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LGツインズ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

LGツインズ
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各種表記
ハングル 엘지 트윈스
漢字 -
平仮名
(日本語読み仮名)
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片仮名
(現地語読み仮名)
エルジー=ツインズ
エルジ=トゥインス
ラテン文字転写: {{{latin}}}
英語 LG Twins
LGツインズ
チーム名 LGツインズ
加盟団体 韓国野球委員会
創設年度 1982年
チーム名の遍歴 MBC青龍(1982年1989年
→LGツインズ(1990年~)
縁故地 ソウル特別市
本拠地 蚕室球場
収容人員 30,500人
オーナー 具本茂(ク・ボンム、LGグループ会長)
親会社 LGグループ
監督 金在博(キム・ジェバク)
タイトル 韓国シリーズ優勝2回
(優勝年度) 1990、1994
シリーズ出場 6回 - 2勝4敗(太字は勝利した年)
1983、19901994、1997~98、2002
プレーオフ 6回 - 3勝3敗(太字は勝利した年)
1993、1995、1997~98、2000、2002
準プレーオフ 3回 -3勝(太字は勝利した年)
199319982002
Aクラス 11回 - 1982~83、1986、1990、1993~95、1997~98、2000、2002
Bクラス 14回 - 1984~85、1987~89、1991~92、1996、1999、2001、2003~06

LGツインズ(エルジー・ツインズ)は大韓民国のプロ野球チーム。LGグループがオーナー。韓国プロ野球発足時の1982年から存在するチーム。チーム名はソウル特別市汝矣島にある親会社のオフィスビルであるLGツインタワーに因む。縁故地(ホームタウン)はソウル特別市。本拠地は同市内の蚕室球場

韓国プロ野球きっての人気球団だと言われ、1982年からの累積観客動員では最大数を記録している。

1983年韓国シリーズで敗退したのを除くと低迷が続いていたソウルを本拠とするMBC青龍をLGグループが当時約130億ウォンで買収。 1990年代4度の韓国シリーズ進出、1990年と1994年に韓国シリーズを制覇するなど、当時のヘテ・タイガースとともに90年代の人気球団としての地位を両分する。 しかし1997年、1998年、2002年に韓国シリーズに進出するもののいずれも敗退。その後は2003年、2004年、2005年と3年連続で6位の成績で最近は低迷ぶりが目に付くようになって、2000年代からチーム強化に成功した地域ライバルの斗山ベアースに水をあけられる状態に陥る。 2006年は投手インストラクターとして加藤初が4年ぶりに復帰、宇都博之がトレーニングコーチを務めた。
同年、球団史上初の最下位の屈辱を味わい、同チームのOBであり、現代ユニコーンズ4回優勝に導いた金在博を新監督として迎え、巻き返しを図っている。
また、日本のプロ野球チーム・中日ドラゴンズとはMBC時代から交流があり、現在も友好球団として交流がある。ちなみに春季キャンプを行っている沖縄県うるま市(旧・石川市)はかつてのドラゴンズのキャンプ地である。

目次

[編集] チーム略歴

[編集] 永久欠番

  • 41 - 金龍洙(キム・ヨンス)

[編集] 主な在籍選手

[編集] 歴代監督

  • 白仁天(1982~1983.5) 家庭内の不祥事のため、83年シーズン途中解任)
  • 金東燁(キム・ドンヨプ、1983.5~1983シーズン終了)
  • 魚宇泓(オ・ウホン、1984~1985)
  • 金東燁(1986~1987、【第2次】)
  • 兪百萬(ユ・ベンマン、1988)
  • 裵聖瑞(ペ・ソンソ、1989)
  • 白仁天(1990~1991) LGとしては初代、7年ぶり復帰
  • 李廣煥(イ・グァンファン、1992~1996.7.) 96シーズン途中、成績不振の責任を取って解任
  • 千普成(チョン・ボソン1996.7.~1999) 96シーズンは監督代行
  • 李光殷(イ・グァンウン、2000~2001.5) 01シーズン途中、成績不振の責任を取って解任
  • 金星根(キム・ソングン、2001.5~2002) 01シーズンは監督代行
  • 李廣煥(2003、【第2次】) 前回の優勝の経歴を買われて7年ぶり復帰も宣銅烈を監督として招こうとする球団側の思惑で1年で2軍監督として勇退。
  • 李順喆(イ・スンチョル、2004-2006.6) 成績不振の責任を取って辞任
  • 梁承浩(ヤン・スンホ、2006.6~2006シーズン終了) 監督代行
  • 金在博(キム・ジェバク、2007~ )

