馬込車両検修場
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馬込車両検修場(まごめしゃりょうけんしゅうじょう)は、東京都大田区にある都営地下鉄浅草線の車両基地。東京都交通局馬込庁舎もこの検修場内にあり、浅草線の中枢部として機能している。
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[編集] 概要
1968年の浅草線西馬込延伸開業の際、それまで使用していた向島検車区と京成電鉄から5年の期限で租借していた高砂車庫を統合して新設された。自局の5300形のほか、京成、京急、北総各事業者の車両も留置する。
また、検修場と同時に国道1号線を挟んだ西馬込駅北方に馬込車両工場も開設された。西馬込駅から地上に出る引込線が設けられ、地下鉄線としては珍しく踏切もあったが、検修場の横に新工場を建設したため2004年6月に廃止された。
現在の敷地の一部は昭和30年代に力道山の邸宅が在った場所でもある。
[編集] 新工場建設について
浅草線の工場であった馬込車両工場に大江戸線の検査・車体修繕機能も移転する計画が立てられたが、馬込車両工場が手狭だったため当検修場内に新しい工場が建設された。その際汐留~新橋間に連絡線が建設され、大江戸線12-000形の本検修所への入場が可能となった。リニアモーターを採用する大江戸線車両は通常の軌道である浅草線内では自走不可能なため地下鉄史上初(世界でも日本が唯一)の電気機関車E5000形により無動力状態で牽引、回送されている。
[編集] イベント
毎年行われる都営フェスタで2回この車両基地で開催された。2006年10月28日に行われた際、初めて大江戸線12-000形とE5000形・京成3200形・北総7000形が展示された。
[編集] 関連項目
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