YOSAKOIソーラン祭り
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YOSAKOIソーラン(よさこいそーらん)とは、毎年6月上旬に札幌市で行われる祭とされている。一方で、以下で述べられているような種々の要因から「祭と称したダンスコンクール、またはそのルールに則って舞踏するダンス」をさす、とする意見もある。
北海道大学の学生だった長谷川岳(現在 同組織委員会 専務理事)が、高知のヨサコイ節を見て着想したイベントとされている。
直近の第15回は2006年6月7日から11日に開催された。新たな会場として北海道厚生年金会館が加えられたが、それでも観客動員数はおよそ186万人で前年を30万人も下回った(公式サイトによる発表)。
目次 |
概要
原則
基本的なルールとしては、ダンスミュージックに「ソーラン節」のメロディを含めること、鳴子を持って踊ることや、数十人程度の集団(チーム単位)で舞踏すること等が挙げられる。
踊りの年齢層は幼稚園児から上はお年寄りまでと幅広いが、主力を担っているのは若年層である。北海道内では幼稚園や小学校の運動会などで踊ったり、地方のお祭りやイベントなどでも地元のチームが演舞を披露する事がある。
祭りは毎年6月初旬から中旬の数日間行われ、札幌市内各所で演舞が行われるが、大通公園パレードコース内の特定エリアでの演舞が審査の対象となる。全チームを10のブロックに分け、審査員によって選ばれた各ブロックの予選「1位チーム」、およびシード権を有する前年度大賞チームが「ファイナルコンテスト」へ、また「2位チーム」と「3位チームの中で一般からの携帯電話投票数が最も多い1チーム」が「セミファイナル」へ進出する、これら選ばれたチームが再度大通公園8丁目に設けられた特設ステージで決勝の演舞を行い、その年の「YOSAKOIソーラン大賞」等が決まる。
セミプロ化
ファイナルコンテストに進出し、入賞を繰り返して名が知られるチームになると、他の催し物や企業や商店のイベントなどに呼ばれる事もあり、ギャラなどの収入も膨らみ、演舞の場を大きく広げる。こうして本来の祭から遠ざかった存在となる。こういったチームになると祭りへの準備は1年がかりともいわれ、プロのダンサーや作曲家を呼んでまだ雪深いうちから日夜練習を繰り返すようである。オーディションに合格しないと加入できないチームや、祭りに参加させてもらえない“ファーム”が存在するチームもあるという。既に株式会社化を果たしているチームもあり、そのようなチームは全国で公演を行っている。
商業化
開催当初、僅か10チーム、1000人ほどの規模だったが、その後十数年でチームは300を超え、踊り手の数は4万人以上に膨れ上がり、祭り期間中の大通公園は原色剥き出しの演舞衣装に身を包んだ踊り手たちでごった返す。北海道内各地からはもちろん、道外や海外からの参加者もいる。よさこい祭りの本場である高知県からの参加もある(2006年は参加チームがなかった)。地下鉄車内で会場を移動する大勢の踊り手の集団に遭遇したり、「地方車」(じかたしゃ)と呼ばれる派手な装飾を施したトラックを見かけることがある。踊り手と観光客で宿泊施設は札幌周辺はもちろん、定山渓方面まで一杯になり(ここ数年はビジネス利用者などが避けるために必ずしも宿泊施設が埋まるわけではない、とする予約サイト調査の報告もある)、メインステージ等に設置される「桟敷席」(さじきせき)は「ファイナルコンテスト」などが予約開始早々に売り切れる。予約開始日には特電が設置されるなど、コンサート並みの営利対応が取られる。
祭りの模様は、北海道内の民放・NHKの各局がこぞって長時間のローカル生中継を行っており、北海道内であれば家にいながら踊りを見る事が出来る。中でも「ファイナルコンテスト」の中継が毎年高い北海道内視聴率を獲得しているが、2006年はHBCとTVhが中継時間を大幅に縮小し、同局がこれまで行ってきた「ファイナルコンテスト」の中継はテレビ朝日系HTBによる独占で行われたほか、BS朝日では全国を対象に放映された。なお、視聴率調査対象は札幌市に多いことから、必ずしも北海道全体の関心を測ることはできない、とする説もある。
祭りの課題と批判
祭本来からの逸脱
今日では札幌に初夏を告げるイベントとして、規模は年々大きくなりつつあり、町おこしの目玉として全国で類似した祭りが催されるようになった。しかし、高知のよさこい祭りによるリスペクトであるため、独自性が薄いという課題もある。ルールは「ソーラン節」「よさこい節」のメロディを「一小節」含めて、鳴子を持って踊れば基本スタイルとなる。それ以外は全く関係ない踊りでも音楽でも構わないので、冒頭に述べられているとおり、本来のソーランやよさこいとは無縁のダンスコンテストと見る向きがある。
不透明な運営
