「外来語」言い換え提案
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「外来語」言い換え提案とは、「分かりにくい『外来語』について言葉遣いを工夫し提案することを目的」に設立された国立国語研究所内の「外来語」委員会が提案した言い換え語のリスト(同研究所ホームページより)。一例を挙げれば、「アーカイブ」のかわりに「保存記録」また「記録保存館」を言い換え語として提案されている。第一回提案は、2003年4月25日になされ、現在(2006年)第四回までの提案書が公開され、それらはインターネット上で見ることができる(外部リンク参照)。
- なお、第四回の提案最終報告の発表後、ITをはじめとしたメカトロニクス、政治・行政、医療・福祉、衣食住をはじめとした日常生活にいたるまで主なジャンル別にこれまで4回にわたる提案のほかに言い換えが望ましい外来語、まだ取り上げられていない言葉で特に理解度の低い「マネーロンダリング(資金洗浄)」、「ホールディングス(持ち株会社)」などに加え、難解な漢語(特に改ざん〔改竄〕、ねつ造〔捏造〕などまぜ書きが一般的になされる言葉)、「斡旋→あっせん」など仮名書きが定着した語)や日常的に殆ど使われることのなくなった、または別な言葉で言い換えが可能な和語(ないまぜ、かまびすしい)などを見直し、さらに「わかりやすい日本語」を模索する予定である。