日高晤郎
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日高 晤郎(ひだか ごろう、1944年2月28日 - )は、大阪府大阪市出身の芸人・ラジオパーソナリティ、ローカルタレント。日高エージェンシー所属。本名は細谷 新吾(ほそたに しんご)。
17歳の時、大映から映画俳優としてデビュー。師匠・市川雷蔵のもと数々の作品に出演。雷蔵没後は勝新太郎を師に、大映で活動。その後、歌手、声優(洋画の吹き替え)、テレビドラマ『プレイガール』、テレビ番組のレポーター等を経て、北海道のSTVラジオ番組『日高晤郎の奥様広場』『日高晤郎の朝からなんですが』等を担当。
そして1983年4月より、同局にて3時間のワイド番組『ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー』がスタート。歯に衣着せぬ毒舌は、時として放送局のSTVやその関係者、キー局の日本テレビの番組自体にも向けられるが、一部の熱烈な支持を集めて後に8時間に、更に9時間に拡大され、放送開始から20年以上の今でも支持を得ている。STVラジオのホームページでは、ネット配信の受付も毎週先着順で行っている。
舞台やショーに限らず、テレビの視聴者やラジオの聴取者(リスナー)のことを「お客様」と表現し、自らを「話芸人」と称している。
1989年10月から1994年12月まで生放送されたSTVテレビ『日高晤郎のスーパーサンデー』では、勝新太郎、益田喜頓、カルーセル麻紀などの彼の多彩な交友関係をかいま見る事ができた。
また、「ひとり語り」、ディナーショー、テレビやラジオのCMなども北海道内で精力的にこなしている。また、数年前からディナーショーは今年で最後といいつつ、2006年末にもディナーショーは行われた。
2005年には、芸能生活45周年を迎えた。
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[編集] 日高晤郎のスタンス
- かなり好き嫌いが激しい性格で知られるが、本人はそれを承知の上で「70%の人に嫌われてもいい。残りの30%の人を大事にしていきたい」と度々日高晤郎ショー内で話している
- イチローに対しては『人間的には好きじゃないが、野球選手としての実力は認める』と発言している。他にラジオで語られた中では加山雄三を批判している。意外なところではSMAPに対して好意的に批評していた。
- 相手が何であろうと、良くも悪くも容赦なく主観で斬ることを徹底しており、それは、現在までの活動の拠点である北海道に対しても例外ではなく、「北海道は何にでも飛びつくが育てる事が出来ない」、「YOSAKOIソーランは祭りではない」など、かなり手厳しいことを言っている。
- 大の野球ファンであり、大阪出身であるにも関わらず巨人ファンである。これは幼少時代の境遇から来るものとされている。
- 「晤郎ショー」内でも度々、小泉内閣やアメリカに対しては極めて批判的。アメリカ同時多発テロ事件に関しては『(アメリカが)今まで散々やって来た事をやり返されただけですよ』という発言をした。
- 「芸人とお客様の間は一線を引くべき」との考えを強く持ち、このためプライベートを明かすことは少ない。
[編集] 現在出演している番組
- ウイークエンドバラエティ 日高晤郎ショー(STVラジオ、毎週土曜日 8:00 ~ 17:00)
- 日高晤郎の北海道五十三次(STVラジオ、毎月最終日曜日 6:15 ~ 7:00)
[編集] これまで出演した番組
- 日高晤郎のスーパーサンデー(STVテレビ、日曜日 22:30 ~ 23:30)
- 日高晤郎の語り芸・江戸人情噺「紺屋高尾」(2004年12月28日、STVテレビ)
- 日高塾 いちねんゴクミ(STVラジオ、日曜日)
- 日高晤郎芸能生活30周年記念・32時間生放送「めぐり逢い・春夏秋冬」(1991年、STVラジオ)
- 日高晤郎・語りの世界“高瀬舟” ゲスト岩本公水(STVラジオ)
- そこまで言うか! 熱血!正義の60分(1992年 - 1993年、ニッポン放送)火曜日のパーソナリティー ニッポン放送のスタジオのほか、過去に数回、裏送りの形でSTVラジオのスタジオから放送されたこともある。
[編集] コマーシャル出演(テレビ・ラジオ)
- メガネのプリンス(大泉洋との共演バージョンもある)
- 読売新聞
- 道北振興(小樽ベイビュータウン)
- 石屋製菓(白い恋人など)
- サッポロビール(サッポロクラシック)
- 北海道ヨコハマタイヤ販売
- 北海道自動車整備振興会
- 茂田石油メカドック
- 三洋電機(スチームランドリー)
- 札幌バルナバハム
- au by KDDI
[編集] 出演映画
[編集] ひとり語り「芸談」これまでの演目
- 紺屋高尾(こうやたかお/1990年初公演作品。2004年再演)
- 高瀬舟
- 桂文京(1990年)…作:日高晤郎
- 忠臣蔵別伝 芸談・澤村淀五郎(2002年)
- 釣忍(つりしのぶ)
- エディット ピアフ
[編集] アルバム
- 泣きたい時に
[編集] シングル
[編集] 著書
- 日高晤郎名言集 言葉のビタミン(中西出版)
- こころによりくもりのちはれ(日刊スポーツ出版社)
- こころ折々つづれ織り(日刊スポーツ出版社)
- こころ日めくり人ごよみ-人生来楽夢(日刊スポーツ出版社)
[編集] ビデオ・DVD
- 日高劇場 晤郎七色八面体(1989年/VHSビデオ)
- 日高晤郎 語り芸の世界 紺屋高尾 -こうやたかお-(2005年2月28日/DVD 番組公式サイト内で通信販売を実施)
[編集] 関連人物
- 石田久美子 - STVアナウンサー
- 市川雷蔵
- 勝新太郎
- 美空ひばり
- 松原のぶえ
- 天童よしみ
- 堀内孝雄
- 香田晋
- 出門英(ヒデとロザンナ)
- 岩本芳修 - STVディレクター
- 小島修 - 日本気象協会
- 伊奈かっぺい
- 岩本公水
- 松崎しげる - 『晤郎ショー』ゲスト出演時には、毎回異常なほどのハイテンションで番組をひっかき回す。
- 吉幾三 - 『日高晤郎のスーパーサンデー』出演時、泥酔状態となりハイテンションのあまり観客に向かって尻を出す失態を演じる。そのあおりで、番組は1週休止。
- カルーセル麻紀
- 五木ひろし
- チェウニ
- チャン・スー
- 安田一葉
- 桂竹丸
- 高田真由美
[編集] 外部リンク
カテゴリ: お笑い芸人 | ラジオ番組のパーソナリティ・DJ | 1944年生