祭りの発案者である長谷川岳への権限集中による独善的および不透明運営(2001年は1800万円の赤字が出ているが公表されていない)ならびに株式会社ヨサネット設立による商業主義化や、後述されるようなことに対し実行委員会は「嫌なら参加しなければいい」というような方針でほとんど対応していないといわれている。特に、祭りの収益は参加者にすら公表されず、実行委員会の数名が把握しているのみである。これに対しては参加しているチームからは度々公表を求められているが、ほぼ黙殺しているような状態である。
また、期間中は札幌市内の大動脈である大通の中心部を事実上閉鎖してのイベントとなるため、会場周辺の企業活動に少なからず支障を来しているのではないか、という意見や、近年はタクシー運転手による「この時期になると客とYOSAKOIの話になるのだが、殆どの客はYOSAKOIを歓迎していない」などの声もきかれる。ここ数年は経済効果や観客数が頭打ち状態にあるにも関わらず、てこ入れをしても課題の根本的な解決にはなっていない。この為、近い将来にはこのイベント自体の存続が危うくなっているという声も出始めている。2004年には一部マスコミにおいて、曲がり角にきているのではないか、という指摘が紙上ならびに同社Web上でも展開された。
選考が非公開で行われる審査についても、不透明性を指摘する声が後を絶たない。一例として、2005年は初参加のチームが携帯電話投票によって突然ファイナルへ進出した。宗教団体が母体ということで「組織票ではないか」と波乱を呼んだ。このためか数年おきに審査ルールが変わり、2006年にも組織票だけでのファイナル出場を防ぐ仕組みを含めた大幅なルール変更が実施されている。しかし、15年という短い間に頻繁かつ複雑に変わる審査ルールが参加チームに混乱を招いているのも事実のようだ。
商業化と参加者の経済負担
祭りに参加するチームも、多額の負担を強いられているのが大きな悩みとなっている。実行委員会に支払う「参加費」は4万円から最高で25万円。その他演舞用の衣装代、音楽の制作費、地方車に使うトラックや音響機器のレンタル代に制作費、さらには交通費(会場間の移動もチーム負担である)、遠方から来れば宿泊費など、チームが負担する金額は数十万円から数百万円に及ぶといわれているが、業者の選択も組織委員会が発行する「レインボーブック」と呼ばれる冊子にて指定された「公認業者」を選ぶ義務が課せられ、業者を自由に選ぶことも許されない(この業者から選ばないと出場ができない)。「公認業者」から組織委員会へは有形無形のキックバックがある、との説もある。
参加者内の軋轢
このため誰もが気軽に踊れる祭りという理想とは大きくかけ離れた、敷居の高いイベントとなったという指摘もある。ここ数年、商品名や企業名が露骨に入るチームが激増したが、資金の乏しい学生チームなどは、前述のような理由から、企業の支援に頼らざるを得ないという厳しい現実がある。宣伝目的ゆえに「ファイナルコンテスト進出」を目標に過酷な練習を強いられたり、企業からの支援が打ち切られたために規模縮小を余儀なくされたり、やむなく出場をとりやめ、ひいては解散に至ったチームも存在する。
以上の事から特に近年はファイナルコンテストに進出するチームも限られてきている。また名門と呼ばれるチームに於いては「祭りを楽しむ」意識以上に「ファイナルコンテスト進出」を強く意識してしまうあまり、厳しい練習についていけなくなったチーム内での踊り子たちの軋轢も生まれてきており、その結果、チームを脱退し新チームを結成して臨むという事例(いわゆる内部分裂)もあるという。
不可解な「経済効果」
回数 | 観客動員数 | 経済効果 | 一人当たり経済効果 |
---|---|---|---|
第13回 | 2,080,000 | 220億0450万円 | 10,579円 |
第14回 | 2,141,000 | 230億7900万円 | 10,780円 |
第15回 | 1,863,800 | 238億3400万円 | 12,788円 |
(観客動員数と経済効果は主催者発表による)
ことある事に経済効果を盾に、特権的待遇を求める主催者当局であるが、奇妙なことに観客動員数が大幅に減少しても、経済効果は大幅に増えている。YOSAKOIソーランの経済効果の根拠として、2006年度の場合、観客動員数に一律5000円をかけた合計に、関係者分の支出などを加味したものとされているが、このようにいい加減な計算式によって算出された疑似科学的数字である、との意見も少なくない。一方で、経済効果という言葉に惑わされている道民も少なからずいる。
外部の視線
高知県民の中には「よさこい」といえば、こちらを指すようになっていることが許せないという論調も見られる。混同される事によるイメージ悪化を嫌って札幌を「YOSAKOI系」、本場高知を「よさこい系」と区別する場合もあるという。無論「よさこい」にも特有の(議論・考慮すべき)課題があるのだが、そのことを別としても、「YOSAKOI」草創期から関わってきた高知県関係者で現在は距離を置いている人も少なくない。
