MusiQ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』

この項目の本来の表記は「musiQ」です。MediaWikiの技術的制限から先頭の小文字が大文字になっています。

musiQ
ORANGE RANGE のアルバム
リリース	2004年 12月1日
録音	-
ジャンル	J-POP
時間	65 分 35 秒
レーベル	SME/gr8!records
プロデュース	シライシ紗トリ
チャート順位
週間最高順位1位（オリコン） 2005年度年間順位1位（オリコン）
売上枚数
累計売上264.8万枚（オリコン）
ORANGE RANGE 年表
1st CONTACT （2003年）	musiQ （2004年）	ИATURAL （2005年）

『musiQ』（ムジーク）は、2004年 12月1日にリリースされたORANGE RANGEのメジャーデビュー後2枚目（通算3枚目）のオリジナルアルバム。

[編集] 解説

収録されているシングル曲は全てオリコン1位を獲得している。
オリコン2005年年間アルバムチャート1位を獲得し、ダブルミリオンも達成した。
当時大ヒット中だったシングル『花』も収録されているため、初動セールスは87.3万枚を記録した。歴代アルバムセールスランキング33位（2007年 3月現在）。
しかし、このアルバムが原因で『花』がミリオンヒットを達成することが出来なかった。このことから「もう少し遅く出したほうがよかったのでは」と言う声も。
よく「ミュージッキュー」と間違えて読まれていた（おそらく、音楽を意味するドイツ語の「musik（ムジーク）」が由来かと思われる）。この読み方は、雑誌のタイトルにもなった。
初回特典：キラキラハブジャケット

[編集] 受賞

MTV Video Music Awards Japan 2005 Best Album of the Year

[編集] 収録曲

KA・RI・SU・MA

作曲：NAOTO。

インスト。47秒しかない短い曲である。ボイスエフェクトが掛けられているが、一応ボーカルは入っている。事実上YAMATOのソロ曲である。LIVE　musiQではオープニングとして使われた。
チェスト

7thシングル。10万枚限定盤。またこの曲のPVはNAOTOとYOHの立ち位置がなぜか反対になっている。
ロコローション

6thシングル。大塚ベバレジ　微炭酸ビタミン飲料「MATCH」CMソング。
以心電信

au by KDDI CMソング。シングルカットされなかったが、シングル曲以上に有名な曲。『Squeezed』では石野卓球がリミックスした。
ZUNG ZUNG FUNKY MUSIC

5thシングルc/w。第一興商「メロDAM」CMソング。
パディボンマヘ

作曲：NAOTO。

インスト。民族的なイメージで、この次の『シティボーイ』の繋ぎが見事である。ちなみに獣のような声も、すべてメンバーでつくったもの。こちらも『squeezed』にリミックスバージョンが収録されている。この曲は、RYOの誕生日の時期にレコーディングされたためNAOTO曰く「RYOの誕生日を祝っている」。またレコーディングは深夜にメンバーが全裸になって歌ったといわれている。
シティボーイ

デジタル曲っぽくも、意図的にノイズが挿入されてる部分があり、何処かレトロな雰囲気を漂わせる。
謝謝

ジャズ調な曲。
男子ing session

ライブツアー「musiQ」ではこの曲がベースとなった自己紹介ラップを披露した。DVDにも収録されている。
Beat Ball

元々は7thシングルの『チェスト』カップリング曲の予定だったが、NAOTOの意向で『修二君』に代えられた。地味だが、NAOTOはこのアルバムの中で一番やりたいことをやった。
ミチシルベ～a road home～

5thシングル。フジテレビ系ドラマ「ファイヤーボーイズ～め組の大吾～」主題歌。この曲で初のオリコンチャート1位を獲得した。
花

8thシングル。自身最大のヒットに。映画「いま、会いにゆきます」主題歌。また、au by KDDI CMソングでもある。
FULL THROTTLE

このアルバム収録の新曲で唯一、YOHが原曲を作曲している。
祭男爵

YOHが作ったギターリフにNAOTOが食いついて製作された曲。初めて聴いた瞬間、「赤ふん姿の男たちが神輿を持ってぶつかり合っている」PVが見えたとも語っている。「ヤーサイ」は、沖縄弁で「お腹が空いた」という意味らしい。
papa

スタッフの家庭をネタにした曲。本人たちも「意味不明な曲」と語っているが、2005年の夏フェスではほぼすべての会場で歌われ、盛り上がる曲となった。ツアーでは曲の前にMC3人によるコントが入るのが恒例となっている。
HUB☆STAR

自身の所属する野球チームの名前。アルバムのタイトルになりそうだったが、YOHに反対されてしまった。
Oh! Yeah

ずばり、青春の曲。YAMATOに作詞を任せたところ、ストーカー的になってしまった。
SP Thanx

アルバムの最後を締めくくる壮大かつ感動的な曲。めざましテレビのコンピレーションアルバムにも収録されている。RYOの歌っている部分は、実体験から書かれているらしい。
ジパング2ジパング

作曲：NAOTO。

インスト。タイトル通り和風テイストにあふれており、幻想的な雰囲気の曲である。

[編集] 参加ミュージシャン

YAMATO：MC
HIROKI：MC
RYO：MC
NAOTO：ギター、プログラミング
YOH：ベース
KATCHAN：ドラム
弦一徹ストリングス：ストリングス(M-18)
クラッシャー木村ストリングス：ストリングス(M-12)
吉俣良：ピアノ、キーボード、ティンパニ、ストリングスアレンジ(M-12)
多田暁：トランペット(M-9)
平田直樹：トランペット、ホーンアレンジ(M-9)
ロベルト小山：サクソフォーン(M-9)
小泉邦男：トロンボーン(M-9)
竹上良成：サクソフォーン(M-8)
斎藤迅：ヘピニキ、ムックリ(M-6)
たぁちぃ（太陽風オーケストラ）：琉球太鼓(M-14)
曇天サヤカ：コーラス(M-16,18)
MARSH少年少女合唱団：コーラス(M-18)
フレーベル少年合唱団：コーラス(M-18)
前嶋康明：ストリングスアレンジ(M-18)

[編集] 関連項目

2004年の音楽

前作	ORANGE RANGEのオリジナルアルバム	次作
1st CONTACT	ORANGE RANGEのオリジナルアルバム	ИATURAL

オリコン週間シングルチャート第1位 2004年 12月13日付～2004年12月20日付（2週連続）
前作: 平井堅『SENTIMENTALovers』	ORANGE RANGE 『musiQ』	次作: 浜崎あゆみ『MY STORY』

オリコン年間アルバムチャート第1位 2005年度
前年: 宇多田ヒカル『Utada Hikaru SINGLE COLLECTION VOL.1』	ORANGE RANGE 『musiQ』	次年: 平井堅『Ken Hirai 10th Anniversary Complete Single Collection '95-'05 歌バカ』