THE ビッグ!
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THE ビッグ!(ざ・びっぐ)は1980年代に朝日放送で放送された、ビンゴを使ったクイズ&ゲーム番組である。
[編集] 概要
スタート当初は大阪ローカルによる土曜日の深夜放送で、その後1984年ごろから日曜日の午前中の番組となり、放送時間帯も移動当初は午前11時から、10月21日に午前10時からとなりテレビ朝日系列で全国ネット化。番組名も「THE ビッグチャンス!」に変更、板東英二、桂文珍、笑福亭鶴瓶、笑福亭鶴志、稲川淳二らが司会を務めた。音楽は芹澤廣(現・芹澤廣明)が担当。最初期のテーマ曲「セクシー・ウィンド」も彼の歌唱によるもの。
番組はスタジオの観衆にビンゴカードを配布し、「ビンゴ・シュート!」の掛け声でスタジオのビンゴマシーンから飛び出すボールに書かれた数字を一つずつ選び、所定の位置に全て揃えば、電話によるクイズの挑戦権や自動車(三菱・ミラージュ。安部憲幸アナウンサーが紹介)などの豪華賞品を獲得できるというものだった。数字の読み上げはバニーガールが担当していた。後にビンゴカードは往復葉書で申し込んだ視聴者にも抽選で復片に貼付する形で配布、さらにローソンで一定額の買い物をした客にも「ローソンビンゴカード」が配布されていた(このローソンビンゴカード」のみを対象としたビンゴも1回行なわれた)。
「The ビッグチャンス!」となってからは、前半を視聴者で編成した2チームが対抗での商品獲得のクイズ&ゲームコーナー、後半をビンゴで構成。番組開始当初から1985年3月まではABCホールからの公開録画だったが、1985年4月から番組タイトルを「生クイズだよ!日本全国 THEビッグチャンス」に変更、番組自体が終了する1986年3月までの1年間はABCホールからの非公開生放送(スタジオ運用の都合上、ABCエキスタが使われたこともある)となり、ゲームコーナーを廃止して1回目のビンゴで選ばれた視聴者が電話で「フットワークうまいもの便」などの賞品をかけたクイズに挑戦する形に変更された。公開放送時代、自動車を獲得した観衆を称えてステージ天井から大量の花吹雪が降った(「NHK紅白歌合戦」と、MBS「クイズMr.ロンリー」の後期のように長々と降り続き、エンディングまで降り続いた)が、非公開になってからもエンディングの花吹雪のシーンは引き続いて行われた。
[編集] 備考
全国ネットに移行された当初、番組スポンサーであるローソンの店舗はまだ全国的に進出しておらず、未出店の地域にある系列局ではローソンのCMの代わりに公共広告機構のCMなどが放送され、ローソンビンゴカード対象ビンゴの時間はビンゴカード申込方法やゲームコーナーへの出場者募集についての告知映像が流された。ゲームコーナーを廃止し生クイズとなってからもこの映像は差し替えられることなく引き続き番組終了まで流された。
[編集] 前後番組の移り変わり
テレビ朝日系列(ABCテレビ制作) 日曜朝10時台 | ||
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