらない様子。なおファランのモーションをテコンドー世界チャンピオン黄秀一が担当。年齢は3で19歳、4・5は21歳。
[編集] 馮威(フェン・ウェイ)[Feng Wei]
- 格闘スタイル - 神拳流中国拳法
鉄拳5より登場。流派は中国拳法。「神拳」と呼ばれる達人の下で修業を積み、同門最強の実力をつける。しかし強さを求めたために禁忌の他流試合をし、諌めようとした「神拳」をも殺す。初登場は5。元ネタは漫画『グラップラー刃牙』の烈海王。
[編集] フォレスト・ロウ[Forest Law]
- 格闘スタイル - マーシャルアーツ
鉄拳3のみ登場するマーシャル・ロウの息子。ポールに無理矢理バイクに乗せられて大会に参加。しかし自分でも父の道場を継ぐにふさわしいか試したかったらしい。大会後、無断で大会に参加したフォレストに父は激怒。一年間の他流試合禁止を命じられる。父に反発して家出、5ではポールのバイクでバイク事故を起こし、マーシャルに迷惑をかける。ちなみに鉄拳4以降父に戻ったのは人気がなかったわけでなく、開発側がオヤジキャラが好きだったため。年齢は3で25歳、参加していない4と5では27歳。
[編集] ブライアン・フューリー[Bryan Fury]
- 格闘スタイル - キックボクシング
鉄拳3、TTより登場。国際警察所属中に香港の銃撃戦で殉職。その後、Dr.アベルによってレプリカントとして復活。彼の命により、Dr.ボスコノビッチの開発した「永久機関」をねらって大会に参加(鉄拳3)。生前、同僚のレイ・ウーロンとの因縁がある。任務に失敗し、追われる身となったブライアン。彼は自分の寿命が長くないと悟り、打開策を求めて大会に参加(鉄拳4)。大会後力尽きたブライアンだったが吉光に保護される。Dr.ボスコノビッチにより永久機関を組み込まれ、一命をとりとめる。その後施設にいた卍党党員を殺害、逃走。永久機関の性能を試すため大会に参加(鉄拳5)。元ネタは映画『ブレードランナー』でルトガー・ハウアーが演じた敵レプリカントのリーダー『ロイ・パッティ』でキャラクター名は同じくルトガー・ハウアー主演『ブラインド・フューリー』がだと思われる。因みに6のトレイラーでスパスをドラグノフに向けてぶっ放している。ファイトスタイルはキックボクシング。
[編集] ブルース・アーヴィン[Bruce Irvin]
- 格闘スタイル - キックボクシング
2、TT、5に登場。幼い頃から暴力と無秩序な環境で育った。元々一八の私設部隊のメンバーで、2ではレイ・ウーロンの同僚が死んだ飛行機事故の唯一の生存者であり、レイから事情を聞く為に狙われる事になる。その後、私設部隊を離れ戦場を転々としていたが5の参加メンバーの中に一八の名前を見つけ、久々に出場を決める。アーケード版『鉄拳2』で、その圧倒的なキャラ性能から禁止台が作られたほどの強さを誇っていた。エンディングでは貧乏な子供に優しい姿を見せる。ファイトスタイルはキックボクシング(ほとんどムエタイに近い)。海外ではロッキー3でMr. T演じる『クラバー・ラング』が元ネタではないかと言われているようだ(日本でもこの説は有る)。
[編集] プロトタイプ・ジャック[Prototype Jack]
- 格闘スタイル - 力任せ
平八がJACKへの嫌がらせとして登場(鉄拳1)。むき出しのメカが特徴。鉄拳2にて一八に改造を要望。一八の嫌がらせのせいで外見しか変えさせてくれなかった(本人は知らない)。そのためビジュアルが大幅に変更された。鉄拳2以降のデザインは元ネタは映画ターミネーター2のT-1000か(ジャックの元ネタがT-800で有る事からも考えられる)。鉄拳3時代にガンジャック建造の際に材料にされたため、現在は跡形もない。
[編集] 白頭山(ぺク・トーサン)[Baek Doo San]
- 格闘スタイル - テコンドー