[編集] 主な退団・引退選手

  • 金在博(在籍年度1982~1991)
    アマチュア時代は韓国球界きってのショートとして名を馳せ、82年世界野球選手権大会優勝の主役の一人。プロでもその名に遜色ない活躍を見せた。
    1991年シーズンオフ、球団側の引退およびコーチ就任の勧誘を振り切って、太平洋ドルフィンズで現役生活の延長を図る。しかし1年限りで、太平洋で現役引退後、同球団のコーチに就任。
    1996年太平洋が球団を売却して現代ユニコーンズになったとき同球団の監督に就任。2006年まで4度の韓国シリーズ優勝に導く。2007年より古巣の監督に就任。
  • 李光殷(在籍年度1982~1991)
    MBC球団の創設メンバーで球団を代表した強打者。ポジションは主にサード、後にレフトを守ったこともある。
    91年シーズンオフ、若返りを図った球団から金在博とともに引退勧告を受けた時、金在博と違って、これを引き受けて92年からコーチに就任。
    将来の監督候補のライバルだった金在博が移籍のため球団との間に溝が生じて監督として古巣に戻るのに15年がかかったのに対して、2000年シーズン、球団初の生え抜き監督の栄光を手にした。
    しかし、同年のプレイオフで継投を間違って敗退すると、翌シーズン、開幕から9勝26敗の惨状の責任をとって5月途中で辞任する屈辱を味わう。そして、この惨敗のためプロの監督業には向いてないという印象を与えてしまい、未だプロの球界に復帰できないでいる。現在は母校の延世大学の監督を勤めている。
  • 金尚勲(キム・サンフン、在籍年度1984~1993)
    「ミスター青龍」を経て、初代「ミスターLG」の名を冠した好打者。88年.354の高打率で首位打者になる。
  • 金龍洙(キム・ヨンス、在籍年度1985~2000)
    韓国プロ野球通算最多セーブおよびセーブポイント記録保持者。
    キャリア序盤は切れ味のあるスライターを武器にして「剃刀」の異名をとっていた。入団初年度は平凡な成績に終わったが、翌年抑えに転向すると一気に開花。選手生活の後半はチームの事情によって先発と抑えを行き来しながらも両方で立派な成績を上げており、最多勝利投手になったこともある。
    通算成績は126勝89敗227セーブ、防御率2.98。いまだ、チームの通算最多勝利と最多セーブの両方の記録を持っている。佐々木主浩についでアジアで二人目で通算200セーブを突破して、個人通算100勝、200セーブの記録ははアジアではただ一人。この記録はメジャーリーグでもたった3人しか持っていない。
  • 鄭三欽(チョン・サムフム、在籍年度1985~1996)
    宣銅烈は大学の同期で、大学時代は宣銅烈の影に隠れて注目されないでいた。プロ入り後、登板機会を得て実力を認められるようになった。しかし、自己主張がつよくてチームの首脳陣と確執を見せるのが恒例行事だったことも。成績も負けの数がいつも多く、潜在能力の割には数字が伴わない印象がついていた。
    だが、チームの戦力が整ってくると勝ち数の方が上回るようになり、ローテーションの柱になる。96年、球団初の100勝投手になるが、球威の低下によって球団から引退勧告を受ける。結局、この年限りで引退を表明、同球団のコーチに就任。
    キャリア序盤の負け数の多さが響いて通算成績は106勝121敗47セーブと負け越し。ハンファの宋津宇(ソン・ジヌ)に抜かれるまでは、韓国プロ野球で通算最多敗戦の記録を持っていた。
    頭脳派として知られ、研究熱心であり、コーチとしてもコンピュターを用いた当時では新しい指導法を導入したりして後輩を育てあげる。このことで、1998年、韓国政府から新知識人に選ばれたこともある。
  • 金兌源(キム・テウォン、在籍年度1986~1998)
    剛速球を放るピッチャーだったが、入団当初はコントロールに難があって伸び悩んでいた。しかし、90年白監督の赴任で一皮むけて、18勝をあげてローテーションの柱に成長。1993年はサンバンウル・レイダース相手にノーヒット・ノーランを記録。これがチーム史上、唯一のノーヒット・ノーランである。
  • 盧燦燁(ノ・チャンヨプ、在籍年度1989~1997)
    MBC青龍の最後の新人で、精巧な打撃の持ち主。左右中間を切り裂くような鋭い打球を飛ばして「剣客」と呼ばれる。しかし、93年シーズン、頭を直撃したデッドボールの影響で視力の問題が生じ、その後の成績は降下の道をたどって、引退を早める原因になった。
  • 金東洙(キム・ドンス、在籍年度1990~1999)
    LGツインズ最初の新人として入団。球団側は支離滅裂としていたMBC時代末期のイメージの払拭のため、彼を球団を代表するスターとして前面に出そうとした。そして、その努力に答えるように90年新人王を獲得して、韓国球界を代表するキャッチャーに成長する。
    しかし、1999年シーズンオフ、FA宣言して、三星ライオンズに移籍。SKワイバーンズを経て、現在は現代ユニコーンズ。2007年現在、韓国プロ野球の韓国人野手では現役最高齢。
