蛭子能収
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蛭子 能収(えびす よしかず、1954年10月21日 - )は、熊本県牛深市生まれ、長崎県長崎市に育ち、長崎市立長崎商業高等学校卒業、現在は埼玉県所沢市に在住の漫画家、TVタレント、俳優である。ファザーズコーポレーション所属。身長は昔より伸びて174cmにまでなっていることが、テレビ番組内の健康診断企画で明らかになっている。
目次 |
[編集] 人物紹介
- 本来はデザイナー志望であったが、高校卒業後に看板店に就職。4年半勤務した後に1970年に大阪万博を見に行くという名目で無断で東京へ。ちり紙交換、ダスキンのセールスマンなどの仕事に就いた後、1973年に『パチンコ』(ガロ)で漫画家デビュー。つげ義春に影響された不条理なギャグ漫画を描く。自身の趣味でもあるギャンブルについての4コマ漫画、あるいは内面のダークな世界を描く短編で知られる。
- 推理作家である吉村達也の初期のサラリーマン小説にも挿絵4コマを書いている。
- 1987年から劇団東京乾電池の一員として舞台活動もこなし、近年は特異なキャラクターを活かした芸能活動に比重を移し、多くのバラエティ番組に出演している。腰が低いようでいて厳しい批評をし、ビートたけしの前で「大橋巨泉さんのほうが面白い」と臆することなく発言したこともある。
- 平田オリザから「どの役を務めても絶対に蛭子さんにしか見えない、不思議なコンテキストを持つ俳優」と評される。
- 2003年、映画「諌山節考」で映画監督としてデビュー。なお、この作品はもともと、諌山実生(シンガーソングライター)のプロモーションビデオとして作られたものである。監督第二作目は「歌謡曲だよ、人生は」の「いとしのマックス/マックス・ア・ゴーゴー」(2007年公開予定)。
- 蛯原友里が「エビちゃん」と呼ばれているのに対して、「元祖エビちゃん」と呼ばれていて、実際こちらササキ研究所にて「エビちゃん」というロボットの声優を務めていた。最近ネプチューンをはじめとする若手芸人にはこちらで呼ばれることが多い。エンタの神様で桜塚やっくんのネタでも呼ばれた。
- 後述するギャンブル好きの血もあってか、テレビではクイズ番組に好んで出演する傾向が強い。また、たまに生放送にもかかわらず体をつかった突っ込みに対して本気に逆切れする事がある。(朝までネプリーグSP、スーパーJOCKEYなど)
- 他の出演者が正装で出演する番組もノーネクタイで出演する事が多い。また、私服のままテレビ収録に望むことも少なくない。また昔は明石家さんまに「ちょっとお洒落なホームレス」と言われていた時期がある。
- 生放送(悲しい番組)で最も悲しい場面で笑ってしまい、CMに切り返されたことがある。
- 明石家さんま曰く、「何でもないような事でも、ツボにはまって笑いが抑えきれないらしいんですわ。」「他人の不幸話を聞くと、笑ってしまうんですよ。」と評価。
- きたろうが以前に蛭子と共演した際、「蛭子さんが『きたろうさんが刑事役をやるのがおかしい。』と笑ってばかりでNG連発になり、酷い目に遭った。」(何回かの休憩を挟み、Take30位まで撮り直したらしい)と、語っていた。
- 競馬や競艇の中継にゲスト解説者として招かれる事が多いが、日本テレビ系「踊る!さんま御殿!!」で、梅沢富美男に「あいつ(蛭子のこと)ケチだよね~!」「もう、ああいうのは競艇場とか入れちゃいけないよ。」と言わしめる程、賭け方は「無謀」らしい事が暴露された。
- 無喫煙でお酒も滅多に飲まない。
- 独特な倫理観を持つためか人間性を疑われるエピソードは枚挙にいとまが無く、北野誠やみうらじゅんから恐れられている。