鉄拳2で初登場。父親を誤って殺してしまい、それを元に脅迫され、ロウの道場を襲撃するよう指図される(鉄拳2)。オーガに拉致された後、意識不明の状態で倒れていたところを発見され、病院へ。軍を脱走したファランに手紙を出し、説得する。そして兵役を終えたファランと一戦交えるために、大会に参加(鉄拳5)。ちなみに韓国版『鉄拳2』は準が初期キャラではなく初期キャラは準からペクに変わっていた(同国だから初期キャラが変わってしまった)。ファイトスタイルはテコンドー。花郎の師匠と言う設定だが、花郎と同じ技は「ハンティングホーク」と「ヒールエクスプロージョン」ぐらいしかない。
[編集] ポール・フェニックス[Paul Phoenix]
シリーズを通して登場する皆勤賞男。一八と以前引き分けたことがあり、決着をつけるために大会に参加(鉄拳)。それ以降基本的には宇宙一の格闘家を目指して大会に参加。鉄拳1、2大会では上位に食い込むが平八のペット、クマを倒したところで力尽きて敗退。鉄拳3大会で三度クマと対決、またもや撃退しついに「闘神」オーガをも倒す。優勝したと思いこんだポールは意気揚々と母国アメリカに帰国するが、オーガは第2形態となり戦いは続いていた。その後、優勝者は風間仁と発表され、ポールは嘘つきのレッテルをはられてしまう。周囲からそっぽを向かれ落ちぶれてしまうポール。そんな中The king of iron fist tournament4開催を知る。ポールは全てを賭けて大会に参加するのであった(鉄拳4)。大会に一八の姿を見つけ心躍らせるポール。そんな彼に四度クマが立ちはだかる。「またクマかよっっ!!」ポールは油断し、クマに敗れてしまう。また一から出直しだな…。数ヶ月後、The king of iron fist tournament5に参加するのであった。「今度こそ俺が宇宙一だと証明してやるっ!」(鉄拳5)。
ファイトスタイルは柔道をベースとした総合格闘技。マーシャル・ロウとは永遠の修行仲間。マーシャルの息子、フォレストとも仲がいい。(鉄拳3では半ば誘拐同然でフォレストと大会に参加)鉄拳1では三島一八のライバル的なキャラだったがそれ以降はメインストーリーとは関係なく宇宙一を目指し我が道を行く。自身の代名詞的な技、崩拳(ぽんけん)を出す際のかけ声は文字にしにくい。
崩拳と共にポールを象徴する技である落葉はカルト漫画「関節王」が元ネタである。関節王からは他にもいくつかの技が採られており、採用される技はシリーズを追う毎に増え、その都度コアな格闘技漫画ファンを狂喜させた。遂には衝撃的な結末から末代までの語り草となった関節王最終回で使用された震月までもが採用されている。しかし関節王本編と違い、さすがに月が動いたり食らった相手が溶けたりはしない。
キャラクターとしてのモデルは漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するキャラクター・J.P.ポルナレフ。企画段階でのラフスケッチにも「ポルナレフ」と書かれていた。年齢は1で25、2で27、3で46、4と5で48歳。
[編集] ま行
[編集] マーシャル・ロウ[Marshall Law]
- 格闘スタイル - マーシャルアーツ
鉄拳3、TT以外の作品に登場。なおこの2作品には息子のフォレスト・ロウがでている。マーシャルアーツの達人。自分の道場と中華料理店の建設費用調達のため大会に参加(鉄拳1)。優勝こそ叶わなかったが、大会後卍党がばらまいた金をもとに念願の道場と中華料理店「マーシャルチャイナ」をつくる。彼が留守中道場が道場破りにあい、犯人(ペク・トーサン)を追って大会に参加(鉄拳2)。その後道場と「マーシャルチャイナ」の経営は軌道に乗っていた。許可なく大会(鉄拳3)に参加した息子・フォレストにその後1年間の対外試合を禁じる。フォレストが家出をして意気消沈していたところ、同業者の出店した後続店により「マーシャルチャイナ」は経営破綻に追い込まれる。