なかむらたかし
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なかむら たかし(本名:中村孝、1955年9月12日 - )は、日本のアニメーター、アニメ演出家、漫画家。山梨県出身。
[編集] 略歴
漫画家を志して上京、1971年にタツノコプロに彩色として入社し、後に動画を担当。同社を退社後、アニメルームで原画家として数々の作品に参加。作画監督デビューは「ヤッターマン」。後にフリーに転じている。
建造物・自然物のリアルで緻密な崩壊シーン、ダイナミックなアクションやエフェクトの描写で実力を発揮。その仕事ぶりは後進のアニメーターに多大な影響を与えた。特に岩が砕ける描写が話題となり、「岩石アニメーター」「岩石崩しのなかむらたかし」と呼ばれた。
オムニバス作品「ロボットカーニバル」に参加、この中の1本「ニワトリ男と赤い首」で監督デビューしている。以後、演出家としての活動が増え、アニメーターとしての活動は縮小傾向にある。監督作品に「パルムの樹」などがある。
ザ・モーションコミック(徳間書店)、月刊ベティ(アニドウ)、コミックモーニング・パーティー増刊(講談社)などで漫画を発表していた時期がある。モーションコミックに連載された作品「夢の中へ」は、後に単行本化され現在は絶版となっているが、スタイル社から「TWILIGHT」として事実上復刊された(書き下ろしなど単行本初収録作品も含む)。初期の絵柄は、大友克洋の影響を大きく受けている。
また、月刊コミックラッシュ2006年9月号より、ファンタジー漫画「キングアビス」の連載を開始した。
[編集] 主な作品
- ヤッターマン (1977年) 作画監督・原画
- 黄金戦士ゴールドライタン (1981年) 作画監督・原画
- 幻魔大戦 (1983年) 原画
- 未来警察ウラシマン (1983年) キャラクターデザイン・作画監督・原画・絵コンテ
- 風の谷のナウシカ (1984年) 原画
- 迷宮物語 (1987年) 作画監督
- ロボットカーニバル (1987年) 監督・脚本・キャラクターデザイン・作画
- AKIRA (1988年) 作画監督
- ピーターパンの冒険 (1989年) キャラクターデザイン・場面設定・絵コンテ
- バニパルウィット (1995年) 監督・原作・脚本・キャラクターデザイン・作画監督
- パルムの樹 (2002年) 監督・原作・脚本
- 鉄人28号 (2004年) キャラクターデザイン・絵コンテ
- ファンタジックチルドレン (2004年) 監督・原作・脚本・キャラクターデザイン