- 知名度が上がり、ファンから声を掛けられる機会が増え「一般の方に迷惑がかかってしまう」との理由で、それ迄西武鉄道の料金不要の電車移動を同社有料特急「レッドアロー号」に切り替えたと、同社広報誌にコメントを寄せていた。
- 出身地である長崎弁のイントネーションで標準語を話す。
- 前夫人との間にもうけた一男一女の父でもあり、旅行番組など家族そろってTVに出演したこともある。不遇の時代を支えてくれた前夫人とはおしどり夫婦としても有名であったが、前夫人は2001年に肺高血圧症で死去。その2年後の2003年4月に「女性自身」の企画のお見合いパーティーで19歳年下の女性と知り合い、3年半に及ぶ交際の末、2007年明けに再婚すると2006年11月に発表した。また愛妻家で有名でこの2人の女性以外と交際した女性はいない。
- 息子はゲーム会社KIDのプログラマー蛭子一郎(本名かペンネームかは不明、1976年-)、新卒1年目でアダルトゲームのセガサターン移植版のメインプログラムを一人で任される。蛭子能収の息子というキャラクター性もあってか、秋葉原での販売イベントに参加したこともある。娘は「希和」の芸名で、杉作J太郎率いる男の墓場プロダクションから女優デビューを果たしている。
[編集] 蛭子とギャンブル
妻と共にラスベガスに旅行してカジノに熱中した事もある程、無類のギャンブル好きで知られる。その為ギャンブルに関するエピソードも多い。
- 競艇の事なら何でも知っている事から「芸能界No.1の競艇通」と言われている(このことから競艇の専門雑誌である「競艇マクール」の表紙を手がけている)。また、蛭子が舟券を買うときに、高額配当の目を手広く何点も広げて買うことから、競艇ファンはそのような買い方を「蛭子買い」と呼ぶようになった。ちなみに、2006年8月には地元・長崎の大村競艇場で、「蛭子能収杯」という一般戦の冠レースが開催され、初日の10~12レースは蛭子自らが番組編成に当たった。競艇選手以外の個人名の冠レースは、この蛭子能収杯が競艇史上初。
- 競艇以外の公営競技では1996年にばんえい競馬のイメージキャラクターを務めていた。
- 1998年11月に、東京都新宿区歌舞伎町の麻雀店で麻雀賭博の現行犯で逮捕、その余波で約4ヶ月間タレントとしての活動が出来なくなる。
- 本人をモチーフとしたパチンコ台「CR蛭子能収」も登場した。
[編集] 作品リスト
- 地獄に堕ちた教師ども
- 馬鹿バンザイ
- 私はバカになりたい
- 明るい映画館
- 黒いギャンブラー
- 私立探偵エビスヨシカズ
- 不条理でポン
- 天使抗争
- マクリ屋ヨッちゃん大予想
[編集] 出演リスト
[編集] 映画
[編集] テレビ
[編集] ドラマ
- 金曜エンタテイメント『おばさんデカシリーズ』(市原悦子の夫役)
- 教師びんびん物語・教師びんびん物語II
- いつも誰かに恋してるッ
- 世にも奇妙な物語「なんなのォ!?」
- 打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?
- 義経
- 佐藤四姉妹
- 花嫁は厄年ッ!
- 東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~
[編集] バラエティ
- クイズ世界はSHOW by ショーバイ!!
- 新装開店!SHOW by ショーバイ!!
- スーパーJOCKEY
- 目撃!ドキュン
- タモリ倶楽部
- 森田一義アワー 笑っていいとも!
- 踊る!さんま御殿!!
- たけし・逸見の平成教育委員会(一時期準レギュラー)
- ゴールデンタイム
- 超次元タイムボンバー
- さんまのナンでもダービー
- ネプリーグ
- クイズ!ヘキサゴン
- 虎の門
- 極楽とんぼのこちらササキ研究所
- アドレな!ガレッジ
- 「ぷっ」すま