道場もつぶれてしまい、酒浸りの日々を送るマーシャル。そんな中、The king of iron fist tournament4開催を知る。…これだ。大会に優勝すれば失った物を取り戻せる!たるんだ体を鍛え上げロウは大会に参加するのであった(鉄拳4)。優勝することは叶わず、帰国する金もないまま日本で中華料理店のバイトをするマーシャル。すると妻からフォレストがポールのバイクで事故をおこしたと知らされる。莫大な損害賠償や治療費が必要になってしまったマーシャルは藁をもつかむ思いで大会に参加するのであった(鉄拳5)。ポール・フェニックスとは永遠の修行仲間。年齢は1では25、2で27、4と5は48歳。マーシャルアーツとは架空の我流拳法を指すことが多い。元ネタはブルース・リー。なお、開発当初は「ロウ・ザ・ドラゴン」という名前だった為、基板の音声やOST等でその名残を聴くことが出来る。また鉄拳1ではジークンドー使いで『ジークンドーの正統伝承者』という設定があったが、「大人の事情」故か次作よりマーシャルアーツ使いに変更されている。
[編集] ミシェール・チャン[Michelle Chang]
- 格闘スタイル - 心意六合拳・八極拳を基本とした各種中国拳法
1、2、TTに登場。インディアン居住区の地下の古代の財宝を探すために三島平八に送り込まれた男(香港人)がネイティブ・アメリカンの娘と恋に落ち、その娘との間に生まれた。その後男は居住区を守るため立ち上がったが、平八の手の者に殺害され、その敵を討つため大会に参加(鉄拳1)。趣味は狩り・好きなものはバッファロー。ジュリア・チャンの養母。なお、開発当初は中国人という設定だったため、八極拳がベースの各種中国拳法を使う。年齢は1で18、2で20、ジュリアのエンディングのみ登場の3は39歳。
[編集] 三島一八(みしま かずや)[Kazuya Mishima]
鉄拳3以外の作品に登場。三島平八の息子。母は一美(鉄拳2平八ステージの床に相合い傘がある)。父より三島流喧嘩空手と帝王学をたたき込まれる。
子供の頃、根性をつけるためと父平八によって崖から落とされる(どうも平八は本気で落とすつもりはなかった模様)。胸の大きな傷はそのときのもの。以来平八を憎み、財閥を譲り受けるのではなく、奪い取るため平八の命をねらって大会に参加(鉄拳)。鉄拳2では北海道に独立国家を建国しようと目論んでいたが、修行の末に復活を遂げた平八に敗れ全てを失い、火山へと放り込まれ瀕死の重傷を負う。が、デビル化することで一命を取り留める。鉄拳3には出場せずG社に身を寄せ自身の復活とデビル因子の研究に努める。火山に放り込まれた際、胸以外にも大小様々な傷を負い、また片目が赤くなる。平八を殺すことと、デビルの力を手に入れるため息子仁を捕獲するため大会に参加(鉄拳4)。鉄拳5では裏切られたG社への復讐と財閥頭首の座をねらって参加。また祖父三島仁八を敬愛していた。年齢は1では26、2で28、4と5では年齢不明になっているが49歳である(CS版で判明)。己の野望を達成するなら、どんな卑劣な手を使ってでもやり遂げる。趣味はスニーカー収集と父親への嫌がらせ。元ネタは開発者の発言・顔つき・行動などから三島由紀夫ではないかとの噂。尚、彼が着用する三角形に鋲が打ち付けてあるグラブは、漫画「ジョジョの奇妙な冒険」に登場するスタープラチナのグラブが元ネタである。
[編集] 三島仁八(みしま じんぱち)[Jinpachi Mishima]
- 格闘スタイル - 三島流空手
- 声 - 大塚周夫
