駅前シリーズ
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駅前シリーズ(えきまえ-)は、日本で1958年から1969年までに製作された森繁久彌主演の喜劇映画のシリーズ。24作品が製作され、全タイトルに「駅前」がつくことからこう呼ばれる。
東宝系の東京映画が製作し、東宝が配給した。社長シリーズ、若大将シリーズ、クレージー映画などとともに1960年代の東宝の屋台骨を支えた。2005年に一部の作品のDVDが東宝から発売された。
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[編集] 概要
井伏鱒二の小説「駅前旅館」を豊田四郎監督が映画化したのがシリーズの始まりである。第一作目は文芸路線であったが、この作品が好評だったため、1961年からシリーズ化された。シリーズが進むにつれてご当地映画の色彩を強めるようになっていった。
当時の東宝作品は都会的でモダンないわゆる「東宝カラー」が主流だったが、本シリーズは地方や下町が主な舞台であったため、松竹映画に作風が近い。また、東宝傍系の東京映画の製作のため、東宝生え抜きの俳優があまり出演していない。東京映画は他社から移籍してきた俳優を中心に映画を製作していたため、主要メンバーを見ても伴淳三郎、淡島千景、淡路恵子は松竹、フランキー堺は日活、池内淳子、大空真弓は新東宝と、他社出身の俳優が多い。
[編集] 基本的な設定
[編集] 登場人物
[編集] レギュラー
- 森田徳之助(森繁久彌)
- 伴野孫作(伴淳三郎)
- 坂井次郎(フランキー堺)
[編集] マドンナ
- 景子(淡島千景)
- 藤子(淡路恵子)
[編集] 物語
[編集] シリーズ一覧
タイトル / 公開日 / 駅名・ロケ先など
- 駅前旅館 1958.7.12 上野駅
- 駅前団地 1961.8.13 西生田駅、百合ヶ丘駅
- 駅前弁当 1961.12.24 浜松駅
- 駅前温泉 1962.7.29 岩代熱海駅
- 駅前飯店 1962.12.23 関内駅?
- 駅前茶釜 1963.7.13 茂林寺前駅?
- 駅前女将 1964.1.15 両国駅
- 駅前怪談 1964.6.11 勝沼駅
- 駅前音頭 1964.8.11
- 駅前天神 1964.10.31 上野広小路駅?
- 駅前医院 1965.1.15
- 駅前金融 1965.7.4
- 駅前大学 1965.10.31
- 駅前弁天 1966.1.15 上諏訪駅?
- 駅前漫画 1966.4.28
- 駅前番頭 1966.8.14 箱根登山鉄道・駅名不詳
- 駅前競馬 1966.10.29 府中競馬正門前駅?
- 駅前満貫 1967.1.14 恵比寿駅
- 駅前学園 1967.4.15
- 駅前探検 1967.9.2
- 駅前百年 1967.11.18 上野駅
- 駅前開運 1968.2.24 赤羽駅
- 駅前火山 1968.5.25 西鹿児島駅
- 駅前棧橋 1969.2.15 高松駅?