  • 宋九洪(ソン・グホン、在籍年度1991~1997、2000)
    1992年、チーム史上シーズン20ホームランを越えた初めての打者になって、7位に沈んでいたチームの中心打者として台頭。この年は、20盗塁も記録して、俊足巧打のイメージを確立する。その次の1993年は、1番、ショートとしてチームの打線を率いて、チームの3年ぶりのポスト・シーズン進出に貢献。しかし、1994年シーズンは兵役の問題でシーズン全体を棒に振って、翌年から復帰。韓国シリーズ優勝の年にはチームと一緒にいられなかった悲運の選手でもある。
    闘志が前面に出るプレイでファンに愛されたが、柳志炫の入団でサードにコンバートされてからは、守備に精彩を欠いてエラーが続出。結局、1997年シーズンオフ、ヘテ・タイガースにトレード。サンバンウル・レイダースを経て、2000年シーズン古巣に復帰するがその年限りで引退。
  • 韓大化(ハン・デファ、在籍年度1994~1995)
    1993年シーズンオフ、金尚勲とのトレードでヘテ・タイガースから移籍。1995シーズン後、サンバンウル・レイダースにトレード。勝負どころに強いバッティングで「解決士」のあだ名を得ていた。
  • 李尚勲(イ・サンフン、在籍年度1993~1997、2002~2003)元中日ドラゴンズ
    日本での登録名はサムソン・リー
  • 柳志炫(ユ・ジヒョン、在籍年度1994~2004)
    ショートとして金在博を彷彿する巧みな守備や俊足巧打、賢いプレーでファンの人気を集めた。1994年の新人王。
    2001年のシーズン後の年俸交渉で本人の希望額と球団側の提示額の差を埋めないまま、調停に持っていき、ここで勝利。韓国プロ野球史上初めて、年俸調停で選手が勝利する先例を残す。しかし、ここからこの件を快く思わなかった球団側の冷遇が始まり、出場機会が大幅に減少。野手陣の若返り策に出た球団の方針によって2004年シーズン後半からはほぼコーチ扱いされ、引退か移籍かの選択を迫られる。
    結局2004年シーズンを終えて正式に引退を表明、2005年シーズンからコーチに就任。しかし、まだ十分活躍できる年だっただけに、その早すぎる引退を惜しむファンの声は多かった。2006年シーズンの前は、コーチングスタッフとしてワールドベースボールクラシックに参加。2006年シーズン後退団し、アメリカにコーチ研修に赴く。
  • 金宰炫(キム・ジェヒョン、在籍年度1994~2003)
    柳志炫、徐容彬とともに1994年の新人旋風の中心の一人。
    精巧な打撃を売りとする二人とは違ってパワーヒッターとしての片鱗を見せ、新人ながら21ホームランを記録。広い蚕室球場をホームに持つ両チーム(LGとOB)所属の選手でシーズン20ホームランを超えた打者が出たのがたった2年前ということで、長距離砲として期待を集める。しかし、その後はパワーの面ではなかなか成長を見せず、シーズン20ホームラン以上を記録したのは新人の年を除くと1度しかない。その反面、バッティングの方はは経験を積むにつれ、だんだん改善されて、2000年から6年連続3割を記録。
    2002年シーズン途中、「大腿骨頭無血性壊死」という奇病を診断され、選手生命の危機に立たされる。しかし、これを承知で韓国シリーズに強行出場、代打で活躍し、ファンに強い印象を残す。
    手術を経て、無事チームに復帰したものの、それからの活躍の可能性に疑いを持った球団側は再発の場合を想定した裏面契約を迫り、球団との間に溝が生じる。
    これを根にもって、2003年シーズンオフ、FA宣言して、SKワイバーンズに移籍。チームを代表するスター選手に対する球団側の粗末な扱いにファンからの批判の嵐が起こされた。
  • 徐容彬(ソ・ヨンビン、在籍年度1994~2006)
    豪快な打撃と巧い一塁守備は初代ミスターLGの金尚勲に似たところがあり、2代目「ミスターLG」の名を襲名した。
    しかし、兵役逃れを試みたのが発覚して逮捕され拘束。2002年から公益勤務要員として兵役に務める。2年間のブランクの後、兵役明けで復帰してからは精彩を欠いて2006年限りで引退を表明。
  • ウィン(在籍年度2004)
    韓国での登録名は苗字の方を取って「フタド」だった。1年限り、しかもシーズン途中の5月に退団し、あまり印象に残る活躍はできなかった。
  • 李炳圭(イ・ビョンギュ、在籍年度1997~2006)
    韓国球界を代表する俊足巧打の外野手として活躍。1997年入団の年に新人王を獲得し、チームの主軸に。ニックネームは「赤兎馬(チョクトマ)」。2003年に大怪我をしシーズンの大半を棒に振ったが復帰、2005年には初の首位打者。2006年オフFAで中日へ移籍。
  • バディ・カーライル(在籍年度2006)
    シーズン途中の5月に入団。当初は抑えとして期待されていたが、中継ぎに定着し好投。終盤には先発でも起用されたが結果は残せず、2007年はアトランタ・ブレーブスとマイナー契約を結ぶことになったため退団。成績は32試合に登板、2勝6敗2S、防御率3.25。