名前自体はシリーズ初期から判明していたが、ゲーム上にキャラクターとして登場したのは、鉄拳5、5DRで、最終ステージキャラクターとして登場。三島流喧嘩空手の他に、相手の動きを止める「感念瘴壁(かんねんしょうへき)」や、ダメージが大きくガード不能の「炎魔砲(えんまほう)」と言った、デビル因子の力によって編み出された独自の強力な固有技を駆使する。三島平八の父親、三島一八の祖父、風間仁の曽祖父。かつて一代で三島財閥を大成させた人物だが、息子平八のクーデターにより、財閥は乗っ取られ、自身は三島家本丸の地下牢に幽閉されてしまう。The king of iron fist tournament4終了直後の本丸の大爆発により地下牢より脱出するが長い幽閉期間と自身のもつデビル因子のためにすでに人間でなくなってしまっていた。The king of iron fist tournament5の主催者なのかどうかは定かではない。もしそうなら、目的は人類を滅亡させる生命体になる前に、自分を打ち倒す事の出来る格闘家を呼び寄せるためだと推測できる。鉄拳シリーズにおいて2006年現在、完全にCPU専用キャラクターなのはこの仁八だけである(注;2006年12月27日よりダウンロード販売されているplaystation3版鉄拳5DRではプレイヤーキャラクターとして使用可能)。なお若い頃は著名な格闘家であり、ワン・ジンレイとは親友でありライバルでもあった。
[編集] 三島平八(みしま へいはち)[Heihachi Mishima]
シリーズを通して登場を続ける鉄拳の象徴「鉄拳王」。三島一八の父親で風間仁の祖父。
三島財閥頭首であったが鉄拳1で息子一八に敗れ頭首の座を追われる。続く鉄拳2ではなんと54歳にして主人公として登場。みごと息子を討ち倒し、胸毛あふれるその雄姿は以降の鉄拳のイメージを確立した。鉄拳3では頭首に返り咲き、突如出現した「闘神」を孫の仁を利用し捕獲しようと目論むものの、仁がデビルの血に目覚め計画は頓挫する。鉄拳4ではデビル化の因子を求めて一八を狙うがまたもや孫の仁に阻まれる形となる。直後となる鉄拳5冒頭ではに謎のJACK-4部隊に襲われる。居合わせた一八と共闘する形になるも裏切りによってJACK-4の自爆攻撃に巻き込まれる。その際に数キロ吹き飛ばされたものの大方の予想通り戦線復帰。不在の間に何者かによって開催されたThe king of iron fist tournament5の真相を探るため五度闘いに赴く。モデルは『魁!!男塾』の江田島平八。鉄拳2までは濃い中年のキャラクターであったが、鉄拳3からは年齢もあって白髪が目立つようになる。しかしモデルとなった人物の影響かシリーズ毎に強靱になってゆき、今ではファンから「たとえ生身で大気圏突入しても死なないだろう」とか思われている。ゲーム中でもその性能は非常に高く、シリーズ中一回も外さず常に最強ランクに君臨していることでも有名。鉄拳シリーズは平八と一八の親子喧嘩の歴史とも言える(最近は孫まで巻き込んでいる)。年齢は1では52、2で54、3では73、4と5では75歳。趣味は下駄収集と世界征服。
なお、リッジレーサー6にDJとしてゲスト出演している。
[編集] 木人(もくじん)[Mokujin]
- 格闘スタイル - 木人拳
昔の人が修行するために作られえた人形。木人拳を使うとされているが実際はランダムに他キャラクターが出る様になっている。木人の動きからどのキャラクターかは、推測することができる。1ラウンドで出るキャラクターが変るため木人使用者はそれなりに知識を必要とする。
また、『バテンカイトスII』にゲスト出演している。
[編集] や行
[編集] 吉光(よしみつ)[Yoshimitsu]
- 格闘スタイル - 卍忍術進化型
- 声 - 土田大