北海道民の中でも経済効果は認めながらも「YOSAKOIは単なるダンスコンテストで決して祭りと名乗るものではない」「関係者だけで盛り上がってるだけ」という指摘も少なくなく、極端に批判的立場を取る者の間では「珍舞」「珍舞祭」「アリラン祭」「騒乱祭」などのスラングで呼ばれる事もある。
類似例として考え得るのではないかと思われるケースとして、 青森県において、伝統的なねぶた祭が、不良少年らを中心とするカラスハネトにより乱され社会問題化した際、これらの好ましくない参加者を誘導する先としてYOSAKOI祭を別な開催場所で同じ期間に開催することが検討された。もっとも、現在は市民協力による秩序回復によって、問題は解決している。
公害・社会問題としてのYOSAKOI
市民の意見
この行事では、主催者や一部の参加者があたかも自分達が街の主人公であるかのように振舞っていて、これに対する、本イベントに関心のない札幌市民の不快感は大きいとされる。会場周辺や地下鉄車内ではマナーを守らない踊り子が以前は多く見られ、現在でもヒートアップした際には存在するとのことである。練習の場所としている公園が選ばれることがあるが、住宅地の一角にある所では時に周辺住民に迷惑をかけることがある。「街の雰囲気がすさんだのはYOSAKOIが原因」とまで言い切る者も少なくない。
また、先に述べたとおり、交通規制が行われる会場付近で働いている者の一部には、週末はおろか平日の数日間も規制してしまうことに対して否定的な見方をする者もいる。
造られた美談
(本イベントへの批判の根底にあるものとして顕著な見解であるため、一例として掲載している)
当時大学生であった長谷川岳が土佐高知のよさこいの影響を受けてから、YOSAKOIを作り上げるまでの話は、一般的に美談として語られる。その背景には長谷川岳の自己宣伝の巧妙さもある。「ボランティア」「市民」を全面に立てた祭は、特に市民運動に熱心な層に美談として受け入れられた。しかしその実態は語られることが無く、今日までの積算を考えれば、ともすれば億を超える公金が投入されても、監査されることもなかった。YOSAKOIは全国に各地に進出しようとしているが、このような薄暗い運営実態について語られることはない。
ただひたすら「ボランティア」「大学生の熱意」といった耳触りの良い言葉が流布するだけで、実行委員会の実態や、祭の暗部に触れることはない。「ボランティア」の陰に隠れた搾取の構造などは多に知らされることは無い。
YOSAKOI期間中に札幌を脱出する札幌市民
中にはこういったYOSAKOI一色を嫌い、祭りの期間中だけ道外や海外へ旅行をしたりする人もいる、とされる。かつて『のりゆきのトークDE北海道』内において長谷川岳が、後述する作家の東直己に対しての「YOSAKOI嫌なら旅行行け」発言(長谷川岳本人が積極的にそう語ったわけでもないらしい)が引き金になったようである。いずれにしても札幌市民はこの「祭り」とは名ばかりのダンスコンテストに嫌気が差しているのが事実である、という主張は、開催時であるかどうかをとわず、インターネット掲示板などで見られる。今はまだ少数だが、いずれこのような行動をとる者が大多数になれば、札幌の経済効果はむしろマイナスになることには間違いないと思われる。
北海道内マスコミの対応
北海道内のマスコミでは、夏の観光シーズンを前に札幌における観光産業への経済効果に貢献があるせいか、この祭りに対する批判はほぼアンタッチャブルの状態となっているようである。かつて月刊誌「道新TODAY」では肥大化するYOSAKOIソーランや長谷川岳に対する批判記事を掲載していたが(「ヨサコイ大王長谷川岳」といったようなセンセーショナルな見出しであった)、同誌の廃刊によりYOSAKOIの批判記事は、小規模マスコミやBNNなどのネットジャーナリストが細々と行っているのみである。現在は「道新TODAY」を発行していた北海道新聞がYOSAKOI批判の投書が掲載している。
上記のようなアンタッチャブルな状態が続く中、堂々と批判を繰り広げたのが以下の人物である。特に日高の発言は道新に大きな反響があった。
- 東直己(作家)
- 「うん、本当に嫌い。生理的に受け付けない。違和感ある。最初見た時から。ほんとにイヤ」(2003年5月20日UHB「のりゆきのトークDE北海道」での発言)
- 東の発言はゲストとして出演していた長谷川岳の目の前で行われた。
- 日高晤郎(パーソナリティ)
- 「あくまで私個人の好き嫌いの問題だが、あえて言わせてもらうなら、YOSAKOIは『祭り』ではないと思う」(北海道新聞2002年6月18日付)
