1985年の奇跡
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『1985年の奇跡』は五十嵐貴久著の小説である。双葉社刊。
注意 : 以降に、作品の結末など核心部分が記述されています。
[編集] ストーリー
1985年、東京でガチガチに制限された小金井公園高校で野球部9人は遊びまくっていた。
ある時、中学時代の友人、天才プレーヤーの沢渡引っ越してきて、野球部に巻き込む。彼の真実に触れ合いながら、甲子園を目指しだす。
[編集] 登場人物
[編集] 小金井公園高校
岡村浩次(おかむら こうじ)
- 主人公。ショートで6番。小金井公園高校キャプテン。(但しジャンケンで負けて押し付けられた)夕やけニャンニャンが好き。沢渡とは中学時代の同級生で、一緒の野球部にいた。学校では一番成績の悪い、二年F組出席番号七番。
沢渡俊一(さわたり しゅんいち)
- 神奈川の名門、海南高校へ進んだが、訳があり小金井公園高校に転校してきた。ピッチャー。岡村や安藤とは中学時代の同級生。野球に関する小技をよく知っている。140キロ後半まで出せるらしい。夕ニャンでは福永が好きで、批判されている。
金沢真美(かなざわ まみ)
- 私立西園寺女子学院の生徒。ババ店の前でひったくりに襲われ、沢渡に助けてもらう。それ以来野球部の女子マネージャーになった。美人で岡村が惚れている。普段はあまり汗をかかないらしいが、運動や作業では汗をかく。
中川善彦(なかがわ よしひこ)
- 小金井公園高校の校長。54歳。もともとは八王子市の都立高校で辣腕を振るっていたらしく、その実績を買われて小金井公園高校に来た。来た時は副教頭で、当時の教頭が事故に遭い、昇進。校長が定年で辞職し、昇進。小金井公園高校を有名な進学校にする為、校則やシステムを変えていった。生徒からは”悪魔のキューピー”と言われているらしい。背が小さく、整髪料のにおいがきつい。
片村至(かたむら いたる)
- 岡村のいる二年F組の担任で、野球部の顧問。美術教師で、キャッチボールもまともにできない。この高校で唯一生徒を管理しない先生として生徒からはいい評判のようだ。気が弱く、職員会議などでは絶対に意見を言わない。
神保亨(じんぼ とおる)
- キャッチャー。通称:カンサイ。中学まで関西にいたので、関西弁を喋る。沢渡の家でドンキーコングにはまる。仲間を思いやる一面もある。夕ニャンでは国生派で、ピッチャーのカズと対立する。阪神タイガースファン。
池田和義(いけだ かずよし)
- ピッチャー。通称:カズ。一応野球部エースとなっているが、0勝で取ったアウトの数より、打たれたヒットの数の方が多い。夕ニャンでは新田派で、キャッチャーのカンサイと対立する。校内男子人気ランキングでは9位。
安藤豊(あんどう ゆたか)
- ファースト。通称:アンドレ。身長180センチ、体重120キロの巨体で、大相撲の二子山部屋からスカウトが来たらしい。優しい性格で、虫も殺せないほど穏やかである。アニメなどが好きで、夕ニャンや女の子には興味がない。
飯塚博史(いいづか ひろし)
- サード。通称:イートン。手先が器用で、野球も沢渡を抜いて一番上手い。マジック研究会からも一目置かれる器用さで、部室の一角には東急ハンズのマジック用品が山積みである。
鴨下譲二(かもした じょうじ)
小田三兄弟(おださんきょうだい)
- 外野。
加藤昌史(かとう まさふみ)
- 二年F組のクラス委員であり、放送部の部長。顔がでかい。ちなみに副委員長の川原真紀と付き合っている。
二年F組の生徒