シリーズを通して登場。義賊集団卍党の党首。『ソウルキャリバー』シリーズにも同名の般若面と妖刀を持った男が登場しているが、これが初代吉光。彼はソウルキャリバーIIIにて義賊集団卍党を立ち上げており、おそらく党首は代々吉光の名前を襲名し妖刀吉光、般若面などを受け継ぐものと思われる。彼が何代目かは不明(シリーズを通して代が変わっているのかも不明)。三島財閥が不正に蓄積した富をねらって党首自ら囮として大会に参加(鉄拳)。見事成功し、スラム街の人々に盗んだ札束をばらまいた。そこには大会で敗退したマーシャル・ロウの姿も。その後永久機関をねらってDr.ボスコノビッチの研究所に潜入するも失敗。左腕を失う。Dr.ボスコノビッチに助けられ、永久機関で動く義手をつけてもらう。Dr.ボスコノビッチが一八に誘拐され、救出するため大会に参加(鉄拳2)。Dr.ボスコノビッチが謎の病原体に冒され、助けるには「闘神」の血が必要となり大会に参加(鉄拳3)。優勝して三島財閥の全てを手に入ればもっと苦しむ人々を助けられる、と考え大会に参加(鉄拳4)。卍党党員を殺害しDr.ボスコノビッチをも傷つける、という恩を仇で返したブライアンを狙って大会に参加(鉄拳5)。根本的には侍・忍者的な設定なのだがサイボーグ化されているという設定からか、外見や技はシリーズが進むにつれどんどん奇抜な物になり、そのモチーフも「プレデター」、「ゼイラム」のゼイラム、「ガサラキ」の骨嵬(くがい)、「強殖装甲ガイバー」のアプトムなど、節操が無い。いつしか「宇宙忍者」と呼ばれるように。シリーズ内でただ一人武器(妖刀吉光)を持っている。鉄拳1では見た目は日本刀だったのだが、いつの間にか映画『スター・ウォーズ』のライトセーバーのような物に。シリーズを代表する色モノキャラ。年齢・性別共に公式では不詳だが、一部の攻略本では鉄拳2の時点で65歳と書かれているので、1では63歳、3では84歳、4と5では86歳と思われ、性別も男性と記されている。国籍は「なし(元・日本)」とされている事から社会的には死亡した事になっているものと思われる。彼の必殺技「不憂」は初心者には爆笑もの。
[編集] ら行
[編集] 李超狼(リー・チャオラン)[Lee Chaolan]
- 格闘スタイル - マーシャルアーツ
- 声 - 置鮎龍太郎
鉄拳3以外の作品に登場。三島平八が一八のライバルにするべく中国より連れてきて養子とする。一八と共に平八より帝王学をたたき込まれる。が、なぜか三島流喧嘩空手は左踵落とし以外教わらず、鉄拳ではマーシャル・ロウのコンパチキャラだった。シリーズが進むにつれ別キャラクターとなる。一八同様、三島財閥の乗っ取りを企て大会に参加(鉄拳)。一八に敗北。優勝し財閥頭首となった一八の雑用係となる。自身もスランプ状態となり技のキレがかつて程ではなくなる。そんな時、謎の老人が彼を鍛え直してくれる。以前どころかそれ以上の強さを手に入れたリー。しかしそれは老人の命と引き替えだった。彼は再び頭首の座を狙って大会に参加(鉄拳2)。大会(鉄拳2)後、再び財閥頭首となった平八の怒りにふれ(一八側についたため)、三島家より追放される。それ以後、平八への怒りに燃えていたがどうせ自分より早く死ぬ老人なのだから、と考えを改めバハマ諸島でのんびりと暮らすことにする。それから約20年、某ヒューマノイド・メーカーの筆頭株主となり悠々自適の生活を送っていたリー。そんな折、遺伝子学分野で躍進を続けている新興企業“G社”の株が大量に売り出されているのを知る。不審に思い調べてみると、三島財閥との間に何かあった模様。そしてタイミングよくThe king of iron fist tournamet4の開催が告知される。三島家への恨みとかつての情熱がよみがえり(自社の最新鋭ロボット「コンボット」のテスト及びPRも兼ねて)大会への参加を決意する。銀髪を紫に染め、名前も「ヴァイオレット」と偽り…(鉄拳4)。大会中、死んだはずの一八の出現に動揺するリー。一八にまたもや敗北。その後、平八の死後混乱する三島財閥の乗っ取りを試みるが失敗。数ヶ月後、何者かが財閥頭首の名でThe king of iron fist tournament5の開催を告知する。まさか一八が…。「おのれ一八!!今度こそ貴様を倒し、三島財閥の全てを手に入れてみせる!」(鉄拳5)鉄拳4では英語をしゃべっていたが、鉄拳5では日本語でしゃべっている。年齢は1では25、2で27、4と5は48歳。4での当初の偽名は「ベンジャミン」だったらしいちなみに2時に彼を鍛えた老人が実は三島仁八だったという設定もあったのだがいまではなかったことになっている。 外観上のモデルはドラゴンボールのトランクスと言う説が有力。(ヴァイオレットの姿で髪を紫色にしたのもここからか)。 ビジュアルはキザな二枚目だが、お笑いキャラとしての才能もある。