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[編集] ワールドカップの年と韓国シリーズ

このチームはLGに買収された90年からワールドカップの年には必ず韓国シリーズに進出するというジンクスをもっている。人気球団でありながら、人々から野球に関する興味が一番薄れるワールドカップの年に限って優勝を狙える位置につくというのも皮肉といえば皮肉。ちなみに、このチームは全身のMBC青龍時代もワールドカップの年はシリーズまでは行かなくとも、必ずAクラスには入っていて、比較的に好相性を見せていた。

1990年にMBCからLGに買収された同球団だが、それまで低迷が続き、MBCとしての最後の年である89年もシーズンの最後に4連勝して、ロッテを0.5ゲーム差で抜いて辛うじて最下位を脱出する有り様であった。90年に白仁天を監督に迎えたものの、6位であった戦力に大きな補強は見当たらず、当然としてシーズン前の評判は決して高くなかった。LGとして迎えた初めてのシーズンである90年も開幕戦を落として、ほぼ2ヶ月間は最下位に喘ぐ状態が続く。
しかし、同年6月の上旬から8連勝をあげてからは、文炳權(ムン・ビョングォン)、金兌源(キム・テウォン)などの若手投手の台頭、それまで抑えだった金龍洙と先発だった鄭三欽の配置転換が功を奏し、勢いに乗ったまま、シーズンの終わりまで上位を維持。レギュラーシーズン最終戦のOBベアース戦でこの年の新人王の金東洙(キム・ドンス)のサヨナラホームランでペナントレースを1位で通過、1983年以来7年ぶりの韓国シリーズ進出を確定した。韓国シリーズでは、ポストシーズンでビングレ、ヘテを連破してあがってきた三星ライオンズを4勝0敗で一蹴、悲願の初優勝を決める。

