録音風物誌
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録音風物誌(ろくおんふうぶつし)は、地方民間放送共同制作協議会・火曜会の加盟局で主に週末に放送されている10分間のラジオ番組。放送開始は1953年で、「火曜クラブ」時代から続いている唯一の長寿番組である。倫理研究所の一社提供。
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[編集] 概要
- タイトルの通り、火曜会に加盟するラジオ局が録音(いわゆる収録)した風物詩の音源を挿入し、それにアナウンサーやディレクター、声優、ナレーターなどのナレーションを被せた作品を放送する。
- 毎年8月から翌年7月まで、当番組で放送された作品の中から、審査を行い、最優秀1編、優秀2編を選び、それらの作品は9月下旬から再放送する。
- なお、火曜会には未加盟であるはずの文化放送も制作に関わり、2006年度からは再度放送が行われるようになった。ただ、未放送期間中もオープニング・エンディングのナレーションは文化放送の野村邦丸アナウンサーが担当していた。
[編集] 最近入賞した作品
- 1994年8月~1995年7月放送分優秀賞:南日本放送制作「今消えゆく節売りの声」
- 1991年7月~1992年6月放送分優秀賞:青森放送制作「海ほうずきを求めて」
- 1986年3月~1987年5月放送分佳作:東海ラジオ放送制作「小紅の渡し」
以上の作品はクリックすると作品が聴ける(mp3形式ファイル)。
入賞作品リストは外部リンクを参照。
[編集] 各地での放送状況(2006年現在)
- 北海道放送 土曜 5:00~5:10
- 青森放送 日曜 7:00~7:10
- IBC岩手放送 日曜 5:00~5:10
- 東北放送 日曜 5:00~5:10
- 秋田放送 日曜 7:00~7:10
- 山形放送 日曜 17:30~17:40
- ラジオ福島 土曜 5:00~5:10
- 文化放送 土曜 5:50~6:00
- 新潟放送 日曜 8:30~8:40
- 信越放送 日曜 6:20~6:30
- 山梨放送 土曜 7:30~7:40
- 北日本放送 土曜 5:35~5:45
- 北陸放送 日曜 6:50~7:00
- 福井放送 日曜 12:40~12:50
- 静岡放送 日曜 5:00~5:10
- 東海ラジオ放送 金曜 5:10~5:20
- KBS京都 土曜 5:20~5:30
- ラジオ関西 土曜 5:30~5:40
- 和歌山放送 日曜 6:05~6:15
- 山陰放送 土曜 7:25~7:35
- 中国放送 日曜 8:30~8:40
- 山口放送 土曜 5:35~5:45
- 四国放送 日曜 6:50~7:00
- 西日本放送 日曜 6:00~6:10
- 南海放送 日曜 17:30~17:40
- 高知放送 日曜 6:10~6:20
- RKB毎日放送 土曜 5:50~6:00
- 長崎放送 日曜 6:30~6:40
- 熊本放送 日曜 7:45~7:55
- 大分放送 日曜 6:00~6:10
- 宮崎放送 日曜 7:30~7:40
- 南日本放送 土曜 6:00~6:10
- 琉球放送 土曜 5:15~5:25
- ラジオ沖縄 日曜 8:45~8:55
[編集] 備考
- 北海道の北海道放送では、これまでは裏送りの形での制作のみで、放送はしていなかったが、2006年4月8日より、ようやく放送されるようになった。
- 兵庫県のラジオ関西でも、長らく裏送りの形での制作のみで、放送はしていなかったが、2001年4月頃より、ようやくレギュラー放送されるようになった。
- 福岡県のRKB毎日放送では、一時期特定した時間帯より最も遅い深夜に放送していた時期があった(だいたい21時50分~22時→23時~23時10分)。
- 沖縄県では、長年ラジオ沖縄で放送していたが、2003年10月以降ラジオ沖縄と琉球放送(RBCiラジオ)が季節変わりに交互に放送、さらに現在では両方の局で放送している。