たかじんnoどォ!
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
たかじんnoドォ! | |
ジャンル | バラエティ |
---|---|
放送時間 | 土曜日24:25~25:25(60分) |
作 | よみうりテレビ |
出演 | やしきたかじん トミーズ雅 中野英雄 出川哲朗 |
放送国 | 日本 |
放送局 | 讀賣テレビ放送系 |
放送期間 | 1997年4月~1998年3月 |
たかじんnoドォ!(たかじんのどぉ)は、1997年4月から1998年3月に放送されていた讀賣テレビ放送制作の深夜番組で、土曜深夜24:25 - 25:25の時間帯に放送された。実質的には1992年から1996年に同時間帯に放送されていた「たかじんnoばぁ~」の後継番組で、東京・日本テレビ放送網では「たかじんnoばぁー」と同じ土曜日深夜2時台に放送されていた。
目次 |
[編集] 概要
メインパーソナリティのやしきたかじんとトミーズ雅は「ばぁー」時代と同じであるが、「どォ!」ではバーではなく番組制作会社という設定で、たかじんは専務、雅は専務補佐という設定であった。会議室をモチーフとしたセットに出演者が座ってフリートークを繰り広げたり、ミニコントを披露したりする内容の番組で、基本的には「ばぁー」と同じであった。またレギュラー・ゲスト出演者には年齢や芸能界での地位に応じた肩書きが付けられ、一スタッフに扮して出演しトークに参加する独特のスタイルを取っていた。
[編集] 主な出演者
- やしきたかじん…専務
- トミーズ雅…専務補佐
- 蛭子能収…チーフプロデューサー(初期レギュラー)
- 阿藤快…チーフプロデューサー
- 中野英雄…プロデューサー(レギュラー)
- 出川哲朗…ディレクター(レギュラー)
- 江頭2:50…ディレクター
- 上島竜兵…アシスタントディレクター
- 他。
※女性ゲストには通常、演出スタッフとしてではなくタイムキーパーなどの肩書きの配役が与えられた。
[編集] エピソード
- 「たかじんnoばぁー」の復活版としてスタートした同番組であったが、かつての勢いは鳴りを潜めており、視聴率もそれなりに獲得してはいたものの驚異的な数値とまでは行かなかった。このため、視聴率男としてのたかじんの番組の中では殆ど語り継がれていない部類に入る番組である。
- 最終回直前に番組のシーンごとの瞬間ベスト・ワースト視聴率を発表する企画が放送された。この中で「最も急激に瞬間視聴率が下がったシーン」として、コントの中で繰り広げられた出川と江頭のホモシーンがワースト1に輝いた。このシーンで、直前まで11.6%あった視聴率が1分間で4.6%と、7%も急落していたことが判明。たかじんに「この番組が終わるのはお前らのせいじゃ!」と怒鳴られていた。
- 第1回放送で隠しゲストに、麻生祐未を用意していたのだが、たかじん本人はそれとも知らず、「麻生祐未は内田裕也にボコボコにやられた女やろ」と暴言を吐いてしまい、麻生が登場するや否やたかじんは凍り付いてしまい、当日麻生はたかじんと食事し、大阪に宿泊する予定が怒りのあまり収録が終わると即座に東京に帰ってしまった。
- 第2回放送では、たかじんや雅の陰謀で、出演者全員が出川哲朗を取り押さえ、服を脱がされると江頭2:50にアナルセックスをされるという人生の汚点を味わった。(あまりに過激なため、画面が暗転し放送不可能のテロップが出て、出川の断末魔に近い絶叫だけが聞こえた。)さすがのたかじんも「まともに入っとるで。こんなエグイのは二度とないやろな、『たかじんnoばぁ~』よりはるかにエグイで」と漏らした。あまりの酷さに、後日たかじんはよみうりテレビの社長に呼び出され厳重注意を受けたと言う。近年は、たかじんが出川のことを「パッケージのひもみたいなタレント」と言い放っており、断絶状態になっている。
- 最初の数回を除いて、たかじん自身早く番組を辞めたかったみたいで、番組に取り組む姿勢があまりに無気力であった。そのため、たかじんの番組としては視聴率低調で、短命に終わった感がある。
- 2007年現在、この番組を最後に関東地区において東京キー局から流れるたかじんのレギュラー番組が無くなった。