ACE阻害薬
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ACE阻害薬(アンギオテンシン変換酵素阻害薬、angiotensin converting enzyme inhibitor 、ACE inhibitor)は、アンギオテンシンIをアンギオテンシンIIに変換するACE(アンギオテンシン変換酵素:angiotensin-converting enzyme)を阻害する薬物である。カプトプリル、エナラプリルなどがある。
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- アンギオテンシンIIは血管の収縮などにより血圧を上げる働きがある。ACE阻害薬は、ACEを阻害する事でアンギオテンシンIIの生成を抑制し降圧作用を持つ。
- アンギオテンシンII受容体拮抗薬とともに糸球内圧を下げる直接の腎保護作用があるとされている。
- SH基をもつACE阻害薬はインシュリンの感受性を改善したという報告がある。
[編集] 適応
エナラプリル 商品名:レニベース(万有製薬)、リシノプリル 商品名:ロンゲス(塩野義製薬)ゼストリル(アストラゼネカ)
- 1 型糖尿病に伴う糖尿病性腎症
イミダプリル 商品名:タナトリル(田辺製薬) ※オーファンドラッグ(稀少疾病用医薬品)として承認
など
[編集] 副作用
など
[編集] 禁忌
- 催奇形性があるため妊婦には禁忌
- 高度腎機能低下
など