その後、初めて経験する優勝の後遺症でモチベーションの低下、主力選手の故障などが重なって、91,92年はふたたび定位置のBクラスに復帰。93年再び戦力を回復、夏場までシーズン1位の座を巡ってヘテ・タイガースと熾烈なペナントレースを繰り広げたものの9月から失速。結局シーズンを4位で終え、準プレイオフでは3位のOBベアーズを退いたものの、プレイオフで三星ライオンズに敗退した。そこで、チームはシーズンが終わってチームの顔で「ミスターLG」とまで呼ばれた中心打者の金尚勲をヘテの韓大化と交換する大型トレードを敢行して、ファンに衝撃を与えた。

こういう経緯もあって次のワールドカップの年である94年シーズンも開幕前の評判は決して高くなくダークホース程度の評判しかもらえなかった。しかし、この年はメジャーリーグ式の選手の自律性の尊重と投手分業システムを主張してきた李廣煥監督の野球が定着。それに柳志炫、金宰炫、徐溶彬の3人の新人が1,2,3番に座って、そろって新人王級の活躍を見せると、その3人をトレードで入った4番の韓大化が勝負強いバッティングでホームに帰すという理想的な攻撃パターン、それに主軸投手たちの復調もあって、シーズン序盤から首位を走り、この年もシーズンを1位で通過、4年ぶりのシリーズ進出を決めると、またプレイオフでハンファ・イーグルスを3勝0敗で下してあがったシリーズ初出場の太平洋ドルフィンズを4勝0敗で下して2度目の優勝を飾る。

その次のワールドカップの年の98年は、前の年韓国シリーズに進出したにもかかわらず、ペナントレースを僅か貯金1という成績で3位で通過、ポストシーズンは準プレイオフから始めるはめになった。ここでシーズン4位のOBベアースを下して、プレイオフでは2位の三星ライオンズを破る番狂わせを見せ、またしてもワールドカップ年のシリーズ進出を決めた。しかし、この年は圧倒的な戦力を誇っていた現代ユニコーズの前に2勝4敗で敗退した。

その後の3年間は不振が続き、特に01年はシーズン始めから35試合で9勝26敗という球団史上最悪のスタートを切り、前の年から采配能力を疑われた李光殷監督を5月途中で解任し、Bクラスチームの再建に定評があった金星根ヘッドコーチを監督に昇格させ、6位でシーズンを終わる始末だった。

どおりで、その次の年の2002年の前評判が良くなかったのはある意味当り前だった。このシーズンも前半戦はBクラスを転々して、ついにこのジンクスも途切れるかのように見えた。しかし、チームはオールスター明けから快進撃を開始、シーズンが終わると前年のチャンピオンの斗山ベアースを抜き、4位で準プレイオフ進出を確保。そこから、準プレイオフでは現代ユニコーンズを2勝0敗で撃破。プレイオフでは名門再建を掲げシーズン前から大量の戦力補強を行ってシーズンを2位で通過した起亜タイガースを最終戦に持ち込む熱闘の末に3勝2敗で制圧、またこの年も韓国シリーズの進出を決める縁起のよさを見せつけた。しかし、この年もシリーズでは圧倒的な戦力差を克服できず三星ライオンズの前に2勝4敗で敗退、同球団初の韓国シリーズ優勝を献上してしまった。

その後、戦力が決して整ったとは言えないチームを率いて、韓国シリーズまで進んだ金星根監督が新しく就任した球団社長との軋轢で解任され、当時期待以上の善戦に酔いしれていたファンに衝撃を与えた。チームは、その後3年連続6位という散々な成績と監督交代を巡る球団フロントの失態が重なってファン離れの兆しまで見え始めるところまで落ちていた。

そんな中で迎えた次のワールドカップの年の2006年は、前の年も例に倣って、このチームがまた前年の不振を振り払ってまた奇跡的な巻き返しを見せられるか注目され、マスコミからもこの縁起のよさについて取り扱われたりもした。だが2006年のシーズンは開幕から最下位に低迷し、6月には李順喆監督がシーズン途中ながら成績不振の責任を取り辞任してしまい、韓国シリーズ進出どころか、球団史上初めての最下位に沈む屈辱とともに、このジンクスも途切れてしまった。

