陰陽座
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陰陽座 | ||
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基本情報 | ||
出身地 | ![]() |
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ジャンル | ヘヴィメタル | |
活動期間 | 1999年~現在 | |
レーベル | キングレコード | |
公式サイト | http://www.onmyo-za.net/ | |
メンバー | ||
黒猫Vo. 瞬火Vo., B. 招鬼G. 狩姦G. 斗羅Dr. |
陰陽座(おんみょうざ)は、日本のヘヴィメタルバンド。1999年大阪で結成。
目次 |
[編集] 概要
「妖怪ヘヴィメタル」をキャッチフレーズとし、日本語以外の言語を極力排除し(ただし“鎮魂歌”を「レクイエム」、“業”を「カルマ」と唄っている曲はある。)古語を多用した歌詞や、平安装束のような独特のステージ衣装を着用するなど極めて和風なバンドで、この独自性の高いコンセプトはリーダーである瞬火によるもの。
彼らの音楽をもっとも特徴的にしているのが、男女二人によるツイン・ヴォーカルだ。アン・ウィルソンやアニー・ハズラムに通じる高度な歌唱力と「ゆりかごから墓場まで」と言われるほどの幅広い表現力を持つ黒猫、ベース兼任ながらグレン・ヒューズ風の味のある歌を聴かせる瞬火と、カラーの違う二人の歌唱が絶妙に絡み合う。黒猫の歌唱は、特にヴィブラートの豊かさについて、浜田麻里と比較されることもある。
ジューダス・プリーストやアイアン・メイデンのトリビュートアルバム(日本盤のみ)に、唯一の日本人アーティストとして参加した実績が示すように、彼らの音楽の基調となっているのは極めて正統的なヘヴィメタル・サウンドである。そこに和音階を持ち込むという意外性もさることながら、まず楽曲自体の良さがこのバンドの最大の魅力と言える。
彼らが歌う歌詞は妖怪や鬼といったものや山田風太郎の『忍法帖シリーズ』のオマージュである「○○忍法帖」シリーズ、あるいは瞬火らの出身地である愛媛県の方言を取り入れたものなどが中心である。京極夏彦の作品に題材を採った曲もあるが、瞬火がよくテーマとして取り上げるのは手塚治虫の作品が多い。また最近では源義経を題材とした組曲を発表するなど、一貫して日本的なテーマを取り上げている。
2003年1月22日、4枚目のアルバム『鳳翼麟瞳』のリリースで大きな転機を迎えることとなる。発売の際、当初は所属レーベルであるキングレコード側からレーベル初のコピーコントロールCDの導入が検討された。これについて瞬火が「新たな時代のスタンダードになるかもしれない手法に対して臆することなく行動を起こそうというその『心意気』を買ってこれを承諾するのだから、万一この施策が途中で頓挫したり、陰陽座だけが『実験台』になって終わったりするようなことがあった場合、即刻通常のCDに戻して発売し直してほしい」という条件を出した上でこれを承諾・契約する。しかし、消費者側からのCCCDに対する各レコード会社への非難は多く、以降キングレコードからCCCDの発売も実現しなかった。これにより『鳳翼麟瞳』は通常CDが再発売される。当時はレーベルが一方的にアーティストの作品にCCCDを導入していく中において、アーティスト自らがレーベルに立ち向かいCCCDを撤廃させた貴重な一例であると言える。この作品はその障害を物ともせず、それまでの時点で陰陽座としては最高の売り上げを記録した。ちなみにCCCD盤は通常CD盤で再発売の際に廃盤となったため、貴重な1枚となっている。
2004年5月29日にはロックバンドとしては世界初となる能楽堂(東京・銕仙会能楽研修所)での公演を実現させる。同年9月23日リリースの「組曲「義経」~悪忌判官~」でも世界初能楽堂の舞台においてプロモーションビデオを撮影した。
2005年9月下旬から10月初旬にかけては、初めてのヨーロッパツアーを行い、海外での認知度も上昇しつつある。全体的にライヴ・ツアーに関しては非常に積極的かつ精力的で、陰陽座には結成当時から生粋のライヴ・バンドとしての定評がある。
