鳥肌実
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鳥肌 実(とりはだ みのる)は、日本のお笑い芸人。演説家。ことり事務所所属。
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芸風
右翼的な言動・ビジュアルを中心に多彩な芸風を持ち、「皇居に向って敬礼」、「欲しがりません勝つまでは」、「ニイタカヤマノボレ」などと書かれた通称「玉砕スーツ」を着用して全国(南樺太から尖閣諸島まで)で活動をしている。 たまに、路上で意味不明なダンスやパフォーマンスをしたり、全裸になり局部を露出する事もある。
講演会と銘打った自身のライブでは放送禁止用語を連発したり、タブー視されている物事などを扱うため、テレビにはほとんど出演していない(というか出来ない。当然ゴールデンタイムでの出演は論外)。実際、演説会がバラエティー番組の1コーナーで紹介された事があったが、いたる所が「ピー」となり、本人は「ピー」が「ピー」で「ピー」は・・・とほとんど助詞・助動詞しか言ってない状況が続いた。
どれほど危険な内容かを物語るエピソードに、正月の生番組に出演した際、早朝4時台という時間帯にも関わらず、本来ネタの持ち時間10分のところ、5分でカット→CMへ突入したという経験を持ち、この事に関しては後の大演説会でもしばしば触れている。
元は吉本興業所属のピン芸人であったが、アドリブが苦手で伸び悩んでいた。そこで「アドリブを差し挟む余地の無い」演説芸が確立された。そのスタイルは美術手帖などでハプニングアートの極北と絶賛された(その関係からか初期には美大などの学園祭での営業が多かった)。
ライブの最後はほぼ必ず「失敬だな!帰るよ!」と吐き捨てるように呟いて舞台を去る。
吉本興業のお笑いライブに出演し、代官山プロダクション所属を経て、ことり事務所を設立する。
ラジオ番組での発言や雑誌の記事によると、本人は至ってノンポリで、政治関係には全く興味がないとのこと。演説は過激だが、舞台を降りると穏やかで腰が低い。また、雑誌「ガロ」作家で当時右翼活動家でもあった雨宮処凛との対談企画があったものの、相手が右翼団体(超国家主義「民族の意志」同盟、一水会など)にも所属歴のある本物の活動家であることを知り逃げ出してしまったこともある。
好みのタイプの女性は冴島奈緒(元AV女優)。「本気で結婚したいと考えている」とのこと。グラビアアイドルを食事に連れていったところを写真週刊誌「FRIDAY」に撮られたこともある。
メディアにはめったに露出しないものの、独特の芸風などで2ちゃんねるを始めとしたインターネット上では人気が高い芸人である。筑紫哲也NEWS23に出演したときは強烈なインパクトで話題になった。
2006年10月、北朝鮮が核実験を実施した事に際して、自身のホームページトップの「死ね!今こそお国の為に」という表記を「くたばれ金正日お国の為に」に変更した。
プロフィール
公式ホームページには、 42歳(万年厄年)、獅子座、O型。公然猥褻・銃刀法・関税法違反により前科三犯。出身地は樺太。2005年現在の職業は自称 鳥の調教師、山崎パン高井戸工場(サンドイッチ班・班長、ピクルス担当)勤務であり、そこのアメリカンフットボール部ではキャプテンでクォーターバックを勤める(山崎パンには「高井戸工場」は無い。東京都杉並区高井戸にある「杉並工場」がモデルだと思われる)。好きな諺は「焼け石に水」。愛読書は『ファーブル昆虫記』。尊敬しているアーティストは池田大作。持病としてヘルペスを患っている、としている。 家族構成は、妻(夏江・37歳)、長男(健太・10歳)、ブッチー(赤紙伝書鳩)、ペス(盲犬)の3人+2匹としている。公団住宅在住。ホームステイを受け入れたいが杉並区から生活保護を受けているため困難であるとしている。
廃人演説家。帰国子女。勲等は勲一等大勲位。本名非公表、学歴はハーバード大学経済学部卒業。学位はB.Econ.。英語、フランス語、ドイツ語、サンスクリット語、エスペラント語、ラテン語、ペルシア語、トラヴィダ語に堪能である。呼称・あだ名は、中将、総統、影の総理大臣。勉強肌の演説家である。
出演作品
CD
- 鳥肌黙示録 1999
- 鳥肌実(現在廃盤) 2001
- 鳥肌黙示録(前2作のベストでリマスター盤。アナログ盤もあり。現在廃盤) 2002
- トリズム(廃盤になった2ndに新曲をプラスしたもの) 2004
ビデオ・DVD
- 玉と砕けよ!
- 爆乳戦隊チチレンジャー (本人役で登場している。アダルトビデオ)
- インリン・オブ・ジョイトイ主演 ヴァプリキー(蔡国震 役)
- エロスの地獄 (地獄の番人役で登場している。アダルトビデオ)
テレビドラマ
映画
- けものがれ、俺らの猿と(2000年)
- 美脚迷路(2001年)
- 浅草キッドの 浅草キッド(2002年)
- 魂のアソコ(2003年)
- ギミー・ヘブン(2004年)
- デビルマン(2004年)
- タナカヒロシのすべて(2005年、自身初の主演作品)