[編集] リリ[Lili]
- 格闘スタイル - 我流
鉄拳5DRより登場。モナコの石油王の一人娘のお嬢様。4年前に誘拐犯に襲撃された際に暴れ、犯人グループの一人を倒して以来戦いの快感に目覚める。しかし戦いを嫌う温厚な父を傷つけたくないリリは父に内緒で自家用ジェットで海外を飛び回りストリートファイトに明け暮れるのだった。ある日偶然手にしたThe king of iron fist tournament5の招待状をみてその主催者が父を悩ませている三島財閥だと知り、父のためを思い大会に参加するのであった。
ファイトスタイルは我流。外見はリカちゃん人形に似ている。キャラクターが発表された時、「鉄拳もついにこんなキャラクターを出すのか」と批判されていた。父親が巌竜並に立派な眉毛を持っているらしく巌竜に好意みたいなものをよせている。またPSP版鉄拳DRのエンディングでファミリーネームはロシュフォールと判明。
[編集] 凌暁雨(リン・シャオユウ)[Ling Xiaoyu]
- 格闘スタイル - 八掛拳・劈掛拳をベースとした各種中国拳法
- 声 - 冬馬由美
鉄拳3より登場。自分の遊園地を作るために平八に接近。大会で優勝すれば願いを叶えてやる、といわれ大会に参加(鉄拳3)。平八の保護下に。日本にペットのパンダとともに移住。三島工業高等専門学校に通い、そこで風間仁と出会う。(ちなみに三島高専は5年制学校なので19歳の仁は留年してるわけではない)大会後、仁は行方不明となり学校に通いながら修行する月日を送っていた。そんなある日差出人不明のEメールが届く。「暁雨、そこにいては危険だ。君は三島平八に騙されている。すぐにそこから逃げ出せ。君の身には危険が迫っている」仁からのメールと確信したシャオユウは仁に会うため大会に参加(鉄拳4)。大会中吉光に三島家の歴史を聞かされたシャオユウ。彼女は全ての元凶が平八が一八を崖から落とした事件ではないか、と思い始める。「時間を巻き戻せれば…」そんな折、タイムマシンを発明できるという自称天才博士の老人に出会う。開発資金を調達し、三島家を救うためシャオユウは大会に参加する(鉄拳5)。ファイトスタイルは八掛拳・劈掛拳をベースとした各種中国拳法。またワン・ジンレイは遠い親戚。中国国籍だが日本語が堪能。というかゲーム中は日本語しか話さない。ワンとの会話も日本語を使う。なおペットのパンダとは意志の疎通が可能。友人の平野美晴が鉄拳4プレイステーション2版でシャオユウの3Pカラーとして使用可能。元ネタは映画キョンシーシリーズのテンテンと思われる。
[編集] 雷武龍(レイ・ウーロン)[Lei Wulong]
- 格闘スタイル - 五形拳
- 声 - 石丸博也
鉄拳2より登場。香港国際警察の刑事でスーパーポリスの異名をもつ。死んだ同僚の意志を継ぎ、マフィアの資金流出の謎を捜査中、捜査線上に浮かんできた三島一八に接触するため大会に参加(鉄拳2)。また同大会に出場していたブルース・アーヴィンにも接触を試みるがどちらも失敗。それ以後、様々な事件を解決しいつしか「スーパーポリス」と呼ばれるようになる。そんな中、世界中で格闘家の失踪事件が発生。調査を行っていたレイの所へ三島平八が訪れ、The king of iron fist tournament3への参加を依頼される。平八の真意を訝りつつも大会参加を決意(鉄拳3)。結局、事件の謎は解けなかったがそれ以後も様々な事件を解決する。仕事ばかりのレイに愛想を尽かせた恋人が彼の部下と恋仲になってしまう。