こおろぎ'73
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こおろぎ'73(-ななじゅうさん)は、日本のコーラスユニットである。
[編集] 略歴等
1972年に、NHK『ステージ101』に出演していた津島隆文、岸龍也、まきのりゆきと、同番組の音楽監督であった和田昭治から依頼を受けたさとまさのりの4人で結成された。同年11月25日サントリーのCMソング『花咲じいさん』でレコードデビュー。 その後、何度かメンバーの交代や脱退があり、最終的には大倉正丈、上野博樹、津島隆文の3人となった。 主としてアニメーションを中心としたテレビのテーマソングや童謡を数多く歌った。
彼らがメインボーカルを務めた代表曲は、
- 『おじゃまんが山田くん』
- 『がんばれドカベン』
- 『花の係長』
- 『正義の使者だぜドテラマン』
- 『とびだせ!マシーン飛竜』
- 『悪魔くん』
など。
中でも話題になったのは、『秘密戦隊ゴレンジャー』のエンディングテーマ『秘密戦隊ゴレンジャー』だった。前奏の「バンバラバンバンバン」が滑稽で後のミュージシャンや芸能人にも影響した。特に、フジテレビ系の生番組『笑っていいとも』では、ウッチャンナンチャンの南原清隆が、彼等がレギュラーだった当時「ナンバラバンバンバン」と踊っていたことも話題であった。
ネーミングに関しては、そこら辺にいるものという意味合いで「便所こおろぎ」のユニット名にする予定が余りにも下品であるという理由で「便所」を削除したとする話が有名。1973年までの期間限定ユニットのつもりで「'73」をつけたという経緯がある。
1990年に活動停止。 グループ脱退後も、さとまさのり、津島隆文、岸龍也の3人は、ソロやグループとして何度か単発のライブに参加している。
[編集] メンバー
- まきのりゆき(1972-1973・セカンド・まきくん)
- さとまさのり(1972-1982・トップ→バリトン・さとくん)
- 大倉正丈(1973-1990・セカンド→トップ・マック)
- 上野博樹(1977-1990・バリトン→セカンド・ヒロ坊)
- 津島隆文(1972-1990・バリトン→ベース・アー坊)
- 岸龍也(1972-1977・ベース・たっちゃん)