麻木久仁子

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

麻木久仁子（あさぎくにこ、本名：田中久仁子、1962年 11月12日 - ）は、女性タレント・女優・司会者である。東京都出身、血液型はA型。身長は159cm、体重は45kg。ビー・ブレーブ所属。元夫は『踊る大捜査線』のテーマ曲などを手がけた作曲家の松本晃彦（幼なじみ）。

[編集] 来歴

東京都立国分寺高等学校卒業後一浪し、学習院大学法学部に入学するが、両親が離婚。アルバイトに明け暮れる生活となったため、大学に殆ど行けず単位不足で留年、中退。その後現在の事務所に所属し芸能活動を始める。当初はタレントとしてバラエティー番組に出演していたが、知名度は低かった。タレント・モデルとしての最初の仕事は、『東京ディズニーランド』の開園告知CMであると言われている。また、当時同じ事務所の小比類巻かほると親友となった。

1991年頃から、TOKYO FMの全国番組コーセー・カウントダウンジャパンの他、フジテレビの報道番組や、日本テレビの土曜日夕方の生放送番組『TVおじゃマンボウ』の司会等、少しずつキャスター・司会業の仕事が増えていった（一時期は土曜日に3つの生放送番組のレギュラー）。

その後、1995年にテレビ朝日の『サンデージャングル』で司会に抜擢。1994年に元夫とできちゃった結婚、1児の母となり現在はタレントとして活躍している。2006年3月31日、結婚12年目で離婚。

又、2001年にフジテレビのお昼の長寿生放送バラエティ『笑っていいとも!』の木曜日レギュラーに抜擢となり、さらに、2002年 4月には日本テレビの朝の人気情報ワイド番組『ザ!情報ツウ』の司会に起用された。

2006年秋の、『めちゃ²イケてるッ!』めちゃイケ10周年記念SPの中間テストでは見事・それまで4戦全勝だった史上最強の女王・光浦靖子を女王から遂に引き摺り下ろさせ代わって見事、新・女王の座に君臨した（結果は麻木が440点・光浦が433点だった）。新・女王に自分が君臨した瞬間はめちゃイケメンバーを始め11人のライバルやスタッフ等から祝福を受け思わず嬉し泣きをした。

なお、この中間テストが始まる直前、荷物検査が行われたのだが、その内容は、めちゃイケのスペシャルの枠に入らなかった未公開シーンをまとめた一番組として、10月21日に放送された。それによると、麻木のバッグからは、多数の結婚相談所のパンフレットが発見される、という展開。無論、スタッフが仕込んだジョークではあったが、麻木は、最初こそ苦笑いをして興味のないそぶりを見せていたものの、「一日でこんなにカップルが成立!?」「ばついち同士で意気投合」といった宣伝文句に吸い寄せられ、ついには自らが、パンフレットに魅入る状態となった。

クイズ!ヘキサゴンIIの予選ペーパーテストにおいての50点満点の47点という女性として最高得点を記録しているなどクイズ番組に出演した際の正答率の高さから、芸能界のクイズ女王の異名を持ち、その豊富な雑学知識と大人しめなルックスから、知性派タレントとして処遇されている。その頭の回転の早さと舌鋒の鋭さから小学校の頃はクラスの男子から「ニク子」と呼ばれていた。また、討論番組等での的確な発言や国会議員等を相手に、討論相手を言い負かすほどの意見言動には一目置かれている。ザ・スクープの司会時には、鳥越俊太郎をして「この人は凄い」と言わしめた。

趣味は万年筆集め。

一時期はほとんど毎回膝丈のタイトスカートでテレビ出演し、「麻木久仁子＝タイトスカート」のイメージが定着していた。40歳を過ぎてからはタイトスカートは減ったが、現在もテレビ出演はスカート姿がほとんどで、パンツ姿はほとんど見られない。

『ザ!情報ツウ』の司会をしていた時、「ヨン様」ことペ・ヨンジュンに熱中する女性達を批判する発言をして物議を醸した。

ラジオなどでは、たとえば「間断なく」を「まだんなく」などと言ってみたり、漢字の読み間違いが結構目立つ。

[編集] 出演作品

[編集] 映画