高湯温泉
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高湯温泉(たかゆおんせん)は、福島県福島市(旧国陸奥国、明治以降は岩代国)にある温泉。
標高750mに位置し、硫黄成分濃度の高さで知られ、その温泉中の含有量は万座温泉、月岡温泉に次ぐ。
効能も高く、全国の硫黄泉を調査した海軍病院の神林博士は、「高湯の湯は全国一の有効温泉」と評価した。
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[編集] アクセス
[編集] 泉質
- 酸性-含硫黄-アルミニウム・カルシウム-硫酸塩泉(硫化水素型)など
[編集] 温泉街
磐梯吾妻スカイラインの料金所付近に約10軒の旅館が存在。
[編集] 歴史
- 天文年間(1532年-1555年)温泉が発見される。
- 慶長年間(1596年-1615年)湯治場として広く知られる。温泉が用いられるようになったのは、郷土史研究家によれば1607年であるとされる。
- 山形の白布温泉、蔵王温泉と並んで奥羽三高湯と称される。
- 昭和8年(1933年)海軍病院の神林博士に「高湯の湯は全国一の有効温泉」と評価される。
- 平成11年(1999年)4月20日、土湯温泉とともに国民保養温泉地に指定される。