ならやま大通り
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ならやま大通り(ならやまおおどおり)とは奈良市道・生駒市道奈良阪南田原線の奈良市内における愛称である。奈良阪南田原線は奈良県奈良市奈良阪町北交差点から生駒市南田原町内に至る全長約12kmの幹線一級市道である。1966年(昭和41年)に一部区間が開通し、1988年(昭和63年)3月に生駒市白庭台地区を最後に全通した。生駒市南田原町は大阪府四條畷市との境にある。
ならやま大通りは奈良市が命名した愛称であるが、沿道では生駒市内も含めてならやま大通りと呼ばれることが多い。愛称がつけられたのは1980年代終わりごろである。愛称がつけられる前は外環状線と呼ばれていた。生駒市では2005年12月1日から生駒市道5号線になっている。
奈良盆地北部の丘陵地を東西に通っており、奈良市内の約3分の2の区間で片側2車線でそれ以外のところでもかなり広めの道路となっている。南北の谷間や稜線を越えて東西に道路が作られたため、急坂を登り切った直後に急な下り坂になるような箇所がいくつか存在する。道路が広い割には見通しがの悪いので通行時は注意を要する。
当道路は1960年代半ばから京阪へのベッドタウンとして開発された奈良市北西部や生駒市北部のニュータウンを結ぶ交通の動脈であり、当道路の開通前後から沿線には住宅地や教育施設が開発されている。さらに1990年代初めごろからは、県道奈良精華線との交叉点周辺(奈良市押熊町)を中心に、住宅地の住民をターゲットとした量販店が多数出店している。
[編集] 接続する道路
- 奈良県道44号奈良加茂線
- 国道168号(南田原バイパス)
- 奈良県道701号中垣内南田原線
- 県道701号とは道続きになっており、この県道を経由すると阪奈道路登山口交叉点に至る。
[編集] 交差する道路
- 国道24号(インターチェンジ形式)
- 奈良県道751号木津平城線(歌姫街道)(インターチェンジ形式)
- 奈良県道52号奈良精華線(大和中央道)
- 奈良阪方面から精華町光台方面への右折は見通しが悪いため、対向の直進車に十分注意する必要がある。
- 奈良市道登美ヶ丘中町線・大渕鹿ノ畑線(やすらぎの道)
- X字を縦に引き伸ばしたような変則的な形状の交差点であり、進路誤変更を起こしやすい。
- 奈良県道7号枚方大和郡山線(峡崖の道・郡南街道)
[編集] 周辺
- 商業施設
- 住宅地