落ち込むレイに追い打ちをかけるように、シンジケートの逮捕にも失敗。しかも事実ではなかったがレイがわざと犯人を逃がした、と密告されてしまう。停職処分となったレイのもとにシンジケートがあるボクサーの命を狙ってThe king of iron fist tournament4に暗殺者を送り込む、という情報が舞い込む。レイは名声を取り戻すため大会に参加(鉄拳4)。見事シンジケートの検挙に成功。再び第一線に復帰する。そんな中、道場破り事件が発生。調査中のレイに同様の事件が日本でも発生との情報が入る。犯人がThe king of iron fist tournament5に出場すると確信したレイは大会参加を決意(鉄拳5)。ファイトスタイルは五形拳を主軸とする各種拳法。元ネタは映画俳優のジャッキー・チェン。その縁でジャッキーの日本語吹き替えのほとんどを担当する石丸博也がレイの声を担当しているが、英語が堪能でないという理由で、ゲーム中の英語の台詞は別人が担当。年齢は不参加の1で24、2で26、3で45、4と5で47歳。
[編集] レイヴン[Raven]
- 格闘スタイル - 忍術
鉄拳5より登場。諜報機関のエージェントであり、優秀かつ冷酷。「RAVEN」という名はコードネームで、本名は不明。見た目に反して、流派は忍術である。吉光を忍者と認めていない。上司の無茶な要求を、困惑しつつも文句も言わずこなしていく姿は哀愁を誘う。元ネタは映画俳優ウェズリー・スナイプスと思われる。
[編集] レオ[Leo]
鉄拳6で初登場。
[編集] ロジャー[Roger]
- 格闘スタイル - コマンドレスリング
鉄拳2・TTに登場。一八が私設軍隊を作るにあたり研究・開発させた、DNA操作をされた凶暴なカンガルー。格闘大会には参加はしておらず、大会から自分のテリトリーに迷い込んできたものを抹殺するために待ち続けている(鉄拳2)。鉄拳2では通常のCPU戦として出てくることはないが、3人目をグレイト勝ちすることにより、彼のテリトリーに迷い込むことができる。鉄拳5では妻と息子が出場。彼はアレックスと共に行方不明になった。
[編集] ロジャーJr.[Roger Jr.]
- 格闘スタイル - コマンドレスリング
ロジャーの息子。父親が連れ去られた謎を追ってThe king of iron fist tournament5に参加。母親の袋に入って戦うとされているが、実際に戦うのは母、息子は袋の中で同じ動きをするだけ。
[編集] わ行
[編集] 王椋雷(ワン・ジンレイ)[Wang Jinrei]
- 格闘スタイル - 心意六合拳
鉄拳、2、TT、5、DRで登場。元、華僑の重鎮。リン・シャオユウの親戚であり拳法の先生でもある。心意六合拳の使い手。親友・三島仁八の志を継いで、平八の野望を食い止めるために戦いに参加(鉄拳)。「平和のために三島家を滅ぼさなければならない」という仁八の意思を継承し、自ら一八を、また、一八を倒せそうな者には道を譲るつもりで、再び大会に参加(鉄拳2)。長い年月が経ち、突然仁八からワンのもとに大会の招待状が届く。仁八の生死を確かめるために大会に参加(鉄拳5)年齢は1で82、2で84、参加してない3は100を超え103に、4と5は105歳になっていて、100歳を超えても大会に出ている為仁八もそれぐらいの年齢かもしれない。
[編集] 外部リンク
- 鉄拳 公式サイト
- ナムコ 製品情報
- 鉄拳 Playstation版
- 鉄拳2 Playstation版
- 鉄拳3 Playstation版
- 鉄拳タッグトーナメント Playstation2版
- 鉄拳4 Playstation2版
- 鉄拳5 Playstation2版
- ナムコレクション Playstation2版
- 鉄拳アドバンス ゲームボーイアドバンス版
- 鉄拳 DARK RESURRECTION PSP版
- テッケンペディア(英語) [1]