2006年5月下旬から11月下旬の約半年をかけて、ヨーロッパ2箇所を含む全都道府県でのライヴを行なうという大ツアーを決行する。途中、ヴォーカル・黒猫の病気による公演延期などがあったものの、一つの公演中止もなくツアーは完遂された。
[編集] メンバー
陰陽座結成以前から黒猫がもともとこの名前を使用していたため、他のメンバーもそれに習い猫にちなんだ名前を名乗っている。
[編集] ディスコグラフィー
[編集] シングル
- 『桜花ノ理』(2000年8月19日)
- インディーズCD-R・廃盤、初回盤のみボーナストラック収録
- 桜花ノ理/蟒蛇万歳/窮奇
- 『月に叢雲花に風』(2001年12月16日)
- TBS系「桂芸能社ポンッ!」エンディングテーマ・毎日放送系「P.S.~Pop Shake」エンディングテーマ
- 月に叢雲花に風/螢/跫音
- 『妖花忍法帖』(2002年12月25日)
- テレビ朝日系「ワールドプロレスリング」ファイティングミュージック(エンディングテーマ)
- 妖花忍法帖/わいら/目々連
- 『鳳翼天翔』(2003年6月4日)
- テレビ朝日系「ワールドプロレスリング」ファイティングミュージック(エンディングテーマ)
- 風翼天翔/梧桐の丘
- 『醒』(2003年10月1日)
- 醒/悪路王/静ヶ沼
- 『睡』(2004年1月7日)
- 睡/狸囃子/鼓動
- 『組曲「義経」~悪忌判官』(2004年9月23日)
- 『組曲「義経」~夢魔炎上』(2004年10月27日)
- 夢魔炎上/傀儡忍法帖
- 『組曲「義経」~来世邂逅』(2004年11月26日)
- 初回プレス盤のみボックスケース仕様
- 来世邂逅/荊棘忍法帖
- 『甲賀忍法帖』(2005年4月27日)
- UHF系アニメ『バジリスク ~甲賀忍法帖~』(山田風太郎原作)オープニングテーマ
- 甲賀忍法帖/卍
[編集] アルバム
- 『鬼哭転生』(1999年12月5日、1st Album)
- 降臨/眩暈坂/鬼/逢魔刻/文車に燃ゆ恋文/氷の楔/鬼斬忍法帖/百の鬼が夜を行く/陰陽師/亥の子唄
- 『百鬼繚乱』(2000年12月24日、2nd Album)
- 式を駆る者/桜花ノ理/塗り壁/癲狂院狂人廓/八咫烏/歪む月/帝図魔魁譚/化外忍法帖/奇子/がいながてや
- 『煌神羅刹』(2002年1月10日、3rd Album)
- 羅刹/朧車/煌/牛鬼祀り/烏天狗/陽炎忍法帖/月に叢雲花に風/組曲「黒塚」~安達ヶ原/組曲「黒塚」~鬼哭啾々/おらびなはい
- 『封印廻濫』(2002年7月24日、Mini Album)
- インディーズ時代の楽曲の再録音に新曲二曲を追加
- 火車の轍/百々目鬼/窮奇/空蝉忍法帖/土蜘蛛忌譚/蠎蛇万歳/侵食輪廻/月姫
- 『鳳翼麟瞳』(2003年1月22日、4th Album)
- 焔之鳥/鳳翼天翔/麒麟/妖花忍法帖/鵺/叢原火/飛頭蛮/面影/星の宿り/舞いあがる
- 『夢幻泡影』(2004年3月3日、5th Album)
- 夢幻/邪魅の抱擁/睡/鼓動/舞頚/輪入道/煙々羅/涅槃忍法帖/夢虫/河童をどり
- 『臥龍點睛』(2005年6月22日、6th Album)
- 靂/龍の雲を得る如し/彷徨える/甲賀忍法帖/不知火/鬼ころし/月花/蛟龍の巫女/組曲「義経」~悪忌判官/組曲「義経」~夢魔炎上/組曲「義経」~来世邂逅/我が屍を越えてゆけ
[編集] ライヴアルバム
- 『赤熱演舞』(2003年6月25日)
- 『陰陽雷舞』(2006年6月7日)2枚組
[編集] ベストアルバム
- 『陰陽珠玉』(2006年2月8日)2枚組
- 初回限定盤のみ「盤之特典」(ボーナスライブCD・CD-EXTRA仕様)付
[編集] DVD
- 『百鬼降臨伝~陰陽座単独活動絵草紙~』(2002年1月10日)
- 『白光乱舞』(2003年6月25日)
- 『我屍越行』(2005年3月2日)
- 『幽玄霊舞』(2005年8月22日)
- 『珠玉宴舞』(2006年6月21日)
[編集] バンドスコア
- 『陰陽魂譜』(2003年6月23日)
- 『鬼哭転生』(2004年1月14日)
- 『夢幻泡影』(2004年3月26日)
- 『臥龍點睛』(2005年7月)
[編集] ラジオ
- 『HOT ROCKIN』(NACK5、毎週土曜21:30 - 22:00 黒猫、瞬火のみ)
[編集] 雑誌
- 『陰陽座 瞬火の”ようかいぽすと”』(ソニー・マガジンズ発刊 RRマガジンUV にて連載中)
[編集] 外部リンク
カテゴリ: 日本のバンド | ヘヴィメタル・バンド