- 日高は当初はこの祭りを肯定していたが、踊り子のマナーの悪さが目立つようになると否定的な考えにかわったようである。近年では「ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー」においては開催時期になるとこの祭りを批判する主旨の発言を行う。
爆発事件
- 2000年6月10日 - 第9回開催中、大通公園内の臨時ゴミ置き場に捨てられた不審物が爆発、実行委員会の学生スタッフ1人が重体、9人が軽傷を負った。この影響でファイナルコンテストが中止されたため、この回だけ「YOSAKOIソーラン大賞」が無い。札幌中央警察署が殺人未遂の疑いで捜査本部を設置して捜査しているが、犯人はまだ逮捕されていない。大通公園で開催される催し物の警備は、この事件をきっかけに強化された。
翌年以降もこの事件を模した脅迫事件が発生した。
- 2001年6月8日 - YOSAKOIソーラン祭りの公式サイトにあった掲示板に爆破予告の書き込みをした「ネオ麦酒」こと17歳の男子高校生を補導。犯行の動機として祭り参加者のマナーの悪さを挙げていたという。その後も「NEOまろ茶」と固定ハンドルネームを変えて2ちゃんねるや動画BBSの画箱を中心に、多くのインターネット掲示板で荒らし行為を行い続けたが結局アクセス禁止となった。
- 2001年6月10日 - 当時演舞会場のひとつだった札幌メディアパークスピカに爆弾を仕掛けたと、実行委員会や札幌テレビに電話をかけた37歳の男を威力業務妨害の疑いで逮捕。電話の影響で演舞は一時中断され、観客を屋外へ避難させる措置がとられた。
- 2006年6月 - 高橋はるみ北海道知事や実行委員会に対し、「YOSAKOIソーラン祭りを中止しろ」という脅迫文が送られた。北海道警察では同一の郵便局の消印から同一人物の犯行と見て捜査をしていたが、6月28日、札幌市豊平区在住の男を逮捕した。
言うまでも無くこれらの行為はれっきとした犯罪で決して許される物ではない。しかし、事件が起こる度に実行委員会は「卑劣で許されざる行為だ」との一点張りの主張をしているだけで、根本的な解決になっていない。前述の課題や問題点などが全く手付かずになっているという現実から、これらが改善されない限りは今後も同様の犯罪が起こりうると予測する向きもある。ちなみに、さっぽろ夏まつりやさっぽろ雪まつりなど、大通公園を使用する他の催し物ではこのような脅迫事件は発生しない。この祭りのみで見られる特異な現象である。
YOSAKOIソーラン大賞チーム
これらの中には既に解散しているチームもある
開催年 | チーム名 |
---|---|
1992年(第1回) | セントラルグループよさこい踊り子隊 |
1993年(第2回) | 北海道ガス |
1994年(第3回) | 平岸天神 |
1995年(第4回) | 平岸天神 |
1996年(第5回) | 極楽とんぼ |
1997年(第6回) | a la collette?4プラ |
1998年(第7回) | 平岸天神 |
1999年(第8回) | 平岸天神 |
2000年(第9回) | ファイナルコンテスト未実施 |
2001年(第10回) | パスキー&北海道医療大学 |
2002年(第11回) | 三石なるこ会 |
2003年(第12回) | 平岸天神 |
2004年(第13回) | 新琴似 天舞龍神 |
2005年(第14回) | 新琴似 天舞龍神 |
2006年(第15回) | 新琴似 天舞龍神 |
YOSAKOIソーランパス
YOSAKOIソーランパスは開催期間中の土曜日あるいは日曜日のいずれか1日、札幌市営地下鉄全線と、JR北海道の札幌圏(ほしみ~森林公園間、白石~上野幌間、桑園~あいの里公園間)で有効の一日乗車券である。大人1000円(小児用はない)で数量限定。なお、磁気ストライプではあるが、さっぽろ市営地下鉄仕様であるため、JR北海道の自動改札機に通すことはできない。
関連項目
- よさこい祭り
- 阿波踊り(徳島、高円寺) - よさこい祭りがモデルにした踊り。
- 北海道日本ハムファイターズ(公式応援歌がYOSAKOIソーラン調の楽曲となっており、公式振り付けもある。2004年以降のYOSAKOIソーランにも参加)
- 北海道テレビ放送
- 南中ソーラン
外部リンク
冒頭の2サイトは「リンクフリー『ではない』」と明記されているため、URLの記載に留めている。
- YOSAKOIソーラン祭り公式サイト http://www.yosanet.com/yosakoi/index.html
- YOSANET(株式会社よさねっと) http://www.yosanet.com/
- Brain News Network 特集「YOSAKOIソーラン祭り」腐敗の源泉
- 爆破事件の犯人に関する情報提供のお願い!(北海道警察)
- よさこいソーラン大問題 (まちBBS北海道板での関連スレッドアーカイブ。現在、メンテナンス停止中?)