この年は日本でも、球団買収以降、ワールドカップの年は必ずリーグ優勝を決めて日本シリーズ進出を遂げてきた、西武ライオンズもプレイオフのファースト・ステージで敗退。こちらのジンクスもついに途切れてしまっている。

[編集] 案外最下位とは縁が遠かったチーム

2005年まで韓国プロ野球では発足以来、年間を通じて最下位を経験してない球団は3球団あった。それは、三星ライオンズ、起亜タイガース、そしてLGツインズだった。

韓国シリーズ優勝9回に光る起亜タイガースや、シリーズ優勝とは縁が遠かったものの親会社の莫大な支援を受けいつも強豪として君臨してきた三星ライオンズはともかく、2006年シーズン開幕まで韓国プロ野球24年間13回と、比較的にBクラス生活が多かったこのチームに最下位の歴史がなかったのは、意外といえば意外。優勝回数は3回で同チームより一回多い地域ライバルの斗山ベアーズが89~90年の2年連続を含む3度の最下位を記録したのと好対照でもあった。 草創期の前期後期のシステムで期別最下位を記録したことはあっても年間成績で最下位を記録したことは1度もなかった。そして2005年、ついに韓国シリーズ9度優勝を誇る伝統の名門、起亜タイガーズが最下位に沈み、残りは三星とLG、2チームだけになった。莫大な戦力を誇る三星ライオンズは当分の間、最下位になりそうにないが、最近3年連続6位の不振に喘いだこのチームは最下位に近そうに見えながら今まで最下位だけは避けてきた幸運をいつまで維持できるかも注目のところだった。 しかし、2006年はついに球団史上初の年間最下位となって、この連続記録にもピリオドがうたれ、観客動員数も同じ蚕室野球場を本拠地とする斗山ベアーズに抜かれてしまった。2007年から現代ユニコーンズを4度の韓国シリーズ優勝に導いた金在博監督がどのようにチームを再建するのかが注目される。

[編集] 親会社の名前すら変えさせた人気ぶり

当初ツインズの親会社はラッキーゴールドスター(韓国ではラッキー金星)グループと呼ばれ、チームの企業名のLGはその頭文字を取ったものだった。しかし1994年、チームが81勝45敗でレギュラーシーズンを制圧する快進撃ぶりを見せると、その年の韓国シリーズでもレギュラーシーズン2位でシリーズまであがってきた太平洋ドルフィンスに4勝0敗の圧勝で2度目のリーグ制覇。これはすべてのチームに勝ち越しで優勝した完全優勝であり、それまで人口1000万を抱えながら他のチームを力でねじ伏せる圧倒的な強さを見せつけるチームを持ったことがなかったソウルの野球ファンの溜飲を下げさせて、チームの人気は絶頂に達していた。

これに刺激を受けた親会社のラッキーゴールドスターグループは、翌年のシーズン前、チームのこの人気を逃さないように、長すぎて呼びづらかった(もともと韓国語の発音に向いていなかった)グループ名を記憶しやすく呼びやすいようにチーム名のLGに変更することを決定、グループ傘下企業の名前も全部LGの名前に統一させることにした。

韓国プロ野球では、身売りなしで親会社の名前変更によって傘下のプロチームの企業名が変わることはしばしばあっても(例:ビングレ・イーグルス→ハンファ・イーグルス、OBベアース→斗山ベアース)、その逆であるこの例は世界でも例を見つけられない、子会社のプロチームによる親会社や他の系列企業の名前の改名とも言えるもので、当時のチームの人気ぶりを見せるものであろう。

[編集] 外部リンク

韓国野球委員会 (Korean Baseball Organization)

斗山ベアーズ | LGツインズ | 現代ユニコーンズ | SKワイバーンズ
三星ライオンズ | ロッテ・ジャイアンツ | ハンファ・イーグルス | 起亜タイガース

過去に存在したチーム
サンバンウル・レイダース
他の言語
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